修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

桜が咲くのが待たれる”安野花の駅公園”

2019-03-31 06:22:00 | 散歩道

 芸北に春の花々を訪ねる途中に嘗てのJR可部線安野駅跡に開かれている”安野花の駅公園”を訪ねました。ここでは梅の花の咲く頃から春の花が続々と咲いて、ソメイヨシノが満開となる頃にシーズンの佳境を迎えます。3月下旬のこの頃は紅白の梅の花が散った後に花桃が咲き、ユキヤナギやレンギョウの花が開き始めて桜が咲く舞台環境を整えている途中といった感じでした。これから急速にソメイヨシノの開花が進むと、山峡の公園は一年で最も華やかな時を迎えます。〔3月27日(水)〕

↓ 満開の花桃と咲き始めたレンギョウに彩られた”安野花の駅公園”の佇まいです!

↓ まだレンギョウは咲き始めでパワー不足の感じでしたが、咲き進むほどに強い黄色のインパクトを発揮することでしょう!

↓ かつての路盤跡にはユキヤナギとレンギョウの植え込みが続いています。それらが咲き誇れば園内は春爛漫の時を迎えます!


↓ 生垣のレンギョウと畑に咲くハナモモのコラボレーションです!

↓ 公園隣地の畑では切り花として出荷された後の花桃の残り花が満開の時を迎えていました。


↓ レンギョウの咲く路盤跡の外側では菜の花が満開でした!

↓ 園内のソメイヨシノの大木はチラホラを咲き始めていました!

↓ ソメイヨシノの日当たりの良い部分では、一足早く咲き揃い始めていました!

↓ あと10日もすれば、レンギョウも咲き進み、ソメイヨシノが満開となって華やかな園内となることで間違いありません!待ち遠しいですね!!


↓ 旧駅舎内から静態保存されたキハ58気動車を眺めました!

↓ 毎年恒例の「安野花まつり」は今年は来る4月7日(日)午前9時半から開催されます!

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四国のコバイモを求めて日帰り遠征!

2019-03-30 06:49:24 | 散歩道

 四国で見られるコバイモを求めて「山の自由人」たちで愛媛へ日帰り遠征を行いました。日本にある7種類のコバイモのうち、アワコバイモ(阿波小貝母)とトサコバイモ(土佐小貝母)を四国で見ることが出来ます。今季初見のトサコバイモを加えて、今季はこれで5種類のコバイモを見たこととなりました。〔3月26日(火)〕

↓ 見事なアワコバイモを高縄山(愛媛県松山市)で見ること出来ました。

↓ アワコバイモは広い釣鐘形の花をつけ、その花被片には暗紫色の網目模様があります。

↓ アワコバイモの雄蕊の葯は黒紫色です。同じ広い釣鐘形の花をつけるものの雄蕊の葯が白色のミノコバイモとの見分けポイントです。

↓ アワコバイモは全体が濃い暗紫色を呈しており、他のコバイモと容易に区別出来ます!

↓ 高縄山の山頂に向かう管理道です。


↓ アワコバイモと一緒にハルトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)が咲いていました。

↓ 小田深山(愛媛県内子町)に向かう途中の久万高原町でトサコバイモに出会いました。

↓ トサコバイモは細い釣鐘形の花をつけ、その花被片には暗紫色の網目模様があります。ホソバナコバイモとよく似ていますが、ホソバナコバイモの花被片には網目模様ではなく淡い暗紫色の条線があります。


↓ 何と言ってトサコバイモの最大の特色は、雄蕊の葯が黒紫色であることです。ホソバノコバイモのそれは白色ですので容易に区別出来るかと思います。

↓ トサコバイモは四国地方と九州・熊本県に自生していると言われています。

↓ 小田深山につながる林道の法面にトサコバイモは自生していました。


↓ この角度で見るとトサコバイモの特色が顕著に確認できます!

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大江高山(808.0m)を歩く~稜線部に花蝶の影まだなく

2019-03-29 08:24:50 | 山歩き

  川本町のイズモコバイモ自生地を見た後、大江高山に向かいました。島根県大田市大代町に聳える大江高山火山群の最高峰です。山上でミスミソウ、イズモコバイモ、ギフチョウを見ることが出来ればと願ってのことでした。麓に着いたのは正午を大きく過ぎていましたが、山田側登山道入口に車を置いてから暫く県道を東に歩き飯谷側登山口から入山して縦走・周回登山を敢行して山田登山口に戻って来ることとしました。登山ガイドブックに「転倒必至の急斜面」と記された超急坂の登山道に翻弄されての所要時間5時間の苦行を何とか消化して、午後5時半に下山することが出来ました。〔3月25日(月)〕

 ↓ 県道に面した山田側登山道への入口です。右奥のピークが大江高山です。

↓ 山田から県道を約20分歩くと飯谷(いいだに)登山道入口がありました。ここから山間へと入って行きました。

 ↓ 登山口の山辺八代姫命神社(やまべやしろひめのみことじんじゃ)です。


↓ 神社境内にイズモコバイモ(ユリ科バイモ属)が自生していました。


↓ 神社の裏手が「大江高山飯谷登山口」です。


↓ 登山口を過ぎてすぐのところに咲いていたミツマタ(ジンチョウゲ科ミツマタ属)の花!

 ↓ 登り始めて早々に尋常ではない急坂が続きました。


↓ 登山口から20分程急坂を登って行くと「大砲岩]への分岐に出ました。岩まで行きかけましたが、落葉が堆く積もった急斜面は滑落の懸念があったのですぐに引き返してきました。

↓ 大砲岩への分岐で遅いランチタイムを取ってから、一層険しさを増す急坂を山頂へと登り行きました。


↓ 急坂の途中でしたが、素晴らしいナラ(?)の林を抜けて行きました。

 ↓ 麓の神社から2時間もかかって大江高山の山頂(808.0m)に到着しました。急坂の悪路との闘い、一時道を失っての藪漕ぎ、体調不良の三重苦の道でした。


↓ 山頂から大江高山火山群の峰々が日本海をバックにして見えました。この日は曇天と靄で眺望は優れませんでした。


↓ 東方向には三瓶山の大きなシルエットが見えました。


↓ 山頂を後にして稜線を辿って山田登山口に向け下山の途に就きました。


↓ 春の稜線部にはミスミソウ、イズモコバイモ、スミレ、イカリソウ、カタバミなどの花々が咲き乱れ、ギフチョウが飛ぶのですが、この日はほぼ一切のそうした動植物の姿を確認することが出来ませんした。ちょっと早すぎた訪問であったようです!

 ↓ 稜線部から望んだ石見の海です!

 ↓ 下山道も長い急坂続きでした。遠く石見冠山が望めました。

 ↓ 登山口近くまで下ってきてやっとスミレが登場しました。

 ↓ カタバミも登山口近くでは咲いていました!

 ↓ 山田登山口に到着です!ここから車を置いた登山道入口まではまだ20分程かかりました。

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イズモコバイモ自生地を訪ねる

2019-03-28 07:18:14 | 散歩道

 島根県川本町谷戸にあるイズモコバイモ(ユリ科バイモ属)の自生地を訪ねました。 全国で7種類あるコバイモのうちで島根県だけに自生するものです。ここ川本町谷戸では地域の方々が保護観察事業を展開しており、毎春その自生地が公開されています。訪ねたこの日は花は全般にもうピークを過ぎた感はありましたが、まだまだ綺麗な花も沢山残っており大いに参考になり楽しめました。〔3月25日(月)〕

↓ 川本町市街地から県道187号線を北へ3キロメートル行った沿道の斜面でイズモコバイモの群落に出会いました。

↓ イズモコバイモの花の形は椀形。自生地には小さな椀形の花が揃って下向きに咲いていました!

 ↓ イズモコバイモのその他の特色は花被片に赤紫の条線があり、雄蕊の葯が白色であることです!

 ↓ 県道脇の斜面にイズモコバイモの大群落が広がり、平日ながら沢山の訪問者の姿がありました。

↓ もう花期の最終版を迎えて殆どの花は開き切っていました。

↓ 地元の方々の保護活動が実って、斜面には大群落が広がっていました!

 ↓ 現地に掲出されていた案内板です!

 ↓ 通常は茎の先端に一輪の花が咲きますが、これは2輪の花を付けていました。2輪咲きは大群落の中にも数は僅少とのことでした!

 ↓ 地元の方々が「白花(しろばな)」と呼んでいた開花直後の色白の花です。この花は咲いて4日目とのことでした。

↓ 広い自生地の斜面の表情です!

 

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観音神社の枝垂れ桜(広島市佐伯区坪井)

2019-03-27 06:44:16 | 広島の桜2019

 3月22日(金)に開花宣言が出た広島のソメイヨシノの見頃が待たれる日々ですが、一足早く見頃を迎えようとしている五日市の観音神社の枝垂れ桜を初めて訪ねました。2003年に植えられた若い樹ですが順調に成長して、今では当地で最も早く見頃を迎える桜の銘木として名声を高めています。京都円山公園の名高い枝垂れ桜の孫木を嵯峨野の名庭師にして桜守の佐野藤右衛門氏が植樹されたと聞いています。〔3月24日(日)〕

↓ 美しい桜の樹が観音神社の境内で見事に枝垂れて見頃を迎えていました。

↓ 樹下に置かれた「観音しだれ」の銘文に相応しい見事な枝垂れ振りです!

↓ 入口に近い観音神社の境内に植えられた樹の全体像です。


↓ ちょうど手水鉢に対面する形で枝垂れ桜は咲き誇っていました。


↓ 枝垂れ桜越しに見る観音神社本殿

 ↓ 枝垂れ咲いた枝越しに健康に育ってきている樹幹を覗き見ました。

 ↓ 入口通路に見事に枝垂れ来ていました。

 ↓ 少しばかりの蕾はありましたが、ほぼ満開に近い咲きっぷりでした。

 ↓ 角度を変えて境内の本殿側から見上げた姿です。大きく広やかに天に向かって成長している姿がよく分かるかと思います。

 ↓ 正面入口から見た姿です。参拝客はこの景観を見ながら境内の奥へと進ん行きます。
 

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