道祖神に奉納しました

2018年01月24日 | 季節のこと
大寒に入って、この時期が一番寒いのは昔からのこと。寒中休みなるものがあったのは私の子供時代。本当に寒いのは2月15日までと、例年指折り数えるのもこの時期のこと。

 さいわい雪もたいしたことなく、ホッとしている。

 雪に慣れていない関東圏の皆様は大変でしたね。雪かきも持っておられないから・・・・・ね。


 古い着物、私の兄弟が子供の時着た着物を発見してしまったから、それをほどいて洗ってをしている。

 自分のだけにしておこうと思っていたけれど、ついみんなの物にも手を広げた。兄と弟の分はなんたって色目が地味だから、何か作るという発想がうまれてこない。

 ほとんどが綿入れだから、あらためて真綿の使われ方を学習してしまった。私がこれを作ることは絶対ないだろうけれど。

 メリンス地の物が多かったけれど、絹地の1枚は手を通した様子がなかった。

 たぶん日常着が着物だった時代から、洋服になっていった時期の物なのだろう。

 よそいき用に作ったけれど、着せる機会がなかったということなのかなと、当時を思い出してしまう。

 母の縫った物にハサミを入れるというのは、ハードルが高い。

 でもいずれは処分されてしまうものだから・・・・・と決断をしたのだった。

 表地よりも裏地がいい、裏地には絹が使われている、虫食いもなく色あせも少ない。結び紐の絹もうれしい。

 赤系、水色系、緑系と分けて洗う。その頃の物は色落ちするからである。

 アイロンを掛け、裏芯を貼る。

 さて・・・これを何にするか。


 それで道祖神に奉納する飾りを作ることにした。

 あえて、これらの古布を使うことにして、今まで奉納されていた古い品を参考にさせてもらった。

 「さるぼぼ」をメインにして、1つの飾りに20ばかりのパーツを作り、それをお宮の左右に飾り付けるべく2組作った。

 チクチクと縫っている時が楽しい。キッチンに道具を置き、細切れの時間を使って縫い上げた。

 道祖神は子供たちのお祭りだし、お当番の保護者は1年で替わっていく。かつては正月の道祖神は、甘茶を沸したのを、各戸が貰いに来たけれど、今は合理的に、子供たちが配布するようになった。

 それだから・・・・、これが一般の人の目にふれる機会はほとんどないから、奉納しても誰も気に留める人はいないだろうと、奉納するハードルが低くなった。

 上手下手を気にしないでいいから。

 日曜日夕方、ちーちゃんと道祖神の小屋に出かけ、奉納をすませた。

 地域の子供たちの幸せを祈りつつ。

 道祖神のお役目も、あと天神講を残すのみとなった。

 ちーちゃんが小学校に通う日も40日を切ったようだ。新潟の柿崎小学校で入学、そして1年生で2度の転校、そして3年生から平根小学校でお世話になった。

 その6年間がもうすぐ終わる。やっぱり感無量。

 すっかりお姉ちゃんぽくなった。夫も私も背丈を抜かれるのは時間の問題である。大きくなったものである。

 
                                            依田 美恵子
    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら



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