ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

転んだときこそ「わらしべ長者」

2009-06-22 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
今朝、いつものようにジョギングに出て走り慣れたコースを行くと、
2kmほど行ったところで、段差に躓いて転んでしまいました。

両掌をかなりこすったものの不思議と血が出ず、左手の甲は何ヶ所か出血しましたが、たいしたケガではありません。打った左肩と左膝も打撲と擦りむきだけでした。

アイタタタタ・・・・
とはなったものの、冷静に考えればどうということもありません。
引き返す理由もなくそのまま走り始めました。

幸い太陽が雲に隠れて陽射しが和らぎ、爽やかです。
「走るのにもってこいの天気、帰ったらもったいない。」
とトコトコトコトコ。掌がヒリヒリしますがドンマイ、ドンマイ。

7 kmほど走り、家まであと2kmというところで折り返してみました。
前回1 kmほど逆戻りして別のルートで帰り、いつもの9kmではなく10km走ってみたらなかなかよかったので、そうするつもりでした。

爽やかな陽気に誘われ、1 km戻ったところで別ルートに入らず、そのまま通り過ぎました。そこで曲がらないと、これまで走った全行程を戻らない限り家には帰れません。

けっきょく、全部を戻ることにし、6kmかけて帰りました。
思いがけず13kmを走ってしまったわけです。時間にしたら1時間半近くかかったのではないでしょうか。夫に、
「えらい遅かったね。」
と言われました。

(街路樹や庭の木々を見るのも楽しいコース→)


日頃から何かアンラッキーな状況に直面すると、
「これはチャンスかも!」
と思ってしまう、世間一般で言えばへそ曲がりな方です。

わらしべ長者も転んだときにわらをつかまなければ、その後の物々交換で長者と言われるまでになることなく、終わったことでしょう。
逆に転びでもしなければ、わらをつかむことなどなかったはずです。転んだことはアンラッキーではなく、チャンスだったのです。

あくまでもそこから得るものがあれば、ですが。
それは当事者次第でしょう。

転んだことばかりに目が行き、
「恥ずかしい思いをした」
「ケガをしてしまった」
「まったくついてない」
とアンラッキーを深掘りするならチャンスどころじゃないですよね。

今日は文字通りすっ転び、わら1本拾いませんでしたが(笑)、その中で垣間見た自分の「平常心」が拾いものだったように思います。
「大丈夫。たいしたことはない。ここで帰る理由はない。」
そう判断した瞬間、足は前に出ていました。その結果が今まで1度も走ったことがない13キロ走なら、上々です。


(高台に出ると気分も爽快。緑が途切れたところは海です)


今月はやっぱり、「がんばれる6月」なのかな?