仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ピクセル

2016年09月21日 | 映画サークル
ましけ映画サークル9月例会は、小○企画『ピクセル(原題Pixels)』(2015年/クリス・コロンバス監督/アメリカ)だった。
物語は、「1982年。サム・ブレナー(アダム・サンドラー)は、幼馴染のウィル・クーパー(ケヴィン・ジェームズ)に誘われて出場したアーケードゲーム世界大会の決勝戦"ドンキーコング"で、"ファイアブラスター"と名乗るエディ・プラント(ピーター・ディンクレイジ)に敗れた。NASAはそれらのビデオゲームを収録した映像を、宇宙のどこかに存在するだろう地球外生命体に向けた衛星に乗せて発射した。友好を目的とした映像のつもりだったが、ビデオゲームを見た異星人が、それを地球からの"果たし状"だと誤解し、映像のゲームキャラクターを兵器として再現。2015年、地球に侵攻してきた。最初に攻撃されたアメリカ軍のグアム基地が見たこともない攻撃によって壊滅し・・・」という内容。
ゲームキャラクターを模している宇宙人の兵器は、あらゆる物質をサイコロ状のブロック(ピクセル)にバラバラに分解していくのだが、それはもちろん人間も例外ではない。
何もかもキラキラ光りながら分解されていくその様子はとても綺麗で、ゾンビが次々に撃たれていく作品とは大違いだ。
(^_^)
作品全編にわたってVFXが使用されているようで、何が実体で何がCGなのか判別ができないほどだったが、さすがにゲームキャラクターは、1980年代のゲームを感じさせるためか意識的に荒い映像で表現されていた。
ブレナー同様かつてのアーケードゲームオタクで、自称"ワンダーボーイ"、ラドロー・レイモンソフ(ジョシュ・ギャッド)はなかなか面白いキャラクターだった。
病的ともいえる陰謀論者のために周囲からは変人扱いされていたものの、誰よりも先に"ヴォルーラ星人"からの果たし状に気づき、"アーケーダーズ"の一員になる。
憧れの"ドージョークエスト"(架空のゲーム)のヒロイン、レディ・リサ(アシュレイ・ベンソン)に会えたし、この大事件に遭遇した人達の中で一番良い思いをしたのではないだろうか。
(^。^)
また、アメリカのファーストレディ、ジェーン・クーパーを演じたジェーン・クラコウスキーは『アリー my Love(原題Ally McBeal)』(1997~2002年)でエレイン・バッセル役だった女優さんだが、当時とあまり変わってないような気もして、何だか懐かしく思ったのだった。