普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

新潟県知事選挙で同県民の支持率を落とした野党

2018-06-16 15:28:55 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互いに世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 6月9日の夜某テレビで投票間近の新潟県知事選挙の模様を放送していました。
 同県の人達の一番の関心事は柏崎原発の再稼働の可否ですが、与党、野党推薦の候補はいずれも当選後その方向を決めるというので、野党の作戦は安倍内閣の攻撃により野党が推す候補を応援しようと言うのです。
 野党の幹部はその例として、森友、加計問題を取り上げ安倍さんを攻撃し、与党が推薦する候補を落としてして安倍路線反対の意志を示すべきだと言っていました。
 これ可笑しいと思いませんか?新潟県民にとって遠く離れた、大阪、愛媛の小学校、大学などどう成っても良い事です。
 新潟県民の一番の関心事は柏崎原発の稼働の可否、新潟県民の生活の向上とその対策で   す。
 そのような県民の一番の関心事には触れず安倍政権打倒など野党の思惑は見え見え!! つまり野党は新潟県民のことは何も考えていないことを自ら示しているのです。それで同県民からの野党の支持率が向上するとでも思っているの??
 そのテレビで「たまたま」と自分で言っていましたが小泉さんが後援会に登場。持論の原発廃止の講演。終わりに野党候補が登場、握手。私は原発漸減、一定数確保の意見ですが、野党の作戦に比べればより彼の方が県民に受け入れやすいい作戦だと思います。
 それと一番がっくり来たのは国民民主党の玉木さんが他の野党の主張と殆どかわらぬ言い方で安倍さんを攻撃していたこと。折角の新潟県民に同党の政策提案路線を誇示するために、柏崎原発の稼働の可否、新潟県の経済の低迷や人口の流出などを防ぎ県民の生活の向上のための具体策を訴え、安倍路線のどこが新潟県民にとってどう拙いのか、どう修正すれば良いかを主張すべきだったと思うのですが。
 私はこのことを書いた立場から投票日の夜遅くまでチャンネルを変えてその結果を見ようと思いましたが、米朝会談の報道だけ。月曜日の朝のテレビも同じ。朝刊の読売でやっと与党推薦の花角さん当選の報道と簡単な解説だけ。社説も無し。
 安倍政権打倒で頑張った野党の皆さん、敗戦の現実と待っているの各党の支持率の低下の可能性の向上だけ。
 これで虚しいと思いませんか。
 天と地が逆さになっても政権を取れないし与党とも組めない共産党を除く他の野党は、政権を奪回するにはまず自党の支持率の向上しかないのに。
何時も言うことですが、自民党の支持率は37ポイントでほぼ一定、立憲民主党は立ち上がり時の9ポイントから3ポイント低下。野党の支持率全部をかき集めても是々非々の維新の党を除くと10%以下の惨状。
 私は上記のようなやり方をしていたら、少なくとも新潟県民の野党の支持率が更に下がる可能性が大きいと思います。だからかりに安倍さんが次期総裁選で破れても、自民党政権が続くのは100%間違いなし。それを防ぐのは自民党を上回る政策を訴え、そして自党の支持率を向上を計るべきと言うのが、政権の恒常的交代論者の私の「儚すぎる」希望ですが。(以上11日記)
 読売12日の野党共闘戦略に課題で国民幹部は「身近な問題がテーマの地方選で政権批判を展開しても、集票には限界があった」と認めたそうです。こんなことには素人の私でも判っているのに。彼らの戦略は自党の支持率の低下に繋がっているのに。政治で飯を食っているプロが何でこんなことが結果が出るまで判らないのでしょう。(6月14日記)

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前月号鑑賞「明るい世願うこけしの目がきれい」

2018-06-16 15:23:00 | 川柳
川柳くろがね」2018年6月号より
「明るい世願うこけしの目がきれい」  吉富 安子
 こけしの目。平坦な顔面に印象の薄い切れ長の目。仏像の目に似ていないだろうか。作者の感性に脱帽。

「赤い糸あなた何本握ってた」
     寿崎おとみ
笑える句だ。そんなの1本に決まってるじゃん!と言いたいのだが、そうでもなかったのが夫。

「どの家も花がやさしく包む春」    山内まどか
 庭の手入れの行き届いた住宅地でしょうか。入来麓も春は輝きます。花が包むという表現が素敵です。

「生きている証のように介護され」   亀谷 卓二
 悲しいけれど真実だ。介護されるのは生きているから。迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱい。

「今まさに宝の時を刻んでる」     松本 利子
 そうですよね。生きている一瞬一瞬が宝の時。嬉しい時も、そうでない時も、大切な一瞬。

句碑まつり誌上大会
 投句者155名(九州の福岡県外41名、その他34名)
課題 「 碑 」   西岡 南風 選
秀Ⅰ 先人の智恵が碑文の中で生き  島根 竹治 ちかし
秀Ⅱ ここまでは津波が来た碑が救う  福岡 有松 市子
秀Ⅲ こころの碑抱いて家業の灯をつなぐ 福岡 戸次 柳親
佳1 子の顔も見れす戦地へ父の墓碑   愛知 橋本 律雄
佳2 碑は裏の話をしたがらぬ      福岡 古谷 龍太郎
佳3 自画自賛しているだけの碑の寒さ  愛知 森本 恵子
佳4 風雪に銘さえ読めぬ一里塚     福岡 安川 聖
佳5 防人の望郷刻む島の句碑      福岡 山木 良泰
課題 「建てる」   永石 珠子 選
秀Ⅰ 再建の槌音天に地に響く      福岡 坂本 喜文
秀Ⅱ 再建の城に誇りを積み上げる    熊本 黒川 孤遊
秀Ⅲ シェルターを建て独りだけ生き残る 鹿児島 石神 紅雀
佳1 まだ人はバベルの塔を建てたがり  福岡 もり ともみち
佳2 会長二人功績残す句碑建てる    長崎 佐伯 さくら
佳3 リフォームをし寝たきりの母を看る 北海道 桶川 聖柳
佳4 増築へバリアフリーの父母の部屋  長崎 富永 煕子
佳5 親と子のローンで繋ぐ一戸建    福岡 安川 聖
課題 「誇 る」   安部 征二 選
秀Ⅰ 新聞の我が名拡大コピーする    熊本 安永 理石
秀Ⅱ 誇るものないが素直な子がふたり  熊本 徳永 勝馬
秀Ⅲ 誇らしげ一人で行ける通学路    福岡 杉 ちづ子
佳1 9条が国是となっている誇り    福岡 坂本 喜文
佳2 プライドはみんな捨てたという羅漢 佐賀 真島 清弘
佳3 ドヤ顔に努力の潜む逆上がリ    福岡 安川 聖
佳4 生き甲斐はまだ現役である誇り   福岡 弘津 明子
佳5 誇るものひとつ笑顔の妻である   福岡 古谷 龍太郎
課題 「恩 人」   石神 紅雀 選
秀Ⅰ あの時の水一杯に今日がある    福岡 古野 つとむ
秀Ⅱ 金婚を経て恩人は妻と知る     福岡 青木 ゆたか
秀Ⅲ 生還のベッドで医師の背を拝む   福岡 植村 克志         
佳1 名も知らぬ人から受けた血で生さる 福井 貝川 勉
佳2 名も告げぬ善意を探す投書欄    福岡 大庭 堅司
佳3 当り前のことしただけと名も告げず 福岡 渡邉 桂太
佳4 恩人と言われ魔法をかけられる   宮崎 主税 みずほ
佳5 恩人にされて肩こりひどくなる   静岡 川上 はな
課題 「誉れ」    西村 正紘 選
秀Ⅰ 正直に生きた鏡だ透き通る     沖縄 多良間 典男
秀Ⅱ たかがラーメンされどミシュランの星 福岡 青木 ゆたか
秀Ⅲ 二階級特進名誉だけ残る     長崎 平井 義雄
佳1 向かい風まだ裏切りを知らぬ馬   佐賀 真島 久美子
佳2 正直が老舗ののれん守り継ぐ    福岡 池上 秀美
佳3 古伊万里の皿で目刺しが身をよじる 熊本 黒川 孤遊
佳4 半世紀女系一家に鯉職       群馬 野口 らいら
佳5 確実なバトンタッチを墓誌にみる  茨城 片野 晃一
課題 「きらきら」  平田 朝子 選
秀Ⅰ 縮みだす脳にも夢を鏤める    長崎 平井 義雄
秀Ⅱ 披露宴母にまぶしいものばかり  熊本 安永 理石
秀Ⅲ 魂を洗うキラキラの旋律     鹿児島 石神 紅雀
佳1 五円玉きらきら母へ春財布     福岡 下釜 京
佳2 正座して聞く少年の光る膝     鹿児島 前田 一天
佳3 きらきらに賞味期限は無くて良い  福岡 永井 洋子
佳4 捨てられたビンきらきらの空を抱く 福岡 長井 すみ子
佳5 読み聞かせ輝く子らの目が迫る   能本 徳丸 浩 二
課題 「将 来」  古谷龍太郎 選
秀Ⅰ 助かった命で僕は医師目指す   静岡 川上 はな
秀Ⅱ 逞しくなって来いよと滑走路   福岡 時津 みつこ
秀Ⅲ 消しゴムに子の将来を消させない 福岡 山崎 蘭草
佳1 少年の描く未来図は無限大     福岡 中村 鈴女
佳2 将来を見据えときどき手抜きする 熊本 緒方 正堂
佳3 将来の夢少年は天を指す      佐賀 鞆 雄史
佳4 将来を語る炭火を足している    佐賀 鞆 雄史
佳5 原発を昔話にしてしまう      鹿児島 石神 紅雀