七曜工房みかん島

瀬戸内海の
しまなみ海道の大三島で
自力建設の家に住み
無農薬みかんを作り
木工をして
自給自足を目指して

おいしいみかんを作る

2009年12月12日 | みかん園主からの一言ニ言三言

無農薬みかんの宅配を始めた7年前頃と比べると、
果皮のきれいなみかんを、お届けできるようになったのではないでしょうか。
毎冬、七曜工房のみかんをご注文し続けてくださったお客様がご存知では。

みかん宅配の季節、我々はよく喧嘩をします。
夫の、みかん選別のこだわりが、原因のひとつになります。

「キレイヤン。そのみかん。なんで、ハネるの?商品のみかんがなくなるよ」
「きれいでも、未熟やからまずい。おいしくなかったらアカン」

「小さいみかんって、美味しいで。入れたら喜ばはるよ」
「小さすぎるやろ。基準は、5,5以上や」

「商品にならないみかんをちぎるな。又捨てに行くのが手間なんやから」
「みかんワインにするから、残しておいて」

外観よりも、味重視の選別、なおかつ、やっぱりきれいなみかん
そうすると、昔は、ハネみかんが3~4割 と言う時もありました。
しかし、今は、だんだん減ってきています。

無農薬でも、きれいな、そしてなによりも美味しいみかんをお届けしたい

という、夫の自負&こだわりです。

今年は、みかんは表年の豊作です。
ちぎっては発送して、とみかん農家の稼ぎ年!
販売促進のブログを書くようにと、夫に依頼したら。。。。

「読んでいただけそうもない」、こんな論文になりました。

みかん園主からの一言二言三言

「美味しいみかんを作る」 

島ではほぼ毎日のように、乾燥注意報が有線放送されている。
真夏では1か月以上も雨が降らないことがよくある。
この瀬戸内の少雨がみかんの味をよくするようだ。
愛媛県でも特に瀬戸内のみかんはおいしいとされている。

またどの果物でもそうだが、樹上で完熟させたものが最高においしい。
流通の関係や外観が損なわれることから、一般的には完熟前に収穫されて販売される。
そのため、完熟物が食べられるのは、生産者の特権であるとはよく言われる。

みかん生産の最適地である愛媛県産であることを最大の強みとして、
樹上完熟と農薬・化学肥料を使わない安全なみかんであること

を売り文句にしてみかん宅配を続けている
 
巷では、販売戦略上、有機栽培やエコ栽培と言った農薬からの安全性を重視した
農産物が差別化して並べられている。

しかし、残念ながら安全性志向だけでは、消費者は手を伸ばしてはくれない。
何よりも先ず おいしいことが一番でなければならない。
 
今のところ農薬・化学肥料を使わない栽培方法が、自然条件に適っているのか、
結果的に味の濃いみかんを生み出してくれるようで、お客様には満足をいただいている。




除草剤を使わず、山林鎌で、月1回草を刈る。




化学肥料は使わず、有機質肥料を使う。
 
しかし、おいしいみかんを作り続けて、毎年お客様から注文をいただくというのは、
なかなかしんどいことだ。

特に宅配では、お客様の声が直接はね返ってくるから、
気が許せない。

いくらみかん栽培の適地であるからと言っても、
やはりみかんの味がその年の天候に左右されるのは否めないし、
樹ごと実ごとに味のバラつきもある。

なんとかおいしいみかんを送り出したくて


糖度計で測りながら、味が判らなくなるほど、自分の舌で確かめながら、
おいしくなったものから、順番に収穫していく。




木に登って、完熟したみかんだけを選びながらの収穫

みかんは、厚い皮のお陰で、農薬を使っても使わなくても、中の実の味に変わりはない。
農薬を使えば、皮が美しくなる。見た目が美しいほど、おいしそうに見える。

品質に等級がつけられるが、それは外観の美しさや大きさからだ。
今は、センサーで糖度を測定するものもあるが、昔は外観だけで品質を判断していたようだ。
そのためか、みかんの外観は、キレイで大きくなったが、それに反して味はおちてしまって、
消費者のみかん離れがはじまったらしい。
 
本当においしいみかんを求める人は、外観は全く気にならない とは言ってくれるが、
作り手としては、どうしても気になる。

というのも、

適地のみかんは、農薬を使わなくても、剪定や草刈りなどの管理の仕方で、
果皮の美しさは充分に守れるからだ

陽当りや特に風通しを良くすることで、たいていの病虫害は極力防ぐことができる。


陽当たりと風通しをよくする為、防風垣のスギを伐採する。

農薬を使わないからと言って、果皮が汚れたみかんで良いとは思わない。
放棄園地のみかんとは違い、よく手入れされた園地のみかんは、果皮も美しい。


8月春見の摘果作業 実の成らし過ぎを防ぐと同時に傷のある実もちぎる。


そのため、摘みとってきたみかんは、選別して、
未熟なものや鳥につつかれたものは当然ハネるとしても、
果皮の汚れたものもハネる。

手にかけて育てきた証拠を見せたいし
なによりも、皮も食べて欲しいから

もぎたてみかんの張りのある皮は、食材として使いたくなるほど、美味しそう
香りがあって、色もきれいで、栄養もあって、ほんのりと甘い
 

そうして、おいしくて、美しいと自分が信じたみかんを箱に詰めて、
お客様に送る。

「今年も甘くておいしかったよ」という言葉を期待して。




みかんの摘果作業の様子はこちらをどうぞ。

草刈りの様子はこちらをどうぞ



無農薬みかん宅配お申し込み、受付中です。


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