カウリ・パークを後にして、ドライブが続きます。
この日の天気予報は大雨だったのですが、天気はなんとかもちました。
ほとんどをブッシュ・ウォークで過すので、雨が降らないのは助かります。
こんな長閑な眺めも、カウリの森を一掃して初めてできたものだと思うと、
複雑です。
(森のように見えるのは植樹林です)
あり得ないこととはいえ、ノースランドが今でもカウリの森だったら、
どうなっていたのでしょう
次の目的は、
現存するNZ最大のカウリ「タネ・マフタ」でした。
「森の主」と崇められる世界屈指の木です。
樹齢2000年と言われています。
圧倒的な大きさには「神」を感じました。
木というものを超えた特別な存在に思え、ただただ見上げ崇めるばかり。
どんなに褒め称えても、追いつかないほどの存在感でした。
この近さ、この大きさでは写真に納まりようがありません。
これはもう目に焼きつけ、心に刻みこむしかないのでしょう。
前に立つ人との対比が、おわかりでしょうか?
タネの幹はカウリの森で見た木とは全く違うキルティングのような模様で、
(シャネルのバッグを思い出してしまったほど)
しかも、白いのです。
その白さがまた神聖な感じで、サムシング・グレートな感じがしました。
よくあるカウリの樹皮の模様
上部の枝もひときわ大振りで、空に向かって伸びていました。
1つの生態環境を感じる樹上の世界。
周りにいる誰彼ともなく、つい声を掛け合ってしまうほどの感動で、
お互いタネをバックに写真を取り合ったり、賞賛しあったりしました。
ワールドカップの影響かフランス人やイギリス人など外国人ばかりでした。
マオリの神話によれば、タネは空の父ランギヌイと大地の母パパトゥアヌクの息子として生を受けた後、両親を引き離し、彼らから自由になることで、生命が息づくための光・場所・空気、つまり空と大地の間をもたらしたのだそうです。生きとし生けるものは全てタネの子だそうです
高さ:51.5m
幹の部分の高さ:17.7m
幹の太さ:13.8m
(ということは直径4.4m計算)
たくさんのカウリに出会った後に、こんな古(いにしえ)の写真を見ると、
胸が重くなります。
重労働に耐えた当時の入植者にとり、それが生活の糧だったとはいえ、
巨木を切り倒し、取り尽くしたことを忘れてはならないと思いました。
その売買で巨万の富を築いた人々がいたことも・・・・・
マオリはタネを「神木」として崇めるだけでなく、カウリなど原生の巨木をとても神聖視し、生きていくための利用は最小限にとどめていたようです。
切り倒すなど、技術もなければ発想さえなかったのでしょう。
そんなマオリは、目の前で切り倒され、分割され、あらゆる手段で、
運び出されていくカウリをどんな思いで見つめていたのでしょう?
(運送手段は水牛や馬、その後、手漕ぎのトロッコ、蒸気機関車、トラクターと時代とともに変わり、川に大仕掛けの簡易ダムを作り、ダムを決壊させては下流へ下流へ運ぶ方法など驚くべき方法があったようです)
これからも何度も何度も訪れる場所になりそうです。
この日の天気予報は大雨だったのですが、天気はなんとかもちました。
ほとんどをブッシュ・ウォークで過すので、雨が降らないのは助かります。
こんな長閑な眺めも、カウリの森を一掃して初めてできたものだと思うと、
複雑です。
(森のように見えるのは植樹林です)
あり得ないこととはいえ、ノースランドが今でもカウリの森だったら、
どうなっていたのでしょう
次の目的は、
現存するNZ最大のカウリ「タネ・マフタ」でした。
「森の主」と崇められる世界屈指の木です。
樹齢2000年と言われています。
圧倒的な大きさには「神」を感じました。
木というものを超えた特別な存在に思え、ただただ見上げ崇めるばかり。
どんなに褒め称えても、追いつかないほどの存在感でした。
この近さ、この大きさでは写真に納まりようがありません。
これはもう目に焼きつけ、心に刻みこむしかないのでしょう。
前に立つ人との対比が、おわかりでしょうか?
タネの幹はカウリの森で見た木とは全く違うキルティングのような模様で、
(シャネルのバッグを思い出してしまったほど)
しかも、白いのです。
その白さがまた神聖な感じで、サムシング・グレートな感じがしました。
よくあるカウリの樹皮の模様
上部の枝もひときわ大振りで、空に向かって伸びていました。
1つの生態環境を感じる樹上の世界。
周りにいる誰彼ともなく、つい声を掛け合ってしまうほどの感動で、
お互いタネをバックに写真を取り合ったり、賞賛しあったりしました。
ワールドカップの影響かフランス人やイギリス人など外国人ばかりでした。
マオリの神話によれば、タネは空の父ランギヌイと大地の母パパトゥアヌクの息子として生を受けた後、両親を引き離し、彼らから自由になることで、生命が息づくための光・場所・空気、つまり空と大地の間をもたらしたのだそうです。生きとし生けるものは全てタネの子だそうです
高さ:51.5m
幹の部分の高さ:17.7m
幹の太さ:13.8m
(ということは直径4.4m計算)
たくさんのカウリに出会った後に、こんな古(いにしえ)の写真を見ると、
胸が重くなります。
重労働に耐えた当時の入植者にとり、それが生活の糧だったとはいえ、
巨木を切り倒し、取り尽くしたことを忘れてはならないと思いました。
その売買で巨万の富を築いた人々がいたことも・・・・・
マオリはタネを「神木」として崇めるだけでなく、カウリなど原生の巨木をとても神聖視し、生きていくための利用は最小限にとどめていたようです。
切り倒すなど、技術もなければ発想さえなかったのでしょう。
そんなマオリは、目の前で切り倒され、分割され、あらゆる手段で、
運び出されていくカウリをどんな思いで見つめていたのでしょう?
(運送手段は水牛や馬、その後、手漕ぎのトロッコ、蒸気機関車、トラクターと時代とともに変わり、川に大仕掛けの簡易ダムを作り、ダムを決壊させては下流へ下流へ運ぶ方法など驚くべき方法があったようです)
これからも何度も何度も訪れる場所になりそうです。