七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

9月のみかん畑

2006年09月27日 | 無農薬みかん栽培
私は、いつも、菜園やハーブ畑で草取りばかりしている。
だから、我家の前を通る人は、声を掛けていく。
「草がようとれら~~」「草は休みなしじゃけんね」

台風13号は、かろうじて大三島を避けてくれたものの、
強風でみかんが枝などにこすれて風傷が随分できた。
「台風13号の影響の風傷により、潰瘍病が発生しやすくなっています。
○○の薬を撒いてください」という農協の放送が聞こえてきた。

さあ~我家は薬を撒かないから、ちゃんとみかん畑の草刈をしなくては。
そして、病気や害虫などで汚いみかんをちぎる摘果作業をしなくては。
9月が仕上げ摘果である。

みかん畑には、ルコウソウ、ツユクサ、朝顔、待つ宵草など、
可愛くてきれいな花もいっぱい咲いている。
でも、これが油断していると、みかんの木に登りつき、
みかんの実を覆ってしまい、病気の源になる。


9月中旬のみかんの様子 
これから実が太り、病気にもならず、順調に育ってくれるといいけれど。


汚すぎるみかん小さすぎるみかんをちぎる。
みかんの摘果はすごく迷う。
今年は裏作だし、摘果しすぎると実が大きくなって味ボケするし・・


小さくて、汚い伊予柑やはっさくは、思い切ってちぎる。
伊予柑や八朔は、沢山実をならすと、大きくならないので、いっぱい摘果した。



草刈の終わった伊予柑畑の様子


草刈が終わり、きれいになったみかん畑を見て、
黄色いおいしそうなみかんがなる様子を思い浮かべた。
そして、いのししのことも思い出した。
最近大三島では、去年の山火事で山から逃げてきたいのししが
農作物を荒らしている。
みかん畑でも、実だけでなく、夏にもみかんの木の根を掘って
蝉の幼虫を食べるらしい。
我家も、去年は、下に垂れ下がっているみかんをいのししに食べられた。
農薬を撒いていないので、いのししの好きなセミの幼虫や
その他の虫もいっぱい土の中で育っているであろう。

 「いのしし、大丈夫かな。うちのみかん畑は山に近いし。
   ○ちゃんとこは、いのししが何回も、根を掘ってみかんの木が枯れたから、
   放棄するんやて」

「うちの畑は雑草の根が張っているから掘り難くくて、
   いのししもあきらめるやろ。下枝は病気になり易いから、
   全部剪定や摘果したし、上の高い所の実まではいのししには届かへんやろ」
 夫のお気楽な推察によると、
   除草剤を撒いて雑草の生えていない土だけの方が、
   いのししにはとっては、掘り易いそうである。

 しかし、いのししは、どんどん増え続け、おまけにすごく賢いらしい。
   噂によると、母親いのししが、後ろ足で立ち上がり、
   前足で高い所のみかんの枝を折り、子供いのししに、
   みかんを食べさせてやるらしい。
 
  2年前、みかんの木に接木したレモンの枝が伸び
   レモンの実をつけていた。
   右は、みかんの枝なのでみかんの実をつけている。


 摘果したみかんや伊予柑や八朔を持ち帰り、みかん風呂にした。
  摘果みかんのみかん風呂や、果汁はアレルギーに効くらしい。

 摘果みかんや伊予柑の果汁を、当分は酢の代わりにいっぱい使おう。

コメント (2)
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