美味しいコーヒーを求めて、「サイホン式」を試行しているが、大概のことは自分の手でやるが、食べ物に関しては、日頃から全くもって完全な素人。 やることは、誠にお粗末であり、私の恥でもあるが、これをブログネタにした。
やることが順当なら、今回は同じメーカーの「ブルーマウンティン・ブレンド」の高価な物と安い物との飲み比べをしようと始めたが、思わぬ失敗をしたので、実態を書き留めることで、味のことは棚上げして、再発防止にしたいと思うのである。
ロート(下の写真で上のガラス容器)の底にはフイルターがあり、下から吹き上げてくる熱湯により、浮き上がらないようにスプリングを介してロートの下端部に引っかける構造になっているが、引っかけることを忘れたらしい。
このために、下からの圧力により、フイルターが浮き上がり、粉が下に降りてしまい、湯と粉が混合してしまうという、誠にお粗末な失敗をしでかした。 コーヒーの粉は下に沈むので、何とか飲んだが、味の比較にはならなかった。
昨日はうまくいったので、少し調子にのってしまったようで、慎重さを欠いたことが原因と、自らを戒めたのであった。
そして、その午後、今度は一杯分でもうまく作れるかをためしたかったので、やってみた。 今回は、その時々を出来るだけカメラにおさめようと考えた。
先ずは、水道水をフイルターを通してカルキなどを抜き、ヤカンで沸騰させた湯を暑いままに、外周を布巾で水滴を除去したフラスコに注入し、アルコールランプを点灯した。
コーヒーフイルターは、乾燥させない所か、水に漬けたまま冷蔵庫保管と書いて合ったので、その通りにしたが、濡れているので、その水分でコーヒーの粉に水分が滲んでしまったが、これでは味に悪影響は無いのだろうかの疑問を持ちながら、次に進めた。
湯が再度沸騰したので、ロートを差し込んだ。その直後、写真を撮る間もなく、湯は上がっていった。 味が良いとされる目安の、上に「泡」、その下が「豆粉」、その下が「液」と一応は分離出来た。 これは前回も確認しているので間違いは無い。
火を止めた瞬間であるが、三層の分離はあまり明確とは言えなくなった。
全ての液体が落ちてしまった後の形が、これまた味がよいとする目安として、フイルターの上にこんもりと泡だけが残るのが良いとされているが、その形は見られなかった。 前回3杯分を入れたときは、その形が出来たので、一杯では出来ないのかも知れない?。
今回使った粉末は、UCCのキリマンジャロ・ブレンドと称し、価格の安いものであったが、適量入れたつもりながら、やや薄く感じたし、少なくとも美味しいとの感覚はなかったが、この辺りの結論はこの道の元プロを招いて試行するので別途としたい。