ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

黄金色の朝

2007-02-19 | 移住生活
目覚まし時計が鳴る6時半の5分前にネコに起こされました。
とてももう一眠りというわけにはいかないので、そのまま起床。
眠りが浅くなっていたタイミングだったのか、とても気持ちのいい寝覚め。特に今日は起きるのが辛い月曜日。ネコに感謝です。

お弁当を作っていると、
「すごいぞ、向こう側が光ってる!」
と夫が言いに来ました。サンデッキから外を見ると、確かに北側(北半球で言えば南側)のすべてが、緑の丘からシティーのビル群までが朝日を受けて黄金のように輝いています。


本当に美しい眺めでした。カメラを持ち出し数枚写真を。


温(13歳)も、
「ママ、外がゴールドに見える。」
と言って起きてきました。
(シティーのコンテナヤードのリフトも金細工のように輝いて↑)
彼の部屋が一番眺めがいいので、カーテンを開けて驚いたのでしょう。旧暦正月を重んじる私たちにとっては2007年の2日目の朝をこんな風に迎えられるとは嬉しい限り。

やや遅れて起きてきた善(9歳)は、
「どうしたの?何がゴールドなの?」
と寝ぼけ眼で会話に入ってきましたが、
「ダメだ。もうブラウンになってる。」(ブラウン*▽*?)
と温が言い、最高に黄金色だったタイミングは逸してしまいましたが、そのうち機会もあることでしょう。

日中はツクツクボウシの「オーシーツツクツク、オーシーツツクツク」という叫ぶような声と、カツカツカツカツと下半身を木に打ち付ける自虐的なまでに壮絶な、去り行く夏を惜しむ音で溢れています。

北半球で暮らしていた時は旧暦正月を境に一気に春めくことを何度も経験しました。その後は三寒四温で寒さが戻ることもありますが、年賀状に「新春」とか「迎春」と書く意味をしみじみと実感したものです。ここ南半球ではこれを境に秋めいてくるのでしょう。

「ツクツクボウシのことはどこかで書いたな~」
と思って検索してみると、ちょうど2年前のメルマガ「Listen carefully-耳を澄まして」の「マヨネーズ」にも書いていました。この話も香港時代からの友だちと中国正月を祝った直後に書いたものでした。

巡る季節の妙ですね!
これからしばし、夏の終わりを楽しみます。
(庭のネギにもセミの抜け殻が→
地上せいぜい25cm。こんな低いところで変身´m` 高く登るのが面倒くさかったんでしょうか?)