神との距離を縮めよう

「この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、わたしから遠く離れている。」（マルコ7:6、イザヤ29:13）

　戦争について特別に思いを巡らす8月、その第一の日に、上記の聖句が示されました。
　「わたし」とは神のことです。イエスは紀元前に書かれた旧約聖書のイザヤ書を引用しながら、紀元1世紀の人々の心もまた神から離れていることを指摘しました。そして20世紀には核兵器が開発されて使用され、その後も保有国が増え続けていることを考えるなら、この状況は現代も変わっていないと言わざるを得ません。つまり人々の多くは昔も今も神から心が離れているということです。
　核兵器の廃絶を進めるには、離れてしまった神との距離を縮めることが、どうしても必要です。そのための第一歩としてヨハネの福音書を一から学び直していただき、初めから終わりまでのすべての時代にいる御子イエスと出会っていただきたいと思います。そうしてヨハネの福音書に描かれている「永遠」に目覚めるなら、神との距離がこれまでよりも格段に縮まったと感じることができるでしょう。