徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

オカ資料②2011年2月1日~15日

2011-02-17 19:03:04 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
続きです。
オカ資料①

2011年2月1日
岡崎、日本へ帰国。アメブロで個人ブログ「侍 岡崎慎司ブログ」開始。清水公式のブログ「Ocafe」は12月7日の更新を最後に放置中(2月17日現在)。
清水エスパルス、原靖氏の強化部長就任を発表。

清水エスパルス、シュツットガルトによる岡崎のITC発行依頼がJFAに届いたとの連絡を受ける。

<シュツットガルトがドイツサッカー協会を通じてJFAに通知したITC発行依頼には、岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日が「2011年1月31日」と記載されていました。エスパルスは、2011年1月31日はエスパルスと岡崎慎司選手の契約期間中であることをJFAに説明し、JFAはこれを受けて、シュツットガルトおよびドイツサッカー協会に対して、ITC発行依頼の記載内容が誤りではないかと照会し、岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日を「2011年2月1日」に訂正すべきと指摘しました。しかしながら、ドイツサッカー協会からは、岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日は「2011年1月31日」で間違いない旨の回答がありました。>(清水エスパルス公式 2月16日付

<清水が日本代表FW岡崎慎司(24)のシュツットガルト入団会見に困惑した。1月31日まで契約期間を残すため「現段階ではうちの所属選手」とのクラブ側の主張で、この日は公式発表を見送った。竹内社長は「まだ契約の詳細を含め何も聞いていない。時差の関係もあり代理人とも連絡が取れていない。今は明日で契約が満了するということしか言いようがない」(ニッカン 2月1日付
※2月17日現在、清水エスパルス公式サイトでは岡崎の移籍は公式には発表されていない。

2011年2月2日
岡崎、クラブハウスを訪れ「最後」の挨拶。クラブスタッフとも笑顔で写真撮影。

<2日、清水のクラブハウスを訪れた。(中略)1月30日にシュツットガルトで行われた入団会見は、清水側に連絡がないまま行われる格好となった。岡崎は「向こうでの発表のタイミングが先になったのは心残りがある。(清水の移籍発表前だったことが)失礼だったのは間違いない」と申し訳なさそうに話した。(中略)念願の海外挑戦が実現したことには、「逃したくない夢だった。世界の強い相手と戦わないとレベルが上がらないと思った」と感慨深げ。>(静岡新聞 2月3日付

<家長の場合、契約期間中だったにもかかわらず、海外移籍の場合には契約を解除するとの覚書があったため、G大阪が移籍金を放棄せざるを得なかった形。家長と4年半の長期契約を結んだマジョルカは契約期間中に他クラブに移籍する場合には約20億円の違約金を設定。タダで獲得した家長を他クラブに売却すれば丸もうけできる。(中略)こうした事態に、G大阪の金森喜久男社長は「個々のクラブではなく、リーグとしてルールづくりすべきだ」と対策の必要性を説く。また、別クラブの社長は「選手に5年契約をのませるか、そうじゃなければ『いらない』と戦力外通告するか。クラブ側も毅然(きぜん)とした態度で臨む必要がある」としている。ただ、経営格差のあるJクラブが足並みをそろえるのは難しく、選手に魅力ある高額年俸を提示できるクラブは限られている。>(産経新聞「「0円移籍」Jクラブ苦悩 相次ぐ海外挑戦 高評価の陰、経営悪化も」2月2日付

2011年2月4日
岡崎、ドイツへ再出発。荷物がオーバーチャージとなり8万円の超過料金を取られる。
シュツットガルトと契約解除のカモラネージ、ラヌースと契約。

<1日に帰国し、アジアカップ中に誕生した第2子と対面したのもつかの間、慌ただしく新天地に向かったストライカーは「失うものはない。やれる自信はあるし、楽しみの方が大きい」と意気込んだ。(中略)イタリア1部リーグ(セリエA)の名門インテル・ミラノに期限付き移籍した日本代表DF長友佑都は気になる存在。「同世代の存在が一番刺激になる。僕も追いつき、追い越せるようになりたい」と話した。(毎日新聞 2月4日付/安間徹)

<関係者によると「20キロの荷物を3つ預けられると聞いていたが、40キロまでと言われた」。荷物を減らすこともできず、泣く泣く支払ってチェックイン。>(デイリー 2月4日付

2011年2月5日
シュツットガルトの顧問弁護士より質問状の回答が届く。

早川会長「『我々(シュツットガルト)は全くそんな認識はしてない』ということですね。『違反はしていない』という認識」(Sの極み 2月13日付)
※この時点でニュルンベルク戦出場は微妙。

2011年2月6日
岡崎、シュツットガルトの練習に合流。

<チームはリーグ下位に低迷し、岡崎の得点力に期待が懸かる。ラバディア監督は「キープ力もあり、(守備陣の)裏も取れる。ニュルンベルク戦で結果を出してくれる選手だと信じている」と話し、ホームで行われる12日のニュルンベルク戦で起用する考えを示唆した。>(サンスポ・共同 2月6日付

2011年2月7日
清水エスパルス、FIFAに対して「補償金支払いに関する申立書」提出。
※この時点でニュルンベルク戦に出場できないことは濃厚。

2011年2月7日
岡崎、やべっちFCインタビュー取材。
※2月20日放送。

2011年2月10日
日本協会・田嶋幸三副会長、清水・早川会長と電話会談。ITC(国際移籍証明書発行)を承認するよう説得も不調。
※この時点でニュルンベルク戦に出場できなくて当たり前。

<日本協会の窓口となった田嶋幸三副会長(53)は10日夜に清水の早川会長と電話会談し、ITC発行を承認するよう説得したが、同会長のかたくなな姿勢に断念。「岡崎のためにも、このような状況になり残念」と話した。>(ニッカン 2月14日付

2011年2月12日
シュツットガルト・岡崎慎司、
デビュー戦予定のニュルンベルク戦でベンチ外。

※1月30日の入団会見に清水フロントは不快感を示したが、その後の動向はほとんど報道されることなく移籍はなし崩し的に認められたものだと思っていたところ、ゲーム直前に移籍手続きがストップしたままであることが一般のサポやファンにも発覚。

2011年2月13日
キャンプ地である鹿児島の市内ホテルにて早川巌代表取締役会長による記者会見。
清水エスパルス、<岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について>公式サイトに掲載。
日本サッカー協会・田嶋副会長、15日にもFIFAを通じ、臨時のⅠTCが発行される可能性があることを明かす。

<もう12日にこのことが、多くの皆さんに周知の事実になるということだから、これは何んだかのコメントを私共の方で皆様にしなければならないだろうということで、対応しようという風に決めたわけです。これは今日は本当は試合に出るとか出ないとかニュースが出なければですね、する必要もなかったと思うんですね。この問題は本当は。相当強引に事が進んでるものですからね、我々としても、それを「止める」というか(中略)我々に対してシュツットガルトは、一度もまだ直接のコンタクトをしてませんからね。>(Sの極み 2月13日付)

2011年2月14日
清水エスパルス、<岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯についてAnnouncement of Transfer of Shinji Okazaki to VfB Stuttgart>(英文)公式サイトに掲載。
日本サッカー協会・田嶋副会長、岡崎の移籍問題について15日にFIFAが裁定することを明かす。
小倉智昭氏、フジ系「とくダネ」のオープニングトークでの「大目にみて」発言が一部サポに物議をかもす。

フジ系「すぽると」で同番組コメンテーター・風間八宏氏がこの問題に言及。

<移籍をめぐって両クラブに意見の相違があり、国際移籍証明書が発行されていなかったことが原因と分かった。(中略)日本協会の田嶋幸三副会長は同日、国際サッカー連盟(FIFA)が15日にも臨時の国際移籍証明書を出すことが濃厚と明らかにした。これで、岡崎はドイツでのリーグ登録が可能となり、試合に出場できる。その上で両クラブが話し合いを続けることになる。>(報知 2月14日付)※「臨時の国際移籍証明書を発行するのではなく、岡崎の試合出場を認めるかどうかの判断」に修正。

<今回の一件は国際問題に発展した。清水側は1月30日の岡崎の移籍会見が合意なしに行われたなどとして、FIFA規約違反と主張。昨季限りで契約期間は満了したが、移籍金を要求した。シュツットガルト側はこれを拒否。リンデンマイヤー広報は「清水の(早川)会長は岡崎をプレーをさせたくなかったようだ」と語った。ブンデスリーガも選手とクラブとの問題ではなく、自由労働機会の妨害として清水の行動を問題視し、リーグとして弁護士を立てる可能性も浮上。これで係争合戦の様相を呈した。>(報知 2月14日付

FIFA関係者によると、移籍に伴い清水がシュツットガルトに請求できる違約金は、岡崎が記者会見を行った1月30日と31日の2日分で、昨季年俸3600万円を日割りした20万円程度。一方のシュツットガルトは、FIFAを通じて清水にITC発行の遅延による損害賠償を請求できるといい、13日時点で今季年俸130万ユーロ(約1億5000万円)の13日分の約534万円に上る。(中略)らも岡崎と同じ契約内容で、契約満了に伴い移籍金はゼロ。Jリーグの昨季の活動期間が元日で事実上終了したため、チームは選手の飛躍を願い、1月中に新天地に送り出した。清水が長年の功労者への対応でつまずくと、今後の選手獲得などでブランド力への影響が懸念される。>報知 2月14日付

<ボビッチ強化部長も「約束があったのに(清水の)会長が突然何も知らないと言う。岡崎本人?非常に失望している。6年間プレーしたクラブに不当な扱いをされたのだから」と厳しい表情だった。>(スポニチ 2月14日付

<チームの救世主として期待していただけに、試合後のラバディア監督は「ウチは被害者」と怒りをあらわにした。さらに清水とFIFAの対応を痛烈に批判。「この件については、送り出す側(清水)が非常に悪質な態度に出た。FIFAの対応も遅い。明らかにウチは正しい」と言い切った。>(ニッカン 2月14日付 ※シュツットガルト=西村友通信員)

<田嶋副会長は、日本協会は中立な立場で事態の推移を見守ると強調した上で「われわれは仲裁に入るつもりはないし、ドイツ協会も同じ。あくまでFIFAに裁定は任せられている」と述べた。>(報知 2月14日付

<クラブとしては「移籍を全く認められない」との見解を示し「強引に事が進んでいる。1度も(シュツットガルトから)直接コンタクトがない」と、不快感をあらわにした。(中略)アジア杯後に岡崎がカタールからドイツへ直行したことにも触れ「(チケットは日本)協会が手配したと聞いている。いったん、こっちに帰りなさいと言ったが、強引に(ドイツへ)行ってしまった」と、日本協会に対しても異議を唱えた。ただ岡崎本人には「一刻も早く(移籍問題が)解消されドイツのピッチで活躍してほしい」とも話した。>(ニッカン 2月14日付

<岡崎選手の清水に対するこれまでの貢献度を考えたら、大目に見てあげても良いんじゃないのかなと思うんです。しかし、エスパルス側としては、「それだったら、きちっとオファーしてきて正式にルートを通しなさいよ」ということを言いたいんだと思います。しかし、岡崎選手ご本人は板挟みの状態で一番気の毒です。メジャーリーグもそうですが、国際間の契約って難しいですよね。>(小倉智昭 公式ブログOG's DIARY 2月14日付)

<選手としてはこういう状況に追い込まれてはいけない。何とかしてあげたいなとは思うんですけれども、今の日本の状況等もあり少し違うんですよね。日本の選手はほとんどタダで外に出てしまう。そうなると今度はJリーグで育成するとか、選手を補強することができませんから。やはりここも考えないとね。どんどんどんどん(タダで)獲られるばかりでは、それではしょうがないんで。選手としてもそこにしっかり、自分は出て行くんだけれども後は残すと。海外はそうですから。そこを考えていかないとJリーグの存続にも関わりますんでね。もう一度真剣に考える問題だと思いますね。>(フジ系「すぽると」2月14日放送 風間八宏氏の発言)

2011年2月15日
日本サッカー協会、岡崎の移籍問題に関してFIFA裁定は16日以降になることを明かす。
※欧州リーグのベンフィカ戦デビューも困難。
岡崎、ベンフィカ戦遠征に同行することが決定。
清水エスパルス・竹内社長がJFAハウスで目撃される。

<日本協会・田嶋幸三副会長(53)は「FIFAは15日に、岡崎がドイツでプレーできるかの裁定を出す」と話していた。だが日本協会がこの日、FIFAに問い合わせると「とても今日中には出ない。そもそも15日に出るとは約束していない」と返答があったという。>(サンスポ 2月16日付

<日本サッカー協会の田嶋幸三副会長は15日に裁定が下りると明言していたが、日本協会関係者がFIFAに問い合わせたところ「今日中には出ない」との返答が。関係者は「結論は明日(16日)以降になりますが、詳しい見通しは分かりません」と話した。>(報知 2月16日付

<日本協会が15日、FIFAに問い合わせたところ、「15日には結論は出ない」という返答があったという。日本協会の広報担当者は裁定の結論について「明日16日以降になると聞いている」と話した。>(日刊 2月16日付

ある代理人は「カネにうるさいイメージしか与えない。今後は清水に行きたがる選手がいなくなるね。新人も補強も、うまくいかない」と指摘。在京クラブの強化担当も「清水の要求は、むちゃだ。選手もかわいそう。今後、海外に行く選手にも悪い話がつきまとう」と、日本人選手の海外移籍に悪影響を及ぼしかねないことを懸念した。(中略)Jリーグ各クラブからも清水の姿勢に疑問の声が上がった。ある在京クラブ幹部は「ITCは、本来は(入団の)記者会見をする前には出しているはずのもの。このままでは岡崎がかわいそうだ」と、ITCの発行を拒否し続けている清水の対応に大ブーイングだ。>(東京スポーツ 2月15日付

※家長を「流出」させてしまったガンバ社長の嘆きとは対照的な「在京クラブの強化担当」は実在人物なのでしょうか…。

<「岡崎とシュツットガルトとの選手契約書は“2月1日付”なのに早川会長は“1月31日付”と勘違いしている」と某サッカー記者。>(日刊ゲンダイ「岡崎ドイツ移籍に待ったをかけた古巣J清水会長は何者だ」2月16日付)

※契約書の日付“2月1日付”が事実ならば、清水がどうこう以前に岡崎は新シーズンまで公式戦に出場できないことになります。この某サッカー記者は存在しているのでしょうか…。

※日刊ゲンダイは昨年秋、清水エスパルスの大量解雇報道で揺れた時期にも早川社長(当時)をネタにした中傷記事を掲載。この日掲載された主な内容(早川会長の人間性への言及)も昨秋掲載された内容とほぼ同じ。オレも関東某クラブ関係者の某氏から同内容の連絡を受けていますがw…しかし、まあそれは、今は別の話という認識です。

(画像は昨秋、ゲンダイに載った記事紙面)

<シュツットガルトは15日、公式サイトで「岡崎は確実にリスボンに行くことになる」と発表。また同クラブのボビッチ・スポーツディレクターは今回の移籍トラブルに触れ「木曜日までにすみやかに出場許可が下りることを望んでいる」とコメントした。>(スポニチ 2月16日付

(随時追記・加筆。2月16日以降は別エントリで継続)

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