昔、子供の頃。
兄貴とけんかすると、親父から「けんか両成敗」とよく言われた。
どちらが良くて、どちらが悪いではなく、
2人とも叱られたのだ。
そりゃ、自分は悪くないと思ったこともあるが、
どのみち叱られるのなら、けんかしても仕方ない・・・
と思うようになったのだろうか。
なんだか、テレビの時代劇でも、大岡越前がそんな裁きをした場面が
有ったような無かったような、それとも落語だったのか、
そんな教育的環境が、その時代、子供の頃
世の中、みんなが思っていたのかも知れない。
それから、
「負けるが勝ち」とか「損して得取れ」なんてことも
人間、生きていく上で争いを避ける知恵というものが、
有ったのかも知れない。
そして今、ロシアとウクライナ。
ロシアは悪でウクライナは善、ホントにそうですか。
ロシアは攻撃してウクライナは守っている。
だから、守っているウクライナが善なのですか。
そんなに簡単に決めて良いものなのですか。
スポーツの試合じゃないのですよ。ルールもへったくれも無い、
戦争という殺し合いですよ。
殺し合いをやっていたら、まず止めろと言うのが当たり前では。
それを、殺されないように武器をやる、とか無茶苦茶じゃないですか。
ますますひどいことになるのではありませんか。
そして今度は、一方の大将の話を国会で聞く、と。
そして、応援するんですか、もっとやれ、と。
もっと殺し合え、応援するぞ、ですか。
狂ってませんか。
一方の大将の話を聞くのでは無く、
両方の大将に、まず止めろ、と言うのが
人の道ではありませんか。