先日、小中学校の同級生である小松茂保君から、クジラ化石の隣りに横たわっている写真とメッセージ(発見!化石クジラ、自宅から北の山)が届きました。
会津の博物館で展示されていそうです
2枚目の写真とは別の「解説パネル」をスキャンした文章は次のとおりです
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鰭脚類/ききゃくるい(セイウチなどの仲間)
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ハナワクジラなどが発見された久保田層からは多くの化石が発見されています。
しかし、同じ海の哺乳類である鰭脚類(セイウチなどの仲間)は発見されていませんでした。
今生きている鰭脚類の中にはセイウチの他にアシカやアザラシといった水族館の人気者がいます。
去年(2020年)の夏に、久保貴志氏(徳島県子ども科学館)が久保田層から骨化石の一部を発見しました。
そこで当館の猪瀬学芸員が発掘し、鰭脚類(ききゃくるい)化石を専門とする主森氏(国立科学博物館)との研究によって鰭脚類の胸部の化石であるとわかりました。展示してある化石の産出状況を見ると、骨は生きていたときのようには並んでいません。
死んでしまった後で堆積物に覆われる前に、動いてしまったのでしょう。クジラと同じ鰭脚類のまとまった大骨格化石が同じ地層から発見されることは確かです、約1000万年前の海で一緒に泳いでいたのかもしれませんね。
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