徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

改めて、層なんです/第9節柏戦

2008-04-30 00:57:01 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
Q何か不満な部分というか、これより良くしたい部分はありますか?
健太「いや、特にないです」
Q課題というか、今後に向けて……
健太「いや、贅沢言えばキリがないんで(記者笑)」
Sの極み 4月29日付)

スカパーで「柏対清水」。文字通りの完勝と言える内容で、“あの清水”が戻ってきたことを確信させる内容だった。

短期間の連戦ではチームの総合力が試される。この日の柏は前節で意味不明の退場者が出たりして同情すべき点もあるのだけれども、だからといっても戦いは待ってくれるわけではなく、来週末まで短い間隔で続くわけで、やはりこういう局面でこそ、リーグを上位で戦えるか否かという選手層というものが問われているわけである。

淳吾「まあきつかったですけど、まあきつくてホント走れなくなったら代われば良いだけの話だし」(Sの極み 4月29日付)

例えば、今日の柏もそうだけれども、FC東京、東京ヴェルディなどで“18歳”“19歳”のスタメンが注目を集める。しかしそれは本当に選手層なのだろうか、計算された戦力といえるものなのだろうか。清水には大前元紀という全国区の知名度を持つ、“18歳のスター”が所属しているわけだが(もちろん九州のスター、永畑もいる)、幸か不幸か、さすがに彼(ら)を引っ張り出すほど、現時点で清水の選手層は逼迫してはいない。まだ兵働も枝村も戸田も西澤も山西も岩下も辻尾も廣井も佐野もパウロも純平も真希も駿もドンソプもいる。おまけにアウレリオもいるのだ。現時点で怪我人が極めて少ないのも心強い。つまり健太とフロントが、この3年で作り上げた本物の選手層というのはそういうものである。
闘莉王のポジションがますますわけがわからなくなっている浦和というのは、ちょっと、その辺は超越してますが。
当面は11日の鹿島戦に向けて、着実に順位を上げて行っていただきたいものである。

ただし、これだけ選手層の厚い清水で、いまだにほとんど唯一代えの効かないプレーヤーというのがテルである。

ホンタク「だいぶできるようになったんですけど、でもやっぱりテルさんとかに試合中はアドバイスもらったり……『行きすぎだよ』って言われたりもするんで」(Sの極み 4月29日付)

今日のゲームで(6時間だけ)J1出場ゲーム数が史上最多タイ(412ゲーム)に並んだ。次のゲームで再びタイに並び、単独記録になることは時間の問題だろう。ましてや単一クラブ、出場時間ならば圧倒しているはずだ。オールコートの運動量が必要とされる清水の中盤で、テルほどのセンスを見せるプレーヤーはまだ少ない。しかし、このベテランの恐るべきフェアでセンス溢るるプレーを肌で感じ、後を追う清水の若い中盤プレーヤーが成長しないわけがないと思うのである。現在テルに替わってホランチを務めているホンタクは、シーズン前にその激しいプレースタイルからカードコレクターになることを危惧していたものだが、今日のゲームでのイエローが彼にとってリーグで初めてのカードだという。これは特筆すべきことである(もちろんホンタクのタックルは激しく、素晴らしいままだ)。テルの存在は素晴らしく、誇らしい。

Qこれで(Jリーグ)最多出場に並んだんですけど
テル「あっそう?」
Sの極み 4月29日付)

今日はやっと、千葉戦以来の“あと1点”を突破するゲームができた。
ヤジも一樹も前半には非常に惜しいシュートを放っている。次に“あと1点”の空気をブレイク・スルーするのは彼らである(してもらわなきゃ困る)。

次は5月3日、いよいよ静岡ダービー・イン・日本平。残席僅か
今節、磐田も勝ち、清水の調子も戻ってきた。舞台は整った。
ここ2ゲーム現地に行けなかったので、今度こそ、いかんでか。

前泊しようかなァ……。

その前にCL、今季最大の大一番まで、あと3時間。

(4月30日追記)
ガンバが負け、鹿島が引き分けた。これによりリーグ全体の勝ち点差はぐぐっと縮まった。やはりこの連戦が序盤から中盤にかけて最初のサバイバル(山場)になる。連戦は残り3戦。こういうときは連勝は続くし、連敗も続く。連勝同士の対戦では、本当の力がある方が勝つよ。
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永遠の/ブラッド・ダイヤモンドの真実

2008-04-29 04:06:37 | Documentary
中途半端なGWの中日なのだけれども原稿を一本、アポを2、3本取りつつ、企画を思案。

ヒストリーチャンネル「ブラッド・ダイヤモンドの真実(原題:BLOOD DIAMONDS)」
90年代にシエラレオネ、アンゴラ、コンゴなど西アフリカ諸国で繰り広げられた内戦の背景、9・11にも影響を与えた紛争ダイヤモンド、ブラッド・ダイヤモンドを描く。先日参加した「中村照夫と仲間たち2~エイズ・アウェアネスということ」で石弘之さんがお話された<アフリカに残る“現代の奴隷制”>の前提となる血塗られた物語。
シエラレオネの革命統一戦線(RUF)の兵士から「半袖(肘)がいいか? 長袖(手首)がいいか?」と訊かれ、敵対する政府・大統領に投票できないようにという理由だけで(それだけなわけがないだろうが)、腕を切り落とされる住民たち。鳥についばまれる死体映像。幼児の頃に誘拐されて以来、内戦が終結しても泥水に浸かりながら奴隷状態でダイヤモンドを探し続けることしかできない少年。そこに救いはない。
デ・ビアズの<A Diamond Is Forever ダイヤモンドは永遠の輝き>という名コピーによって、全世界的庶民レベルで広く深く普及し、<永遠の愛の象徴>となったダイヤモンド。こういう内容の取材でも受けて立ったデ・ビアズも、それはそれで、さすがというべきか。
泥水の中からダイヤモンドを探す日常を送る少年にとって、その永遠は終わることのない苦痛でしかない。しかし彼が<永遠>を過ごすシエラレオネは世界で最も平均寿命の短い国のひとつでもある。

続いてディスカバリー・チャンネル「9.11世界が目撃した175便」。航空管制官、関係者の証言で構成する<9・11>。改めて観て、凄い映像。そのとき、何にも知らないでいると「アンタ、アメリカで戦争が始まったよ!」と興奮しながら話しかけてきたオバちゃんを思い出す。映像ってのは怖いものである。
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ズルズルか、トントンか/第8節FC東京戦

2008-04-26 23:57:14 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
淳吾「うまくその2人(西澤・原)の特長を活かすってのを考えながら、(中略)自分が受けて、捌いて受けて捌いて受けてってのを繰り返して、リズムを作っていこうと思ってたんで、まあそういう意味ではできたと思うんですけど、まあ後半の戦い方には課題が出ました」

城福監督(FC東京)「まあボールはやっぱり支配されてたと思うんですよね。ボールを簡単にシンプルに回してくるし、特にディフェンスラインからトップにへの長いクサビっていうのを簡単に入れられてたと。(中略)清水はすごく集中してスペースをあんま前半与えてくれなかったので、その中でやり切れなかったなという印象です」
(以上、Sの極み 4月26日付))

スカパーで「清水対FC東京」戦。
序盤、東京の攻勢をしのぐと、徐々に清水ペースでゲームは進行する。前半も5分ほど過ぎると西澤のポストから淳吾、フェルがシンプルにボールを捌き、スペースに原、SBのふたりの飛び出しもスムーズで、面白いようにパスが回る。淳吾も言うとおり、前半はかなり理想とする形でゲーム運びができていた。最終的に9本のCKもほぼこの時間帯に集中し、いつゴールが生まれてもおかしくない波状攻撃ができていた。
しかし、結局得点は前半ロスタイムのアオのゴールのみで、ここで確実にゴールを決められるかどうかが、当然後半の戦い方にも影響する。終盤、ゲームを難しくしてしまったのもこの点で、自分たちの時間帯に確実にゴールに結びつけることできていれば、終盤の原・ヤジコンビのスピードはもっと生きていたはずだ。

ということで、多少のリクエストはあるものの、名古屋戦で不可解な不調の底は打ち、確実に調子は上向いている。今日から2週間で5ゲーム(柏A、磐田H、新潟A、そして鹿島H)という強行日程なので、正直言ってあまりゲームを振り返る時間はない。そしてこの緒戦を勝ち切れたのは、リーグ戦でのホーム初勝利以上に大きな意味がある。
ズルズルといくか、トントンといくか。
ここは序盤から中盤にかけて大きな勝負の分かれ目だ。だからこそ選手層を含めた総合的なチーム力だけではなく、ここからの勢い、そして空気は絶対的に必要なのである。確実に連敗するチームは出てくるし、ここで勝ち切ればその後、大きなアドバンテージになる。後半の戦いぶりは決して観ていて楽しいものではなかったけれども(スリリングではあったが)、自分たちの形を取り戻しつつ、確実に結果を残した勢いは、ひとまず買いだろう。
ここから連勝で鹿島を日本平に迎えよう。

次は火曜日、日立台で柏戦。
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あまりにハリウッド的な/自然の襲撃 2011年の太陽嵐

2008-04-23 04:39:23 | Documentary
ディスカバリーチャンネルでクライシス物のドキュメント2本。
まずはハリウッド映画そのまんまのタイトル再利用の<ディープインパクト・惑星が地球に衝突する時>
6500万年前に恐竜たちが絶滅したという小惑星の衝突が現代に起こったらどうなるかというストーリーを、専門家の証言を交えながら検証し、シミュレーションするフィクション・ドラマ……ですが、予想通りいろんな意味でハリウッド流です。

続いて、50年ごとに巡ってくるという太陽の活動極大期に起こる<太陽風>が地球にどのような影響を与えるのか検証する<シリーズ:自然の襲撃 2011年の太陽嵐>。ここでは太陽の活動極大期による強烈な太陽風が原因で、発電所・変電所がダメージを受け、全世界で破滅的な大停電が起こるという設定で、こちらもドラマ仕立てで見せる。アメリカ人はそこまで電力への依存が後ろめたかったのかというぐらい、ここでもハリウット的にクライシスしてサバイバルしている。

シュミレーション・ドラマは話半分に観ていればいいのだけれども、ちょっと気になるのは、この<2011年の太陽風>だ。地球温暖化ブームの昨今、ちっぽけな人類が排出する二酸化炭素がでっかい地球に与える影響よりも、どう考えても、さらにでっかい太陽の<活動極大期>の方が影響が大きくないか。それによって起こるという<2011年の太陽風>の方が、さらにちっぽけな地球に与える影響は大きくないのか。しかもその影響は比較にならないほど直接的なはずだ。

でも、結論としてはよくわかってないらしい。
しかし、わかってなくても言われれば言われるほどに後ろめたくなって心配するのが人間で、また何だかわからないけれども心配している善良な人たちを、何かに利用する人間もいたりする。
モラルを問いたいのならば最初からそこに問題点を絞ればいい話で(モラルを憂う人はいつの時代にも、どこにでもいる。そして急進派は感情論を糊塗するために、かなり強引な“科学的根拠”を魔法のように産み出す)、まあ温暖化問題も、アンチ関係の人たちが暗躍している社会・環境問題の二の舞は勘弁です。

だって人間の企みや悪意なら憤りもできるけれども、小惑星の衝突や太陽の極大期は……どうしようもないもの。

<田中宇:地球温暖化問題の裏側>も参考までに。

(追記 6月20日)
<グリーンランドで1万年以上前、氷期から温暖な現在の間氷期へ移行している期間に2回の急激な温暖化が起きていたことが確認された。国立極地研究所(東京都板橋区)が参加する国際共同研究で、19日付米科学誌サイエンス電子版に発表する。低緯度で何らかの気候変動が起きて、大気循環が変化したためと見られる。同研究所の東久美子准教授は「北極は環境変動の影響を受けやすい。現在の気候変動を予測するカギとなる」という。
日独仏米とデンマーク、アイスランド、スイス、スウェーデン、ベルギーの9カ国が、96年から03年にかけてグリーンランドの氷床を岩盤まで全長3085メートル掘削。
氷床に含まれる酸素や水素の同位体などを解析したところ、約1万4700年前には3年間で約10度、約1万1700年前には約50年間で約10度という温度の上昇が確認された。
氷の解析によって、グリーンランドに雪をもたらす水蒸気の発生海域が、より高緯度になったことも推測でき、当時、短期間に大気の循環が大きく変化したと考えられるという。 >(朝日新聞 6月20日付

さて、温暖化派はこの報告に対してどう言い繕うのだろうか。
オレも思いついた革命的な別の意図が彼らにもあるのならば尊敬しちゃうけれども。
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今更ながら<持たざるもの>

2008-04-22 10:13:05 | Books
「戦争」とか「丸山眞男」とか「ポスト団塊世代(バブル世代)」とか、極めてスキャンダラスで挑発的なキイワードで戦線を拡大した挙句、逃げ道をいくつも張り巡らせ、結局真意を隠したまま、自称<持たざるもの>が<持つもの>を釣りに釣りまくった、<「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。>。3、4年前に「下流」の自己責任論で(おそらく)散々ストレス解消したくせにそりゃないよ。著者は幸い自著本も出たことだし、ひとまず目的は達成したんだろう(版元は予想通りアレだけれども)。もはやひとつの新書ジャンルである玉石混合の「フリーター論」「若者論」への宣戦布告。
しかし、そんなものはすでに20年前にヒロトが歌っている。
悩ましいのは<持たざるもの>が、本当に<何を持ちたいのか>わかってないことなのだとオモ。

ロックンロールはますます困難になっているけれど、言論というのはさすがに開かれてますね。

嗚呼、寿司喰いたい。
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怖い話三題/Living In A Perfect World

2008-04-22 03:59:36 | Documentary
ナショナル・ジオグラフィックチャンネルでドキュメント3本。
「凶悪犯罪組織アーリアン・ブラザーフッド」(原題:Aryan Brotherhood)
<アーリアン・ブラザーフット>は刑務所内で結成され、塀の外にも勢力を伸ばしているという極悪秘密結社。つまりアメリカのリアル牢名主である。もうそのまんま『アメリカンヒストリーⅩ』の世界ともいえる。
60年代の公民権運動を背景に刑務所内で台頭してきた黒人、メキシカンに対抗するために結成された白人組織で、収監された服役囚どころか看守まで刃物で刺し殺すという何でもありの世界。そんな恐怖でがんじがらめの鉄の組織も、中興の祖であるマイケル・トンプソン氏の離反で、組織の変質が明らかになっていく(離反の理由が意外とベタだったりして)。そして今やトンプソン氏は組織から最高レベルで命を狙われる危険人物。と、ここまでで彼らが極悪非道なのは十分わかるのだけれども、共謀共同正犯と目される最高幹部2名への捜査官の追及、その描写がちと中途半端で喰い足りない。対立しているはずの黒人、メキシカン視点も、なぜかばっさり切ってしまっているのがもったいない。
<コカインよりも安価でしかも効き目は3倍以上。しかも自分で作れてしまう>という、メタンフェタミン(クリスタル、アイス、ティナ、クランク)の危険性を描く「世界で最も危険な麻薬(原題:World's Most Dangerous Drug)」。これ、使用前・使用後の顔写真が特殊メイクみたいで怖すぎる。以上2本は、そのまんま「まる見え」で放送されてもおかしくない内容。

そして、「完全自然主義に生きる人々(原題:No Borders: Living In A Perfect World)」
一組のオールドファッションな夫婦を乗せた馬車が、土ぼこりをあげながら舗装されていない道路を走る。口から出るのは生活の愚痴ばかり。しかしこの生活からは逃れられない。
これは重い。タイトルだけ見るとヒッピーのコミューンのような印象を受けるけれども、これは世俗的な発展を一切望まず、聖書の記述に対して忠実に生きる、メキシコの砂漠に住むキリスト教メノナイト派教会員たちの物語。ということで、タイトルはやはり<Living In A Perfect World>が正しい。彼らは<Perfect World>を求めるために、長い間迫害を受け、旅してきた人々なのだ。そして<完璧な世界>で生きるために<電話、車、ラジオ、テレビ、音楽など現代文化を一切拒否し電気さえも使わない>。そういう世俗から取り残された<Perfect World>の最大の問題は、やはり、というか案の定、貧困である。しかし貧困を解消し、生活に潤いを与えるであろう電化には、教会の長老たちが反対している。

それでも彼らは、神の教えの通り日曜日は絶対に働かない(働けない)。働かなくて何をしているのかというと、何をしていいのかわからない。だから子どもたちまで何をしていいのかわからなくて日常的に酒を飲む(らしい)。
ある者は世俗の世界に惹かれながらも、貧しいながらも平穏なコミューンの生活を望み、ある者はコミューンを捨てて家族と共にボリビアで新たな生活を始める。そしてまたある者は着慣れたオーバーオールを脱ぎ捨てて、<ちょっとだけの自由>を求めてコミューンを離れる。
どの道を選ぶにしても、とても彼らの行く末が平坦なものだとは思えない。
ニューシネマの世界を思わせる淡々とした描写が心に響く。

<何をしていいかわからない>ような住民を生み、育ててしまう絶対的な(教会の)力は、アーリアン・ブラザーフットやメタンフェタミンのように怖い。<Perfect World>というのは実に恐ろしい世界である。
確かに<Perfect World>はひとりひとりの心の中にあるだろう。また、それを他人に迫る人間はどこにでもいるものだけれどね。
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うた/若林ケン CHANSON THEATER in The Globe Tokyo

2008-04-21 10:17:42 | Music
日曜日。夕方から新宿へ向かう。
東京グローブ座で若林ケンさんの<デビュー3周年記念特別公演 若林ケン CHANSON THEATER in The Globe Tokyo>。観客の平均年齢はおそらく60歳超。男女比はほぼ1:9。こういう場所に来ると、やっぱし破壊力があって面白いのは、アラフォーじゃなくて五十女、六十女だと実感する。そんな女たちを虜にするケンさん。
恐るべし若林ケン。
シャンソン歌手デビューの3年前の東京キネマ倶楽部以来というバンドメンバーも揃い、貫禄たっぷりに歌いまくる。

このところ(新宿行きの電車の中でも)いろいろ考えるところがあったのだけれども、ケンさんの歌を聴いてひとまず前向きになることができた。やっぱり、うたっていいなあと思いますです。
最後の歌は、ケンさんが60歳になってやっと歌えるようになったという「過ぎ去りし青春の日々」。60歳にならないと歌えないうたがあるように、30代、40代だから歌えるうたもある。

夏には、つかさんの「幕末純情伝」(新橋演芸場)が控えているそうです。

ケンさん登場のLB2007年10月号もまだまだ発売中です。


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ゼロ地点/第7節横浜戦

2008-04-20 02:14:08 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「内容的にも次のホームのゲームにつながるゲームができたという風に思ってますんで(中略)良い方向に持ってきたいなという風に思ってます」

西部「そういう面では気持ちもみんな強かっただろうし、全体的なバランス考えても運動量考えても格段に良くなってることは間違いないと思います」

児玉「悪い流れも切れたと思うし、こっから下がることはないと思うし、とにかく上を見てやっていきたいです」

和道「でもそこぐらいやと思うし」

フェル「勝ちましょう!」
(以上、Sの極み 4月19日付))

日産スタジアムで「横浜マリノス対清水」戦。もちろん結果というのも大事なのだけれども、名古屋戦で落ちるところまで落ちた“チームの力”がどこまで戻っているのか。ナビスコカップのヴェルディ戦で見せた“兆し”は本物なのか。それがこのゲームのポイントだ。
負傷した枝村に代わって淳吾が投入される前半の途中まではプレーが中途半端で、押し込まれる場面が少なくなかったが、西澤のゴール後はテルも高い位置でのプレーが見られるようになり(つまりそれが“本来”の形だ)、伯仲したゲームになった。横浜サポには面白くなかったかもしれないけれども、後半はかなり面白いゲームになったのは確かだ。なぜ横浜サポにとっては面白くなかったのか。それは清水が清水らしさを取り戻しつつあったからに他ならないからだろう。悪いけど、名古屋戦のときみたいに、そんなに弱いチームじゃないよ。

中澤「今日のような試合を“負けなくて良かった”と、今の時点で決め付ける必要はない。1年経ってみて、初めて評価できるものだ」(J's GOAL 4月19日

ゲームを見た印象としては、ゼロ地点に戻ったという感触は得た。少なくとも開幕から大宮戦までの状態には戻ったのではないか。残念ながらプラスではないけれども、もはやマイナスでもない。ようやくゼロだ。しかし、それは、これから、ということでもある。J中断までリーグ戦はあと6ゲーム。今日のゲームがちょうど折り返しということだ。
ピッチ上の雰囲気も、彼らを拍手で送ったゴール裏の空気も良かったと思う。勝てなかったという事実は残念だが(それは中澤の言う通りシーズンが終わったときに評価すべきことだ)、とても前向きになることができたゲームだった。
力を取り戻し、確認し、証明する大事なゲームはさらに続く。次は26日、日本平でFC東京戦。

ゲーム後、和道がA代表候補に選出された。今更ながら、当然だろう。でも本当に遅いよ、岡ちゃん。

和道「まあどんなもんなのかしっかり感じてきたいなと思います。行ったことないし(笑)」(Sの極み 4月19日付))

(追記)
リーグも序盤を過ぎて、名古屋以外のクラブは落ち着くところに落ち着き始めた。結局、スタートダッシュの勢いも、監督交代のスクランブル効果も長くは続かない。今年はつくづくタイミングの悪さを感じざるを得ない。
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アウェアネス

2008-04-18 23:23:58 | LB中洲通信2004~2010
木曜日。
早朝に東京へ戻り、原稿と取材準備。

夕方からカメラを持って、新橋にある世界銀行東京事務所で開催された「中村照夫と仲間たち2~エイズ・アウェアネスということ」に参加。内容については前回の中村照夫さんの取材で知ったことが多かったけれども、石弘之さんの伝えるアフリカの現状、澤田滋正さんが示した新宿のラブホテルを対象に行われた疫学調査は少々ショッキングなものだった。

19時からは場所をPIC東京へ移し、「中村照夫と仲間たち2~エイズ・アウェアネスということ」第二部、中村照夫トリオのライブ。ドラムは村上寛さんだったのでご挨拶。ライブは大盛況でした。
20時30分を過ぎたあたりで会場を後にして帰宅。さらに原稿。


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この雰囲気/ナビスコカップ予選グループB第3節東京ヴェルディ戦

2008-04-18 23:04:47 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
原「でもホントみんな集まって分かち合ったのと、『この雰囲気だ』と思いながら(笑)。やっぱああいうときは自然と勝てるんだなと思いました」(Sの極み 4月16日付)

水曜日。
ぎりぎりまで原稿を送り続け……結局新幹線に飛び乗ったのは17時過ぎ。前半はほとんど諦めつつナビスコカップ予選グループB第3節・東京ヴェルディ戦が行われている日本平へ向かう。気分はほとんど去年のナビスコカップ予選最終節の大宮戦(ナビスコカップ予選リーグ最終節 熱い45分間、そして6346人の幸福)である。
19時30分頃には清水駅に着いたもののタクシーは一台もおらずかなり焦ったが、何とか前半40分あたりに到着。スタンドの階段を駆け上がり、恐る恐るスコアを確認すると……2-0!!!!!!!! 怪我の和道に代わって岩下、疲労の児玉に代わって山西、何だかわからないけど(嘘)ヤジに代わって原、スタメンは事前の健太の宣言どおり、フレッシュになった。そして東スタンドを観てまた驚いた。ヴェルディサポの少なさだ。いくらなんでもこれは少なすぎるだろう。

名古屋戦には行けなかったので比較のしようがないのだけれども、ご近所さんが言うにはまったくスタジアムの雰囲気が違うという。あと1点、あと1勝で“空気”は変わるはずと思い続けてきただけに、それもまた当然だと思う。
前半終了直前にエダ、後半には西澤(!)、岩下(!!)のゴールも決まり、5-0の圧勝に終わった。2-0や3-0で終わっていたら遅れたことを後悔しただろうが、見逃したゴール数よりも観たゴール数の方が多かったので、とりあえずよしとする(何で贅沢なんだろうか)。出場停止のフッキは仕方がないが、中盤以下のスタメン級が揃っていなかったというヴェルディの信じられない状況があったとはいえ、清水は(ポテンシャルは別として)川崎やガンバではないのだ。そう簡単に5-0というスコアは取れるものではない。
これで一年前とはまったく逆の状況でナビスコカップは勝ち点7でグループ1位。予選突破にまた一歩近づいた。そう、考えてみればリーグ戦の好調さと裏腹に去年のナビスコカップ予選も今年のリーグ戦のように異常なほどの不調だったのだ(←これは何かの予兆かもしれない…)。

それにしても、この日はこの男に尽きた。



ヤジと共にこれからも順調に成長していっていただきたいものだ。

次はリーグ戦のマリノス戦。昨年は、ナビスコカップ大宮戦で最高に魂のこもったゲームを魅せながら、次のゲームであまりに不甲斐ないゲームを見せてしまっただけに、明日こそは日産スタジアムで本当の力を証明しよう。
次が本番、そんなことはみんなわかっていることだろうけれども。

健太「(ヴェルディ戦のような)気持ちで臨めばどのチームとも対等以上戦えるチームだと思っているので、掴みかけた自信というのを本当の自信というか確信に変えるような戦いをしたい」(Sの極み 4月18日付)
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桝井さん

2008-04-15 23:58:22 | LB中洲通信2004~2010
午前中原稿。夕方から渋谷で『タカダワタル的ゼロ』のプロデューサー、アルタミラピクチャーズの桝井省志さんに話を訊く。いよいよ公開は来月。5月17日の公開記念オールナイトイベントでは<幻のオールカラーFOLKドキュメントシネマ>『吉祥寺発 赤い電車』(半分のみ)上映。三上寛のライブもあるぞ。

で、せっかくドキュメンタリー映画の取材で、敏腕映画プロデューサーのインタビューだからと、今何かと話題の<YASUKUNI>についても話してみた(本題とは別だから書いちゃうが)。まあ結論は単純なもので「ドキュメンタリーは監督の主観である」に尽きた。これは前々からオレも感じていたことだけれども、ドキュメンタリーはフィクションである、とまで言い切ってしまうと乱暴だが、監督の作家性に拠るものが大きいのだから、ここまで大騒動になるほどのことまでではないわな。
周囲に目配せしたようなつまらない客観よりも、多少は乱暴でも主観の方が面白かったりするのは当然なのだ。

人間だもの(非みつを)。

ただし『タカダワタル的』他、アルタミラの音楽ドキュメンタリーシリーズはまったく<主観>を排したコンセプトで作っているようですが…この辺がドキュメンタリーの奥深さです。
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#4 ボブ・ディラン

2008-04-13 18:06:56 | 今日のお言葉
生きることはかなしいよ
生きることはさわぎだよ
できることは しなきゃならないことなのさ
しなきゃならないことをするんだよ
だから うまく できるのさ

(ロックの神様)

原作『アイデン&ティティ 24歳/27歳』(角川文庫)、『アイデン&ティティ32 第3部』(青林工芸舎)、映画版『アイデン&ティティ
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それぞれのインデペンデンテ/第6節名古屋戦

2008-04-13 13:00:57 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「わかってます。あなたがたぶん生まれる前から、私は清水でずーっとサッカーやってますし、清水がどうあるべきか、どうなきゃいけないべきかっていうのは、十分わかってるつもりです」「自信がなきゃやってられないです。諦めたら終わりじゃないですか? ねえ、違いますか?」(Sの極み 4月12日付)

スカパーで「清水対名古屋」戦。
以前、清水のプレーヤーも似たようなコメントをしていたような記憶がある。「自分たちがやっていておもしろかったら、たぶんみんなが観ていてもおもしろいと思うし、今はそれができていると思うので、すごく良い状態だと思う」。もちろんこれは名古屋・玉田のゲーム後のコメントだ(J's GOAL 4月12日付)。現在の名古屋の調子の良さは本物で、まるで2年ほど前の清水を観るような錯覚さえ覚えた。圧倒的なカリスマの下でプレーヤーがコンセントレーションを高め、主体的にゲームを支配していく様子(これは単純にボールポゼッションの問題ではない)がまざまざと観て取れた。ピクシーから目標と目的を与えられたプレーヤー、そして名古屋サポーターが、現在の名古屋というチームをサポートしていて楽しいのは当然だろう(これもまた単純に連勝しているから、という意味ではない)。それは清水エスパルスと長谷川健太、そしてオレたちも確実に通過した季節なのだから。
そして、清水が陥った悪循環も同じように本物だと言わざるを得ない。昨夜のSの極みに掲載されたゲーム終了後の一部サポーターによる選手バス囲みとその後のやり取りはかなり生々しくショッキングなもので、まだまだリーグ序盤ながら、チームの命運を分ける分岐点に差し掛かってしまったことを実感させた。バス囲みそのものには異論もあるだろうが、この状況で健太との交感が必要だと思った一部サポーターの気持ちは理解できる。それは誰が何と言おうと、そういう「空気」が日本平には間違いなくあるのだから、その「空気」を払拭するためには(またある種の「空気」を作るために)行動が必要だと感じたのだろう。その「空気」を健太が感じないわけがない。
文字にして言いたくはないが、もはやこれはリスクを負ってでも一歩踏み出すべき個人の自覚や責任感の問題だ。あまりにもリスク回避の意識が強く、状況に萎縮し自滅してしまっているように見える。若く、生真面目なプレーヤーが多いチームが陥りやすい負のスパイラルである(もはや構築から3年を経過したチームが単純に若いとは言えないが)。アウレリオ、パウロがなかなかフィットしない中で、健太が精神的支柱として構想していたであろう兵働の長期離脱、開幕当初はほとんど唯一調子の良さを見せていた中核的存在の淳吾の離脱、思えば負の条件は真綿で首を締め付けるかのように揃っていた。いくら層が厚いとはいえ、チームとしてのコンセントレーションが取れなければ綻びは徐々に目立つようになる。大分、大宮、名古屋のような好調クラブやガンバ、浦和のような強豪クラブがその綻びを突かないわけがない。

<サポーターは(中略)「監督だけ来てもらい選手には帰ってほしい」と伝えたが、「監督をみんなの前に出すわけにはいかない」ということでクラブ側は拒否。その結果監督・スタッフ・選手(18名)はバスに乗ったまま足止めされる形になった。(中略)座り込みから約3時間後、クラブ幹部と協議の末監督がサポーターの前に立つ。>(Sの極み 4月12日付)

健太、プレーヤーは2時間もの間、こう着状態をバスの中で過ごしたという。彼らは何かを感じただろうか。何も感じなかったはずはないだろう。何も考えなかったとは思えない。
しかし、この局面を自力で乗り越えることができれば間違いなく、オレたちは本物のチームになれる(はず)。サポーターから「空気」を突きつけられた勝負師・健太はこれからチーム内外にどんなメッセージと目標を打ち出して「空気」を作っていくのか。プレーヤーはどうやって自ら考え、「空気」を作り、一歩を踏み出していくのか。リーグの行く末とは別に楽しみでもある。それこそが本当の勝利への道であり、それぞれのインデペンデンテへの道、である。
ましてやサポーターが、<清水がどうあるべきか、どうなきゃいけないべきかっていうのは、十分わかってるつもりです>という健太をこのまま終わらせるわけにはいかないだろう。

次は水曜日、日本平でナビスコカップ予選東京ヴェルディ戦。後半からでも行く…つもり。個人的に思うところがあり、ここのところ貧すれば鈍するを実感しているのだけれども、鈍する精神は何が何でも自力で乗り越えていかなきゃ何も切り拓けない。
サッカーは人生の比喩であり、人生はサッカーの比喩でもある。そこに清水エスパルスと清水の象徴である長谷川健太がいる以上、オレたちは彼らをサポートし続けなければならない。オレは健太のカリスマと彼らのポテンシャルを確信しているし、まだまだ諦めるつもりはないよ。

清水サポーター怒りのバス出口封鎖/J1(日刊スポーツ 4月13日付
暫定16位後退に清水サポーターも怒(報知スポーツ 4月13日付
清水サポーター、怒りの座り込み(スポニチ 4月13日付
清水ファンが座り込み 長谷川監督が釈明(スポーツナビ 4月12日付

(追記)
名古屋戦後、バス止め騒動時の健太監督とサポーターの様子(YouTube)
その1
その2
その3
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金曜

2008-04-12 21:04:34 | Music
金曜日。久しぶりにGate One。この日はトオイダイスケ(b)君リーダーライブで大口純一郎(p)、橋本信二(g)。Gate Oneの後、コットンクラブを経由して朝帰り。

さすがに飲みすぎで日本平は今季初断念。こういう日に限ってゲームの結果も心身ともにダメージを与えるような内容…水曜日も行けるかどうか微妙だってのに。これはまた数時間後に改めて。
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浅野屋さん

2008-04-11 15:12:03 | LB中洲通信2004~2010
水曜日。コの字取材で神保町の「浅野屋」さん。3年前に改装し、店内は明るい。現在は人ひとり通れる程度の細いコの字なのだけれども、以前はカウンターも広かったそうだ。改装すると現在の法律(消防法?)に併せなければならず、現在の形になったという。

ビアサワーがうまいっす。
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