ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

夏休み企画第1弾:トンガリロ・クロッシング後編

2012-01-09 | 西蘭家散歩部
「いよいよ最高峰?」
(トンガリロ山の山頂ではないですが)

と思ったら、うっすらと青空 雲が切れてきました。


さぁ、ここからは下りです

けっこう急に見えて、ちょっとビビる善(14歳)


その時、

エメラルド湖が


すぐに雲がかかってきましたが、

無彩色な山中での唯一の色。鮮やかです


もう後は湖目指してまっしぐら



でも、すっ転んでいる善

砂利交じりの足元が滑ります。


足を横にしてブレーキを掛けながら降りる方法を教えたら、

コツがわかって、余裕の笑顔


辺りには残雪があり、風は冷たいものの、

下るに連れて雲が晴れてきました。


湖がどんどん近づいてきます。

本当にキレイです。


それでも、温(17歳)と夫は見えません

一本道なので後のどこかには、いるはずですが・・・・・


湖に到着

ここで夫たちを待ちながら、ランチにすることに。
私のランチは夫が背負っていたので、善と一緒でよかった~


あちこちからガスが吹き出ていて、辺りは硫黄のにおいがします。

でも水が冷たく、温泉ではありませんでした。


湖が宝石のように見えます。

ここまで来たご褒美ですね。


水草の緑も鮮やか。

こんな色に感激するほど、山中には色、生物の気配がありません。




ここで、や~っと2人が追いつき、みんなでランチになりました。
なんと温が最初の休憩ポイントの後、頭痛がしてふらふらになり、
「目がパチパチする~」
と言い出し、2人で休み休みゆっくりゆっくり登ってきたそう


これって高山病?
1000mちょっとの高さで???
山初心者にはわからないことがいっぱいです。



ここからは10.4km、あと2時間半

がんばろ~


下に服を着て温かくなり、笑顔の善

遅いっちゅーに


温もスマイルながら、夫がずっと付き合って歩いていました。

(けっこう過保護系かも。妻もヨロシクねん


でも、また上り

山は一筋縄ではいきません


再び青空~

気温も上がってきました。


温とピースしている、

ナゾのおじさん


残雪に触ったり・・・・

ボトルに詰めて飲み水を冷やしている人もいました。


けっこうな勾配ですが、

薄っすらと植物が生えています。


雲の下の下界も見えてきました。

やはり色が鮮やかで、生の営みが感じられます。


道が整備されていて、とても歩きやすかったです。

ピース星人、再び現る
(せめて裏ピースにしてっ


雪解けの時期にはここも水が流れるのでしょうか?



あちこちに草が生え始め 短い山の夏の姿なのでしょう。



ここでもガスがあちこちから出ています。



火山を歩いているのを実感。

風向きにより硫黄のにおいもします。


最後の山小屋が見えてきました~

ここは宿泊施設もありました。
どうりで寝袋持参の大荷物で歩いている人がけっこういたわけです。


その後もひたすら下って、

(この辺は砂利道。誰かがここまで砂利を運んだのかと思うとご苦労さま)


だんだん植物の数が増え、高さも高くなってきました。

とうとうフラックス発見
NZらしい見慣れた光景になってきました。


最後は小1時間のブッシュ・ウォーク

せせらぎの清涼感にホッとするほど暑くなっており、夏に逆戻り。


雪解け水なので勢いがあります。

「水って素晴らしい!」
と素直に感動~


とうとう終点~

三々五々寛ぎながら迎えのバスを待つ人たち。




けっきょく6時間半で歩き通し、3万2,000歩でした。散歩部でもワイヘキ島に行ったときは3万歩を歩いたのですが、さすがに山歩きとなると、事情が違いますね。勾配が激しく、岩場、砂利、階段といろいろありました。


ロッジからの迎えのバスは8時間後だったので、1時間半の待ち時間。
1本前のバスは満席で乗れず、ゆっくり1時間ほどヨガをしながら筋肉をほぐして待ちました。ゴロゴロその辺に寝ている人多数(含む:夫&温)


西蘭家散歩部の初合宿&初登山はこうして無事終了しました。
家族全員、それぞれ楽しむことができ、いい思い出になりました。
善が意外にタフだったのと、ふらふらになった温が、
「大学ではワンゲル部に入ろうかな?」
と言い出したのには、ビックリ~



まぁ、好きなことしてちょ


私たち夫婦は再訪決定
善は、
「40歳ぐらいになったらもう1回来る。」
と頑なに「人生で2回と決めていました。(なんでぇ~


天気がいいときだったら、ぜひトンガリロ登頂もしてみたいです。
まずは2012年も、毎週の散歩部で地道に歩いていきましょう
(つづく)

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