腰の痛みもそれほど気にならなくなってきたので
今日は風呂に入ろうかと思った。 頭もかゆくなってきた。
売店から洗剤、石鹸、新聞を買ってきた。
コインランドリーで導尿管を取った後に汚れた下着等を洗った。
１２時、昼食、ごはん、牛肉炊き合せ、ごま酢和え、しそ巻、果物、ジョア
この牛肉は国産なのかどうか気になるところであったが、まさか
アメリカ産では無いだろうと、不安ながらもしっかり食べた。
１２時３０分、風呂を１６時に予約する。
土曜日に退院することにしたが、当日天気予報では雨のようだったので
車まで傘を取りに行くことにした。 手術後間もない身体で駐車場までは
けっこうな運動だった。 ちょっと無理をしたかも知れない。
１６時、風呂に入る・・・といっても髪を洗ってシャワーを浴びただけだ。
１８時１０分、夕食、ごはん、清汁、銀だら、すき昆布いり煮、浸し、果物、練乳抹茶
食後、どういうわけか鼻血が出た。 また微熱が出てきたようだ。
体温、３７．３度だった。 今日もアイスノンで寝ることにする。
４月１７日（木）、手術から２日目、６時３０分目が覚める。
体温、３６．４度、やったあ、平熱だ。
７時４５分、朝食、ご飯、みそ汁、スクランブルエッグ、なめこおろし、
サラダハム付、煮豆。 気分が良かったので完食。
今日から飲み薬の痛み止め、モービック１．５錠。
９時５分、ナースＨ、血圧測定。 ９時１５分、シーツ交換。
９時２０分、外科回診。 いかにも外科医という感じの無精ひげの医師が
「もう飽きたでしょ、いつ退院する。」と聞いてきた。
予定では明日にも退院できるのだが、この腰の具合では無理と思われた。
それに、せっかく神様からもらった入院休暇である。ゆっくりしたかったので
「日曜でも退院できるか。」と聞くと、ＯＫということだったので日曜日に
出ることにした。
しかし、結局ガマン出来ずに土曜日に退院したのだったが。
９時３５分、薬剤師Ｎさん、痛みの度合いを聞きに来てくれた。
だんだん良くなって来ているようなので飲み薬で様子を見ることにした。
この季節に、寝ていて毛布一枚で寒い、なんてことは
あんまり経験したことが無いと思うのだけど。
今朝も寒かった。
で、今日は布団を出そうかと思ったけれど・・・
もう一枚毛布で頑張ってみるか。
北海道では霜が降りたって・・・
さてどうしたものかと、痛い腰を押さえながら部屋に戻った。
薬なしでこのまま寝るにはどうにも耐えられそうもないと思われた。
で、ナースコールを押した。
パタパタパタと足音を立てながらナースＫがやってきた。
「実は・・・かくかくしかじかで・・・もう一度・・・」と言うと、
何が起きたのかと心配して来てくれたらしい。
刺激のせいで便が出ることは良くあることのようだ。
さっそく３回目の攻撃を受けることになった。
こんな時、映画やドラマではロマンスが始まったりするのだけれども、
しかし、現実はそううまくは行かない。 重病人の患者を思い
ナースが恋に落ちることはあっても、座薬をケツの穴につめて
つめられて恋が始まるなんてのは・・・
なんかカッコが悪いではないか。
とても映画にはなりそうにもない。
ま、ともかく、この夜はゆっくりと寝ることが出来たのであった。
ナースＫが来て今夜も座薬にする？と聞く。
あのパッチリ目玉で言われると断ることは出来ない。
寝る前にお願いすることにした。 それにしても、ナースＫは
今日も夜勤なのだろうか・・・ラッキー（ナンノコッチャ・・・）
２０時５０分、ナースＫが座薬を持った手を顔のそばで振りながら現れた。
僕はそろそろ歯を磨いてトイレに行こうと思っていたのだが、ま、いいか
入れてもらってから行けばよいか・・・
ということで、またあのすばやい攻撃を受けたのである。
さて、今夜はゆっくり寝ることが出来そうだと、歯を磨き、
座りションでオシッコを出して・・・
というところで、なにやら、もよおして来たのである。
大の方が出そうな感じなのだった。 昨日の朝から便秘だったのだが
いよいよ、出そうだ、がしかし、座薬を入れたばかり、もったいない、
いやしかし、出るものはでる・・・、と腹に力を入れると傷が痛い。
出る、出したい、しかし、痛い・・・力が入らない、でも、出したい・・・
・・・ま、結局、出たんですけど。
座薬もタラーリと、便も意外に固くはなかった。
スッキリはしたのだが、座薬は流れてしまった。
１９時、外科の医師が２人で病室をまわってくる。
具合はどうだというので、腰が痛いことと熱があることを言う。
腰が痛いのは、同じ姿勢でいたからではとの答えだった。
麻酔のことが気になっていたのでそのことを聞くと、
それは無い、と断言された。
２０時１５分、執刀医が来てくれた。おなじ事を聞くと、
どうにもガマンが出来ないときは整形外科から診てもらいましょう、
と言ってくれた。 いくらか気が楽になったような気がした。
２０時３０分、今度は別の医師が２人やってきて、具合はどうだと聞く。
同じ事を３度も言うのはさすがにくたびれてきたので、「さっきも来た。」
と、ちょっと皮肉ってやった。 むずかしい患者だと思われたかもしれない。
それにしても、外科というのはすべての医師がすべての患者を診るもの
なのだろうか。 気になったのであとで聞くと、チーム医療だから
こういうシステムなのだということだったのだが、
入院初心者の僕にはちょっと煩わしく思えた。
テレビを見ればオリンピック。
たしかに日本選手には頑張ってほしいと思うけれど、
あの絶叫を聞くたびに気持ちがだんだん冷めていく。
それと、このオリンピック報道の洪水の中に流されて消えていく
大事なニュースがあるのではないかと・・・
新聞に小さく載っている記事を探すこの頃で。
こんな時に中島みゆきの「命の別名」を聞いて
なんだか知らないけれど、これはすごい歌ではないかと思う
今日この頃です。
今年も地区の裏通りにホタルの里の
看板が立っていて、立派なアミがかかっていた。
ホタルが逃げないようにだろうか。
あいにく夜は見ていないので
どうなのか分からないのだが、
それこそホタルが狂喜乱舞しているのかな。
それと、今年２年目の欅の子供が
こんな風になりました。
これもまたいつの間に・・・
という具合に育つものですね。
１２時、管がとれて自由になったので歩いて食事を取りに行く。
手術も無事に終わって余裕が出てきたので、毎度の食事の
献立の券を集めようと思った。
４月１６日、昼、ゆでそば、薬味、めんつゆ、天ぷら、酢の物、果物、牛乳
という献立である。
食事が終わって便が出るかとトイレに向かったが・・・
出なかった。
熱はますます上がって、３７．９℃を記録。
アイスノン・・・商品名か？を持ってきてもらうが、どうも頭がボーっとする。
同日、夕、ごはん、けんちん汁、あじ塩焼、おかか浸し、ごま豆腐、たくあん、果物
食べ終わってまたトイレに行くが・・・
出ない。
身体の具合が悪いわけではないので、食事は美味しく食べられるのだが、
出るものが出ないのは、なんとも気分が悪いのだった。
