カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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B年 待降節 第4主日

2017年12月19日 | 神父様からメッセージ(B年)


 このときこそ神様は私たちの人生を大切な贈り物のような希望と喜びで満たしてくださいます。怖れることはありません、洗礼者ヨハネと聖母マリアは、どのように救い主であるイエス様を受け入れられるのか教えてくださいます。貧しい所でお生まれになるイエス様は、世界の貧しい所で生まれる子供たちのことも思い起こさせます。あるいは子供の誕生を望まない所でも、又その一方で子供に恵まれない人たちもあり、その寂しさを思い起こさせます。けれども来られる救い主であるイエス様は、悩みのある所に大きな光によって平和と喜びをもたらします。
「使徒パウロのローマの教会への手紙16・25-27」
 この頃、典礼から勧められた朗読は、特別に神様の心の豊かさを感じさせられる箇所になっています。神様の言葉は福をもたらす音であり、使徒パウロによると、いつどんな時でも私たちの心は強められています。皆の心の中に、愛で満ちた人生のための計画があります。その希望と計画は秘められて一番愛する人に告げられます。それは目立たない徴(きざし、しるし)から始まり、預言者を通して明らかになり、最後にイエス様を通して啓示されました。その計画は皆のための喜びであり、神の命、希望です。それを理解して受け入れるのは素朴な人であり、信じる者であり、どんな神様の言葉をも受け入れる人なのです。
「ルカによる福音書 1・26-38」
 今日の福音書は、すでに無原罪の聖母の祝日の時に朗読されました。しかし、もうすぐイエス様が生まれる出来事を中心にして、今日別の目で同じところを読み取るようにしましょう。特別にこの個所の最後の部分に注目したいと思います。どんな使命を与えられた時でも起こることですが、天使ガブリエルの言葉に対してマリア様は、このような出来事(イエス様を身ごもること)がありうるのかと聞ました。天使はマリア様の身に起るのは、神様の神秘的な計画であり、聖霊によって起こることだと語りました。ちょうど世の創造の時と同じように「光あれ」という言葉によって光があったように、マリア様の心の中で神様の言葉によって神様の計画は実現されました。しかしマリア様は畏れながら天使ガブリエルと次の神秘的な対話に進み、神様は天使を通してマリア様にそのことを確認できるような徴を与えました。それは、もう年をとっていた従姉妹エリサベトが身ごもっていたことでした。その徴は、神様の偉大な力を示した出来事でした。マリア様はその徴の魅力に捕らわれ、従姉妹エリサベトの所に行き、自分の心の中に同じ神秘的な出来事が起こったことを確認します。その時マリア様とエリサベトの心は素晴らしい喜びに満たされて神様の働きを誉め讃えました。

 2017年 12月24日†

喜びで満ちたクリスマス おめでとうございます!
皆様に感謝の心を込めて、恵みであふれた降誕祭を!
良い年を迎えられますように願いながら、神様の祝福をお祈り申し上げます。
                            モヨリ神父



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