ましけ映画サークル10月例会は、仁左衛門企画『獣たちの熱い眠り』(1981年/村川透監督)だった。
物語は、「日本プロテニス界の花形プレーヤー三村浩司(三浦友和)は、親友の中田明夫(宮内洋)が新設したテニスクラブのコート開きに招かれ、長崎にいた。その夜、何軒か飲み歩き、中田が贔屓にしている鳥飼陽子(宇佐美恵子)のクラブ・トパーズでは泥酔。ベッドで気がつくと、そこはトパーズのホステス、ジューン(ダーレン)の部屋だったようで、三村はジューンと夜を明かした。東京の自宅へ戻ると、同居している妹の真紀(なつきれい)が、訪ねてきた岸井節男(石橋蓮司)という男が図々しく上がり込んで帰りを待っていると怒っている。その面識のない突然の来訪者の話は、"三村とジューンの情事の写真を3,000万円で買い取ってください"とのことだった。翌日、指定された場所に行った三村は、岸井の腕を折るなどぶちのめし、100万円の小切手を置いて帰ってきたのだが・・・」という内容。
いわゆる"ハニートラップ"に引っ掛かってしまった男の話なのだが、三村はとことん抵抗を続け、要求された3,000万円を支払わなかったものだから、翌週には早速、週刊誌に強姦のスクープ記事として掲載されてしまう。
次に、残りの2,900万円を支払うことで、「名誉毀損で記者会見を開いてくれれば、ダーレンを警察に出頭させて強姦の報道が虚偽であることを告白させ、この件に幕を引く」という取引条件を持ち掛けられるものの、三村はそれも拒否して、恐喝犯人の黒幕を見つけ出し自ら事件を解決しようとするのだが、割りを食うのが仕事仲間の白木(峰岸徹)であったり、組織の窓口になっている岸井だったりする。
三村と会うたびに痛め付けられる岸井は、クルマにはねられもするのだが、警察に訴えることはできないし、組織は三村に対して治療費を上乗せすることもない。
まったくのやられ損だ。
(^_^;)
そして、妹の真紀。
かつてあこがれていた清水孝子(風吹ジュン)には陥れられるし、兄の意地とか無謀な正義感の犠牲者になってしまう彼女が一番可哀想だった。
阿藤海(鈴木役)、安岡力也(桜井役)、中尾彬(丸山刑事役)、成田三樹夫(野々山役)といった、いかにも悪顔のメイクが似合う俳優さん達がたくさん出演していて、なかなかにハードボイルドタッチの面白い作品だった。
(^_^)
物語は、「日本プロテニス界の花形プレーヤー三村浩司(三浦友和)は、親友の中田明夫(宮内洋)が新設したテニスクラブのコート開きに招かれ、長崎にいた。その夜、何軒か飲み歩き、中田が贔屓にしている鳥飼陽子(宇佐美恵子)のクラブ・トパーズでは泥酔。ベッドで気がつくと、そこはトパーズのホステス、ジューン(ダーレン)の部屋だったようで、三村はジューンと夜を明かした。東京の自宅へ戻ると、同居している妹の真紀(なつきれい)が、訪ねてきた岸井節男(石橋蓮司)という男が図々しく上がり込んで帰りを待っていると怒っている。その面識のない突然の来訪者の話は、"三村とジューンの情事の写真を3,000万円で買い取ってください"とのことだった。翌日、指定された場所に行った三村は、岸井の腕を折るなどぶちのめし、100万円の小切手を置いて帰ってきたのだが・・・」という内容。
いわゆる"ハニートラップ"に引っ掛かってしまった男の話なのだが、三村はとことん抵抗を続け、要求された3,000万円を支払わなかったものだから、翌週には早速、週刊誌に強姦のスクープ記事として掲載されてしまう。
次に、残りの2,900万円を支払うことで、「名誉毀損で記者会見を開いてくれれば、ダーレンを警察に出頭させて強姦の報道が虚偽であることを告白させ、この件に幕を引く」という取引条件を持ち掛けられるものの、三村はそれも拒否して、恐喝犯人の黒幕を見つけ出し自ら事件を解決しようとするのだが、割りを食うのが仕事仲間の白木(峰岸徹)であったり、組織の窓口になっている岸井だったりする。
三村と会うたびに痛め付けられる岸井は、クルマにはねられもするのだが、警察に訴えることはできないし、組織は三村に対して治療費を上乗せすることもない。
まったくのやられ損だ。
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そして、妹の真紀。
かつてあこがれていた清水孝子(風吹ジュン)には陥れられるし、兄の意地とか無謀な正義感の犠牲者になってしまう彼女が一番可哀想だった。
阿藤海(鈴木役)、安岡力也(桜井役)、中尾彬(丸山刑事役)、成田三樹夫(野々山役)といった、いかにも悪顔のメイクが似合う俳優さん達がたくさん出演していて、なかなかにハードボイルドタッチの面白い作品だった。
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