那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

八王子市情報公開・個人情報保護関連:審査会に母を連れて行った

2014年05月21日 | 法律

締め切りのある用事が重なり、ブログの更新が途絶えていた。

昨日(5月20日)は表題に関する審査会の口頭意見陳述に母の付き添いとして行ってきた。

直前に審査会会長の創価大学教授・花見常幸殿および審査会の答申を受けて、総務部法制課の決定した主文は

「八王子市長が平成25年6月13日付けで異議申立人に対していた公文書非公開決定処分を取り消す」

というものだった。開示請求した公文書に「存否も答えない」という驚天動地の対応だったが、現在の条例と運用の範囲では、精一杯の良心的決定で、私は満足している。

もちろん幾つかの問題点は残った。例えば、

①情報公開条例は誰が請求して同じ結果が出る、ということが慣例として運用されている。しかしこれは明文化しないと一般市民には分からない。

②一方、総務省通達に従った省庁では、公文書の存否を答えない場合は「開示請求書の記載内容等を踏まえ」「出来る限り具体的に答えること」となっており、これを素直に読めば開示請求の内容に従い回答が異なるのだから①と矛盾してくる。両方に論理的整合性を持たせるのは相当困難な気がする。

③生命、健康、生活、財産に係わる開示請求は公開すべき、となっているが、公務員の高度なプライバシーを犯してまで公開する必要はない、との判断だった。しかし公務員の職務権限の中で下した母の「保護措置(事実上の監禁)」に関する公務員の行動は、プライバシー(普通は公務以外の情報を示す)とは無関係である。逆に、公務員=公人だからこそ私生活にも厳しい監視の目に晒されるべき、というほうがスジが通っている。この措置により母は肩の亜脱臼の手当てが遅れて右手の握力がほとんどなくなり肩も上がらなくなった。私はこの一ヶ月の間に胃に穴が開き、正義感の強い自民党市議によって母が解放された直後に危篤になり、2週間の意識不明に陥った。このように明白な生命、健康、生活の危機を引き起こした以上、同じ事件を予防するためにも情報公開すべきものと考える。

その他、地方自治体や公務員が賠償責任を負わない旨の条文もあり、これは憲法や国家賠償法と矛盾する。これらは別途文章にして、八王子情報公開条例の改正の材料なればと思っている。

また非常に重要な点、八王子市高齢者福祉課が高齢者虐待防止に関する法令を無視して母を保護措置にした件について認めてもらったものの、これについては別途個人訴訟するしかないとの解説があった。確かに情報公開条例、個人情報条例とも公務員の「守秘義務違反」に関する罰則規定が中心であり、その他の罰則規定を使えなくはないが、それを立証するには関連する全ての公文書が開示にされない限り困難である。

私は当初「起案者の谷渕主任が謝罪すれば追求しない」と述べたほどだから、八王子市が自ら処分を下す方法を期待している。これは公務員や自治体に関する法令を使って市議会の中で議論される方法を探りたいと思う。

いずれにせよ、審査会ならびに、同じ市役所職員でありながら高齢者福祉課の否を認めた法制課の、公平中立な判断と良心的決定に敬意を払う。

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ところで、昨日の審査会で上記①②③の提言をしているときに、私に一番近いところに座っている審査員の一人が母と私に対して、所謂「ガンを付けた」というか、爬虫類のような目で睨み付けて来た。私も夜の繁華街で何度かか修羅場をくぐって来たが、あれほど冷酷な目付きの人物は初めて見た。文学的表現をすれば、殺人に慣れている人間はああいう目付きになるのだろう、と想像させるほどの異様な目付きだった。

母によれば、私が審査会の答申書や人事院の模範的な説明付記のコピーを手にして意見を述べている間にも、チラリチラリとガンを飛ばしていたらしい。私は、頭に来たときはその場ではっきりものをいい、後に引きずらないことにしているので「おい、なんだその目は?」と彼に相応しい対応をした。私が抗議しなかったら母がするつもりだったとのことで、「よく言ってくれた。このこともブログに書いて欲しい」というので敢えて書いている。審査会も一瞬騒然とした。

その人物の罷免要求をして家に帰り、もしかすると、生まれつきああいう人相なのではないか?私の短気でマズイことをしたかもしれない、とネットで検索をかけてみた。何のことはない、普段はああいう表情ではなく、笑って語っている動画も見つかった。表向きは正論を吐いていて、中々いいことを言っている。要するに、茂木健一郎が暴力団をバックにつけて威嚇している、といったタイプの人物だった。母が審査会に出る機会がないのなら罷免要求をする必要もないし、本人がまた出たいのなら出ればいいと思う。

いずれにせよ。第2ラウンドの鐘が鳴り、個人情報保護条例を使った応酬がもう始まっている。

市民一人一人が立ち上がって行動を起こせば、少しずつでも市制はよくなる。皆さんもぜひ活用しましょう。以下、八王子市情報公開条例の第一条を引用して今日のブログを終える。

第1条 この条例は、市政に関する情報の公開を求める権利を明らかにするとともに、公文書の公開
について必要な事項を定めることにより、市の保有する情報の一層の公開を図り、もって市政につ
いて市民に説明する責務を全うするようにし、市民の理解と批判の下に公正で開かれた市政を推進
し、市政への市民参加を促進することを目的とする。