七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

築100年の廃屋解体物語

2006年07月16日 | 『一人で建てる木組みの家』
築100年の廃屋を解体する時に起こった、”事件 ”のお話です。

今から、3年前 2003年8月 暑い夏のことです。

「さあー、解体を始めるか」


まず、難関のブロック小屋から解体開始かな。
絡み付いたツルを取っていくと、意外や、立派なブロックのガレージまで出現
道具もないので、ハンマーで、力任せに、叩き壊していく


ブロック小屋もブロックガレージも解体 つまり、叩き壊しが無事終了


「さあ!瓦を下ろそうか、土壁を壊そうか」悩むところです。
どっちにしようかな??????本やネットで調べたけれど、いろいろ。
う~ん、屋根に上るの怖いし、よし、土壁から壊そう
隙隙の壁だから、くわでやってしまえ


土壁壊し完了! 「おっ、家の骨組だけが残った。」
さあ~~次は、瓦を下ろそう


「おと~~さあ~~ん」
  
 「何の用事?」
と、とりあえず、骨組みだけの廃屋から、出て、妻の呼ぶ方へ、行く。
 
ギーーシ
 

ふと、後ろを振り向けば、傾きつつある柱?屋根?あるいは、家全体

ドーーン バア~~ン ガッシャン  




つまり、解体中の家が、勝手に 倒壊したのです。
 妻が呼ばなければ、今頃は、この下敷きに 




「とにかく、よかった。もしかしたら、死んでたかも」
「う~~ん、まあっ、瓦を下ろす手間が省けたか」

しばし悄然として、肩を落として、立ち直ろうとする。

犬のハナも、一応、そばで、ウロウロ

さあ!跡片付け、跡片付け


そして、3年後、2006年7月末現在

築100年の廃屋倒壊跡地に、、

一人で建てる木組みの家”を建築中です。

銀色に輝くトタン屋根がその家です。



残るは、外壁貼り、建具作り、床、内壁、電気設備、給排水設備、など、
 み~~んな、たった一人で、やっていきます。
 そして、最後は家具作り。
 いつになるか、解りませんが、建築進行状況をブログで、お知らせしますので、 時々見てください。
コメント (2)
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