普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

私のブログへのコメント(私のマイ・ブログ批判(4))

2009-06-27 15:36:42 | 情報、マスコミ

 何時もご訪問頂きまして有り難うございます。また色々なご激励やご批判やご忠告などのコメントを頂いて有り難うございます。本来なら一々ご返事すべきですし、全てのコメントを勉強させていただいて居ますが、寄る年波で事務能力が落ちたために、返事する余裕がありませんので失礼しております。今日は私の考え方を書きましてご返事に替えさせて頂きたいと思っております。
 
  最初に私がブログを始めた訳を聞いて下さい。
[世論をリードする人達が本当のことが言えない、書けないこと]
 今の世論をリードする人達にはそれぞれの特徴があります。
・政治家は麻生さんなどの例外を除いて殆どがそれが職業化しているので、落選することは即、失業者になることを意味する。
 その選挙に勝つためには時には自分の意見を曲げても、選挙人の言うことも聞かねばならない、極端に言えば人気商売だ。
 だから思うことも言えない、一旦言った後反対のことを言えば選挙民への裏切りになる。
 たとえば中川秀直さんは外国人労働者1,000万人導入を唱えましたが、明らかに情勢の読み間違えの提案であるにも関わらず、それを公に認めることが出来ないまま、頬被りして麻生さん攻撃を続けています。
・マスコミは「強者は悪、弱者は正」という簡単な公式から抜け出せない。
 弱気を助け強気を挫くのは良いことですが、それが余りにも過ぎると世論をミス・ノードすることになります。
 カルデロン一家の報道が典型的な例ですが、民主党が天下を取りそうな今でも、強者の?政府攻撃、弱者の?野党支援のパターンは変わりません。
 次期政権を担いそうな、つまり強者になりそうな民主党の政策を報道しその評価、批判をするのがマスコミの役目だと思うのですが。
・テレビはその生命の源の視聴率上昇のためにあらゆる手段をとる必要がある。
 その一つがニュースのワイドショー化です。
 最近は、経済やセキュリティー問題など大きな問題があるのに、地方分権を主張する地方からの維新の動きと言った一般を煽るような報道→政治の軽薄化に一役(いや大役?)買っているようです。
・学者や専門家は政治家の同じように、それが職業なので、自説を変えることは命取りになり、飯の食い上げになる。
 その典型的な例が竹中平蔵さんで、唯一の例外はアメリカ流の新自由主義や市場原理主義の非を認めた多摩大学名誉学長の中谷巌さんだけです。


[私のブログの特徴とコメント]
 その点、私のブログは全く気楽なもので、何を書いても飯の食い上げにもならぬし(と言っても老いの一徹で無責任なことは書けませんが)、自分の主張や認識が間違っていれば直せるし、傍目八目で利害に囚われず物事が客観的に見られます。
 その他の私のブログの特徴は、
・良いものは良い悪いものは悪いと割り切ること
 たとえば、共産党でも国会運営で筋を通したときは評価するし、日教組に属していても真面目に頑張っている先生のブログを紹介してきました。
・半世紀の間、設備の保全に携わった経験から、設備のトラブル解決のためには、物事を問題意識を持って、素直に真っ直ぐ見ていること
・批判だけでなく提言をしていること
 実は物事を素直に真っ直ぐ見ると書きましたが、同じようにフリーの物事を見ている、私の周辺の問題意識の高い同年代や初老の人達たちで、意見発表の場を持たない人達の意見も代表して書いているつもりです。

[私のブログへのコメント]
 それらの点で他のブログの変わっている為でしょうか、色々なコメントを頂くことがあります。
・無党派を自称しているがお前は右翼だ
・民主党の良い所と悪い所を書いているのに、本心は民主党を批判したいのだ、褒め殺しの手法だと言う批判
・小泉改革の負の部分の処理をした後、次の改革へ進むべきだとの提言へ、小泉改革は良いこともしたと言う批判
・経済・金融についてある程度のブレーキが必要だの提言へ、現在のシステムではブレーキが掛けられないとして詳しい現制度の説明
・農業に製造工業技術のノウハウを取り入れたらという提言に、現状の良い所ばかり指摘して問題点をどうすれば良いかと言う対案のない批判のための批判
 これらの批判のコメントは多くのブロガーと同様に余程酷いもので無い限り全て残していますが、考えさせられたのは、「公平な内容で突っ込みようがない」と言うコメントが示すように、私のブログは余りにも当たり前のことを書いているので、コメントも批判もしようがないし、面白くもないのが訪問者の本音だろうと思います。
 
ご訪問頂いた皆様、本当に申し訳ありません。

[素人でも予測が当たることがある]
・前にも書きましたが、安倍さんに問題閣僚の処理や、「裸の王様」にならぬよう情報力の強化を投書しましたが、選挙中の「絆創膏報道」と政治と金、安倍さんが見落としていた地方の疲弊小沢さんからを突かれて致命傷となりました。
 その他にも、とり上げた中で言えば1~3年も前から書いていた提言の
・枯渇化している石油問題→石油価格の暴騰
・変調を来している米国一辺倒で良いか→米国のバブル崩壊→日本の未曽有の経済危機
・丸呑みの米国型市場主義経済で良いのか、金融・経済のに対する適度のブレーキの必要性→オバマさんやEUなどの規制への方向転換
・拡大を前提とした経済政策で良いのか→低成長または沈滞した経済
・中国の台頭→日本の貧困化
など当時マスコミやネットで殆ど取り上げられなかった年寄りの心配、そして上記のように、批判を招いた私の提言が当たって仕舞いました。
 私が言いたいのは、物事をフランクにそして問題意識を持って見れば、私や私の周辺の人達のように、情報源が新聞・テレビ・ネットしかない一般人でも、ある程度の物事の本質が見えて来るということです。

[私のブログの弱点]
 そう言う私のブログの一番弱い点は、私が批判した政治家やマスコミ特にテレビと同じように、多くの人に見て貰うには人気が必要なのに、当たり前の事ばかり書いていてちっとも面白くないことです。
 しかし他人が書かない当たり前のことを書くことに、私のブログの存在の意味があると(自分だけが)思うことと、政治家やマスコミなどのようにそれで飯の食い上げにならないのでこのまま続けるしかありません。
 どうぞ面白くないブログですが、気が向いたときに何時でも(本音は出来れば毎日でも)覗いて見て下さい。
 そして私の詰まらない提言も頭の片隅にでも留めて置いて下さい。
 案外またそのうちのどれかが、後になってまたまぐれ当たりするかも知れませんので。
 そして良ければ批判、反対の意見でも結構ですので、是非コメント頂きましてご指導やご鞭撻頂ける様お願いいたします。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

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参照:「その場凌ぎの政治から抜け出すために」シリーズ
   
その場凌ぎの政治から抜け出すために
   石油問題と米国との関係の見直し
   日本経済と社会問題の見直し
   その場凌ぎの政治から抜け出すために(3)
   少子化 


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしいコラム (通行人)
2009-06-27 23:17:08
ときどき読ませていただいています。このような気高い日本人の書き残されたコラムは永久に保管されるべきと思います。
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憂い (hit)
2009-06-27 23:58:31
今日本は当たり前のことがねじ曲げられています。民主党は最悪ですが自民党も自分の保身ばかりに走る議員が多く見られます。
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尊敬しております (いただきます)
2009-06-28 08:31:23
毎日楽しく拝見し、勉強させていただいております。自分の見識が浅いせいで、なかなかコメントを残せず、申し訳ありません。
自分の周りではなかなか聞くことのできない公平な意見を、こちらでは拝見できるので、変な言い方ですが、胸がすく思いです。
誰かを批判されるときでも、その中に温かさがあるところが好きです。
これからも、いろいろ教えてください。
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>、「公平な内容で突っ込みようがない」 (gotora)
2009-06-28 21:41:16
いつも拝見させていただいております。
「公平な内容で突っ込みようがない」とは私の
コメだと思われますが、筆者の公平性を言ったまでで決して面白みが無いとの見識ではない旨ご理解ください。
他の皆様も言われているように、公平性や批判の姿勢等考えさせられる内容であります。
お名前は忘れましたが、国鉄が民営化される時に大変ご苦労され組織を改変された方(「租にして野だが卑では無い」で有名な方)のような人物像が筆者の文章から浮かび上がる次第です。筆者のような方がマスコミにいていただけたなら「日本ももっと良い国になれるはず」と思うのは私だけではないと思います。
今後もご健闘願っております!長文失礼しました。




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Unknown (30代の若者?)
2009-06-29 02:46:35
ブログ主様の意見には、ほとんど共感しております。私自身、30代の後半ですが、今まで政治に全く興味がありませんでした。が、去年の8月より、韓国との間の竹島問題より、徐々に日本に関する、歴史、政治、経済などいろいろ興味を持ち、勉強している日々です。その中でも、貴殿のブログは、私が、本当に感ずるままのことが書いてあり、多くの方が、右より、または左よりに偏っている中で、すごく共感しております。面白くないなんて事は、全くありません。これからも、ちょくちょく見に来ますのでよろしくお願いいたします。
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