普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

政権交代論者の考えも聞いて下さい

2009-08-06 12:34:26 | 情報、マスコミ

 最近2度も続いて「お前は政権交代論者を自称しているが、ブログの内容を見ると自民党を支援しているようだ。お前は自分のスタンスを明らかにすべきだ。」と言うコメントを頂きました。
 普通のおっさんを自認する私が自分のスタンスを明らかにするなど、何だか自分の政党を立ち上げたり、ネット上で一派を作るような感じで、引っ込み思案の私の柄に合いませんが、私の考えを理解して頂く参考のためと、私の自戒の意味も込めて今まで考えていることを纏めてみました。

[政権交代論者自称の意味]
 政権交代論者など大きなことを言っていますが、一時的な中断はあっても、自民党の一党支配が半世紀も続くことは、あまり良いことではないので、自民党に代わるに足りる党があれば時々は政権交代をしたほうが、国のためにも両党のためにも良いと多くの人達が考えていると思います。
 私はただその双方の立場から見て良いことは良い、不具合なところは直すべきだと感じたままを書いているだけです。
 一昔の野党第一党は自民党と価値観が全く異なる社会党でしたので、政権交代が起これば政治の連続性が断たれることは、日本のためにならいなと国民が思ったのが、自民党の一党支配が続いた原因だと思います。
 その点でいえば、民主党はその主力は自民党と余り考えの変わらない人達が中心の集まりです。
 そして今やその政権奪回の可能性が大きくなっています。
 しかし民主党も多くの問題を抱えていいます。
 その民主党が政権を取って日本の行く道を誤らないために、その抱えている問題点を指摘し、それを直して貰いたいのが私の本意で、それを自民党支援していると取られても致し方ないと思います。
 実際に民主党は海上給油、消費税や憲法論議など与党やマスコミの批判で軌道修正していますが、このようなかっての民主党政策の拙い点の改善を更に押し進めて貰いたいのが私の趣旨です。

[政治に関する基本的な考え方]
 私は資源のない狭い国土の日本では、今のような厳しい競争社会では、完全な資本主義や自由主義経済では立って行けないと思っています。
 私は一昔聞いた「日本株式会社」の言葉を良く引用しますが、私は(割合は別として)日本は資本主義と社会主義の考えの組み合わせに基づく経済政策や福祉政策などで運営すべきだと思っています。
 そして資本主義、自由主義経済の考えの割合の多い人の集まりが自民党で、資本主義中心ですが自民党より社会主義政策の考えの人が多い集まりが民主党であって欲しいと思います。 (何だか米国の共和党、民主党に少し似ていると思いますが。)
 こんなことは誰でも知っていることですが、政権党が行き過ぎた政治を行った時、野党が取って代わってその部分を修正するのが政権交代の良い所です。

[自民党・民主党批判]
・自民党

 自民党伝来の、特に安倍さん以後のように、人気のある人や調整力のある人を担いで、後はボスや族議員が裏で操るやり方や、 (これは自民党の良い所だそうですが)党内でマスコミに自由に放言して政局を動かそうなどのやり方はマスコミの力が大きくなった今はもう通用しないどころかマイナスに働くのは皆知っている通りです。
 素人丸出しの筋論かも知れませんが、一旦総裁を選んだらその人の考えが大きく間違っていない限り、挙党一致で支持し、それに抵抗する党員や官僚があれば皆で協力して説得するのが当たり前だし、是非そうして貰いたいし自民党もそのための組織や運営を見直すべきだと思います。
 政策面で言えば公務員制度改革への弱腰が、国民の抱く閉塞感の一因ですし、衆院選の結果に大きく影響すると思いますので、その強化を打ち出して、国民の期待に応えるべきですし、民主党の一枚看板の同政策の影を薄くすることになると思います。

・民主党
 もし政権を奪回出来れば、今まで国会やマスコミで中心に活躍したきた旧自民党出身者や松下政経塾の出身者達を中心に政権を運営すべきです。
 民主党を支持した人達の多くは彼らの国会やマスコミでの活躍をテレビで見て政権を託そうと思っていると思います。
 政権を取ったからといって党内事情に配慮して、いきなり日教組出身者や社会党出身者など重要位置につければ、国民は看板と中身が違うと裏切られたような印象を持つに違いありません。
 特に国に取って有害無益な日教組の出身者には徹底的に冷や飯を食わせて、社会党にでも行かせた方が、民主党のイメージは上がると思います。
 外交・安全保障の問題は国内だけに留まらないので、一旦方向が決まれば修正が出来ないのは村山発言でも明らかです。
 当面は一枚看板の公務員制度改革など国内問題の処理に力を入れてはどうでしょうか。
 永住外国人への参政権付与、過去の日本の行為を追求する恒久平和調査局の設置、人権擁護法案、元慰安婦に謝罪と金銭支給など、政権の存亡を賭けてやるのなら別ですが、そうでないならこのようなリスク一杯、問題だらけの政策は(出来れば永久に)棚上げにすべきです。

[私のブログの特徴]
欠点:

 私にコメント頂いた方のように、自民・民主のどちらかの立場をはっきりさせ、相手をコテンパンにやっつけるのは見ても面白いし、ストレス一杯の時代でその開放でスッキリするかも知れないのに、変に公平ぶっているのは胡散臭いし、ストレスの解消にも役立ちません。
 しかも内容も元々の情報源が新聞、テレビ、ネット情報に限られているので面白くもなんともないと思います。
 したがって私のランキングの地位は(残念ながら)当然のように低迷したままです。

セールス・ポイント:
 そう言った私のブログに何も誇るものはありませんが、強いて言えば純然たる第三者の立場でもの事を見ている(と自分では思っている)ので、所謂「傍目八目」で時には意外に的を得た指摘をすることもある位です。(*注)
 それで私のブログも時々は(本音は毎日)訪問して頂いて、このような考え方もあるのかと頭の隅にでも置いて頂ければ、あるいは何かの参考になるかも知れません。  (と言うのが私の淡い希望です。)
 そして宜しければご忌憚のないご批判や貴重なアドバイスを頂ければこれ以上の幸せはありません。 

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

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*注:年寄りの心配がまぐれで当たったこと
・民主党の前原さんへ
「政府攻撃の時は当然反撃も予想されるので、揚げ足を取られないように喧嘩上手な人を当てること、代表は表に出ないこと」と投書→ガセネタで前原さん代表辞任、質問した議員の辞職→自殺(小沢さんの代表登場ですっかり政局がねじれ停滞して仕舞いました。)
・安倍さんへ、小泉改革継承でなくて見直しまたは脱却にすること、裸の王様にならぬよう情報蒐集に努めること、問題閣僚は思い切って処理することと投書→安倍内閣が見落としていた地方の疲弊など小泉改革の負の部分を小沢さんに突かれたこと、問題閣僚の自殺、選挙中のテレビの「政治と金」を連想させる「絆創膏報道」、参院選大敗→ねじれ国会
・米国の住宅バブル、米国の経済の変調から経済面での米国一辺倒からの脱却、ブレーキの効いた市場中心主義経済の提言→提言の1~2年後に米国のバブル崩壊→世界的経済不況、世界的の自由主義経済の見直し始まる