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折り紙のプーさん!

2016年10月28日 | O60→70(オーバー70歳)
▼描き続けていると、どうしても欲が出てしまいます。それらしくとか、上手にとか、無心さを邪魔してしまうようです。
▼恥ずかしがらず、目の前にあったものを描いていきます。クリーニング店に貼られていたプーさんの折り紙です。
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『世界共和国へ』 (その1)

2016年10月28日 | O60→70(オーバー70歳)
今回のシリーズは『世界共和国へ』柄谷行人著(岩波新書1001)の副題は「―――資本=ネーション=国家を超えて」の抜き書きです。柄谷行人さんの著作については、本書の前に、分厚い単行本で1ページの文字数も多く、内容も難解な『トランスクリティーク』を読み終えていましたので、理解が深まったような気がします。

【3〜4ページ】福祉国家から「やすい政府」へ
1990年以後、「社会主義」圏が消滅すると、福祉国家への動機がなくなります。その結果、「安い政府」が主張されるようになりました。資本が海外へ出て行って、自国の労働者が失業しても構わない、それより、資本の利潤を優先すべきだ、結局、それが国民の利益にかなうことになる、という主張が、まかりとおるようになったのです。

【13ページ】
マルクスの欠陥は国家主義にあるのではなく、むしろ、国家の自立性を見ないアナキズムにこそあるのです。さらに、マルクスは民族問題に関しても楽天的な見通しを持っていました。民族の差異は世界資本主義の浸透によって消滅するだろうと考えていました。

(ken) 新書本なのですが、内容は濃密で教科書みたいな感じを受けました。大事なところだらけで、抜き書きも膨大になりました。都合、50回になる予定です。
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