仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

オーシャンズ11

2017年03月24日 | ムービー
『オーシャンズ11(原題Ocean's Eleven)』(2001年/スティーブン・ソダーバーグ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「窃盗罪で4年間服役していたノース・ジャージー刑務所から仮出所したダニエル・オーシャン(ダニー/ジョージ・クルーニー)は、規則を無視し、ニュージャージー州から出て、ネバダ州ラスベガスへと向かった。かつての仲間ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)と合流し、服役中に企てた現金強奪計画の実行を模索するダニー。そのターゲットは、冷酷非道なテリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)が経営する3つの巨大カジノ"ベラージオ"、"ミラージュ"、"MGMグランド"の売上金計1億6,000万ドルだった。ダニーら11人は、ミサイル基地並の強固なセキュリティシステムで守られた大金に挑むのだったが・・・」という内容。
ニュージャージー州にもアトランティックシティというアメリカ東海岸最大のカジノの街がある。
ダニーは一度立ち寄ったものの、それは単にフランク・キャットン(バーニー・マック)をピックアップするためだけが目的だった。
やはり、ラスベガスともなると扱う金の規模が大違いなのだろう。
というのも、ネバダ賭博委員会が定めた「カジノはチップ分の現金を常備していなければならい」というルールがあるとのことで、さらに、彼等の実行日にはボクシングの試合も予定されていることから、1億6,000万ドルは堅いという目論見のようだった。
そして、ダニーには、ベネディクトに奪われた妻テス(ジュリア・ロバーツ)の奪還というもう一つの目的もあったのだが、これは相手の気持ちもあるのだから、バッグに入った現金とは違って強引に奪い取るということはできない。
「彼は君を笑わせる?」
「泣かせたりしないわ」
といったような大人の会話もあったりして、サイドストーリーも面白い。
(^_^)
マット・デイモン演じる若手のライナス・コールドウェルが仲間の足を引っ張って、すんなりとは計画が進まなかったりするのは予想ができる所ではあるのだが、それはそれで楽しく見られる部分だ。
「勝つのは親だ。結局はカジノが巻き上げる。勝つには、良い手が来た時、一発勝負に出るしかない」というダニーの台詞にも妙に説得力があって、面白い作品だった。

Mr.3000

2009年10月22日 | ムービー
『Mr.3000』(2004年/チャールズ・ストーン3世監督/アメリカ)を見た。
物語は、「万年Bクラスのミルウォーキー・ブリュワーズに、"Mr.3000"ことスタン・ロス(バーニー・マック)が9年ぶりに現役復帰してきた。記録員のミスから安打数が3000本に3本足りなかったことが発覚し、スポーツ記者との折り合いが悪いながらも目前に迫っていた野球殿堂入りの名誉が、風前の灯火となったからだった。そんないきさつから、永久欠番になったばかりの背番号"21"のユニフォームに再び袖を通すことになった47歳のロスだったが・・・」という内容。
野球殿堂入りは、メジャーリーグ担当記者の投票によって決定するらしいが、引退後すでに充分な時間が経過しているのに、未だ殿堂入りを果たしていない選手というのは(ピート・ローズ以外)実際に存在するのだろうか。
そして、おそらく日本のプロ野球でもアメリカの制度を真似て、似たようなことをしている筈なので、日本の話も気になるところだ。
(^o^)
何ともふてぶてしいロスだが、親友の「お前はお前でいいんだよ。良いと思ったことをやれ」という(たぶんそんな感じの)助言に「それって誉め言葉だよな?」と確認するほど、随分落ち込んでいる時があるかと思いきや、報道陣に「チームメイトの福田のように日本語で言うと、"Omaeraha,saiteida!!"」と大胆に言いのけたり、感情は何とも不安定だ。
しかし、人間なんて47歳になろうとも、そんなものだろう。
"不惑"だなんて、そう簡単にはいかないさ。
そういう意味では、1人の人間の"強さ"と"弱さ"がきちんと描かれている作品だ。
(^_^)
ちなみに、"Omaeraha,saiteida!!"は、"You guys are world class pricks!!"との字幕になっていた。
"world class"とは、さすがメジャーリーグを題材にしているだけのことはある。
(^。^)