みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『能楽師になった外交官』

2008年05月16日 | 本・マンガ
パトリック・ノートン/著  大内 侯子・栩木 泰/著

 積読本の一冊になっていた本をやっと読みました(苦笑)1968年から4年間ベルギー大阪総領事、1988年から9年間ベルギー駐日大使をなさっていたノートンさんが日本で出会った能(謡)について綴った本です。能楽師になった外交官といっても、本業のプロの能楽師になったわけではなく、ご本人も断りを書いていらっしゃいますが、あくまでアマチュア能楽師(?)になった外交官でしょうか・・。この本を読むず~~~っと前(学生時代)に、先生からこの方のこととこの本のことを伺ったような・・・・記憶が蘇りました。

 大阪総領事時代にふとしたことで謡の稽古を始めることになったノートンさんが能にのめりこんでいく様子は、能への、そして日本への愛を感じました!!大阪総領事を離任してからも、駐日大使になるために努力したりとか、半端ではありません(笑)日本に再び行くための武器も「能」というのが凄いというしかありません。中国や他の国に赴任した時でも大阪時代の謡の先生(故上田照也師)が吹き込んだ謡のテープを擦り切れるまで聴いて練習していたとか、かなりハマっていらっしゃる様子は読んでいて、なんだかこちらまでうれしくなっちゃいます(笑)あと、大倉長十郎先生のことも少し出てきました。


 ちなみに私の周りにも、外国の方で鼓のお稽古をしている方がいらっしゃいます。そして私が能と出会ったきっかけは大学時代の留学生の日本文化プログラムの一環としてのワークショップに日本人チームとして参加しました。日本人学生とアメリカ人留学生が仕舞体験&発表をするというものでした。私だって能はちんぷんかんぷんだったのに、私もやることになり(^^;この本のように五線譜風の謡本を先生に教えていただきながら作ったりしたもんです(笑)(多分このときにこの本のことを教えていただいたのかもしれません・・・。)今思うと、なんて短期間で無謀なことをしたんだろう~って思いますが良い思いでです(^^;日本人も正座に慣れていないのが多いけど(私も今はだいぶ慣れてきましたが、あの頃はもっと早く撃沈していましたねぇ・・・)、もっと慣れないアメリカ人学生たちが正座に苦しんでいたのは・・・あれは偉かったと心から思いますね。
 もっとも、能のお稽古(鼓ですが)をしている私でも楽しいけれど、難しいよなと思うこともある能。私もよく外国人のお弟子さんに詞章の文句や言葉の意味を尋ねられますが、説明するの難しいもん(苦笑)よく「私たち今の日本人でも昔の言葉は難しいよ・・・」と言ってます(^^;。

 なので、こんなことや学生時代の経験を思い出したりしながら楽しく読んでしまいました。私はノートンさんみたいに熱心にお稽古しているかな~?(^^;少し見習いたいと思います(笑)

 ちなみに後半の第二部は本田宗一郎氏との交流についてが書かれています。

『犬の日本史 人間とともに歩んだ一万年の物語』

2008年05月15日 | 本・マンガ
谷口研語/著

 一応日本犬(甲斐・血統書なし)を飼っている私。実際に日本犬を飼ってみて、以前に比べて柴や甲斐だけでなくそのほかの日本犬のこともいろいろ気になるようになりました。これは日本犬の歴史かな?と思ったんですが、想像とは違い、縄文時代から現代に至るまでの歴史の中で犬のエピソードを取り上げた本です。だから日本犬の歴史というのとはまた違いました(^^;

 それでも、ユニークな視点で歴史が語られていて、面白かったです。平安時代の貴族と犬との関わり方、鎌倉~室町期に武士の間で流行った犬追い物、そして江戸時代の犬公方綱吉の生類憐みの令のことから軍用犬のことなど。犬は古代から人間とともに生活をしてきたということが分かります。
 甲斐は武田の忍者犬だったということですが、甲斐のことではなかったですが、戦国時代のこういったスパイ犬(?)は伝令犬として使われたようですね。首輪に密書の入った筒をつけて放されたという。もっとこの忍者犬については知りたいですね。(ハットリくんの獅子丸をなぜか思い出す私^^;)

『ベルナのしっぽ』 (DVD)

2008年05月14日 | 映画(DVD含む)
 24歳で視力を失ってしまった女性とその家族と彼女たちのパートナーである盲導犬のお話です。原作は実話を元にしたベストセラーです。(私は未読ですけど。)
 
 動物ものですけど、犬が前面に出ている主役ではなく、主人公である全盲の女性のしずくの生き方とその家族の日常の姿が描かれていて、好感が持てました。そして盲導犬についても考えさせられたりしました。なんか学校上映とかされそうな作品ですが、私こういうの好きなんですよね(笑)主人公の白石美帆、その夫役の田辺誠一がよかったですね。とても自然で。全盲というハンディがあってもとても幸せな家族です。もちろん、彼ら全盲夫婦を支える黒ラブの盲導犬ベルナもよかったですね。余談ですが、わたくし、和犬を飼っていますし、どちらかというと洋犬よりも和犬派ですけれど、洋犬を飼うのだったらラブとかフラットコーテッドとかレトリバー系がいいんですよね(笑)黒ラブやっぱりかわいいわ~。


 物語の設定が昭和50年代。まだ盲導犬が今よりもあまり理解されておらず、入店を断られたり、自分の子供の保育園送り迎えができなかったりという問題がありました。今も法改正されたとはいえ、罰則がないので受け入れ拒否がまだまだあるようです・・・。今も盲導犬の頭数は盲導犬を必要としている人に対してかなり足りないのが現状ですし、まだまだなんでしょうね。とはいえ盲導犬実働数はアメリカ・イギリスに次いで多いらしいですが・・・。前から盲導犬には興味があって、いつかパピーウォーカーなどやってみたいなと思っていたことも・・・。(今はもうやつがいるので難しいし、私が育てたら盲導犬に向かない元気いっぱいなワイルドな子になりそうだし・・・・^^;)

 でも、盲導犬は本当に偉い。訓練士もかなりすごいと思う。映画の中でもあったけれど、心無い人間にたばこをおしつけられても、じっとしているんです・・・そこで暴れて、主人に危険が及ぶことがないように・・・・。何かで足を踏まれたりしても暴れないようにさせるというのは読んだことあります。うちの犬だったら、そんなことされたらきっと倍返しすると思う(苦笑)

 この物語で、主人公の女性が盲導犬のことを知ってもらおうと幼稚園などでお話の会をします。そこで子供たちに約束をします。「ハーネスをしているときはお仕事中だから触らない」「食べ物をあげない」など・・・・。私もたまに盲導犬や介助犬を街で見かけます。食事をするところでも、犬にはたまらないであろう良い匂いがするのに、じっとフセをして待っている。「いい子だな~、がんばっているな~」とナデナデしてあげたい気持ちを堪えて、じっと見つめています。(←それが一番怪しいかも^^;)

 なので、これは犬好きな人だけじゃなくて、いろんな人に見てもらいたい映画ですね。

新幹線という地名・・・

2008年05月13日 | 雑感~ひとりごと
 今日、おやつに食べたチョコレートの袋に雑学が書いてあった。

 静岡県には「新幹線」という地名がある

 「へぇ!!」

 静岡県に住んでいるけど、そんなの知りません。で、調べたら・・・田方郡函南町にあるらしい。結構近くだ(笑)JR函南駅の近くということ。(新幹線の駅で言うと、ちょうど三島と熱海の真ん中。というかここ区間短いから在来線でも三島と熱海の間の一駅なんですけどね^^;)

 詳しくは静岡ジモティーズというブログにありましたが、どうやら戦前の新幹線・・・というか弾丸列車計画時代の新丹那トンネル建設に関わった方たちが住んでいた居住区が「新幹線」という地名として残ったらしいです。すごい・・・(笑)当時の新幹線計画というかトンネル建設に懸ける人たちの熱意を感じます。
 丹那トンネル(在来線)も大変なプロジェクトだったというのは有名ですし、今私たちがあっという間に電車や新幹線で通り過ぎる場所でもいろんなドラマがあったんだろうな~と思うと、なんかロマンを感じます。今度、ここのトンネルを在来線や新幹線で通る時は、そんなことを思い出してみるのもいいかもしれませんね。でもだいたい在来線とかだと、トンネルが長いので(10分くらい?)「耳痛いなぁ」なんですけどね(苦笑)

 
 しかし「新幹線公民館」とか「新幹線区」の消火栓とか面白いなぁ。今度、暇な時に探検してみようかな(苦笑)こういう地名ってマニアの人とかにはたまらないんだろうな~と思いました。

『CNN ENGLISH EXPRESS 6月号』

2008年05月13日 | 本・マンガ
 CNNの映像や音声でリスニング力をつけるという雑誌のDVDのテーマが「世界で活躍する日本のトップランナー」で、海老蔵さんのインタビューもあるというのでそれ目当てで買ってしまいました。いや・・・もちろん英語の勉強という目的もありますよ(^^;

 まあ、インタビューといっても、海老蔵本人が英語でしゃべっているわけではないです。本人の声の上から英語音声がかかっているのですけどね(^^;。でも英語の勉強にはなりますね。あと、二言三言、本人が簡単な英語で受け答えしていたのがびっくりです。(なぜびっくりしたか、深いことは聞かないでください・苦笑)DVDには英語字幕は出ていますが、日本語は本誌の方に書いてあります。けど、本人の肉声がほとんどかき消されているのは少し残念。(音声設定もできないので。まあ仕方ないですけどね^^;)
 あとDVDには松井秀樹、菊池凛子、熊川哲也らのインタビューが収録されています。(まだ全部見ていませんが。)

 せっかくなので英語の勉強をこれでするつもりです・・・。久々に英検とかTOEICとか受けてみようかな~・・・。けど、全然勉強していないし、英検も既に持っている級を今パスできるのか・・・疑問です(苦笑)

『京都大蔵流茂山千五郎家 狂言への招待』

2008年05月11日 | DVD(映画以外)
 こちらも図書館で借りてきました。前にも見ていますが、どーしても茂山家の狂言が見てくなって借りてきました。前にも記事にしていますから感想はサラッと。

 やっぱり茂山狂言は面白いですね。そして、これは昔の舞台のダイジェストやドキュメントもあり、大変貴重です。

 そしてやはり千作さんは神!!!ですね。我が家の床の間に飾っておきたいくらい福があるというか(笑)

 あと、これを見たら彦根城にも行きたくなりました。ひこにゃん・・・もだけど(笑)

KENSYO 仁左衛門さんインタビュー

2008年05月11日 | 雑感~芝居関連
 私がたまに覗く能・狂言ホームページに、「KENSYO」という情報誌の能楽師や歌舞伎役者さんたちのインタビューのバックナンバーが見られるコーナーがあります。今日、久しぶりにそちらを見たら、最新の歌舞伎役者のインタビューが仁左衛門さんでした。内容は目新しいというものではありませんでしたが、お写真も素敵でしたし、ご紹介

 KENSYO vol.67 片岡仁左衛門

 バックナンバーなので、冒頭がお正月の話題からですが(笑)私、この情報誌自体を手に取ったことがないので貴重です(^^;。内容は、インタビューというよりも仁左衛門さんの生い立ち紹介という感じです。

 あと、個人的には・・・・巨星(スタァ)という紹介に少しツッコミを入れたくなりました(スミマセン・・・)贔屓目めちゃくちゃ入ってますが、確かにスターだとは思いますが・・・(笑)

 お能の方の方のインタビューも久方ぶりにかの方この方などのインタビューを読んでしまったり・・・・(笑)

『美女と野獣』特番

2008年05月10日 | テレビ
 7月から静岡で劇団四季のミュージカル『美女と野獣』が始まるので、それに合わせてか静岡のローカル局で『美女と野獣』の特番が今日放送されました。一度、京都公演で見ているけど、あれは文句なしに楽しい(笑)

 現在公演中の広島での舞台裏や野獣のメイクなどの紹介がありました。野獣のメイク(?)はメイクというものをある意味超えている気がします(笑)。案内役はルミエール役の道口君。(余談ですが、彼はポスト下様的ポジションなんでしょうか?笑)あとは野獣役の柳瀬さん、ベル役の坂本さん、ガストン役の野中さんのインタビューがありました。静岡は誰かな?柳瀬さんも見たいけど、個人的には地元出身の佐野さんのビーストが見たいです。って・・・京都で佐野さんビースト見たんですけどね(笑)

 今日、会員先行発売でした。出先からだったんで、全然繋がらず・・・・あまり良い席じゃないですが、今のところ2回行きます(爆)千秋楽が決まったらそちらにも行こうかと画策中だったりする・・・・(^^;。特番を見たらますます早く見たくなりました(笑)ルミエール・・・・ポット夫人・・・・あとモリースが何気に私のツボなんです(笑)

『虎の尾を踏む男達』 (BS2)

2008年05月09日 | 映画(DVD含む)
 帰宅してなんとなくBSをつけたら黒地に白い文字で「源義経一行」とか「安宅の関」と出てくるんで、気になってチャンネルをそのままにしていたら、黒澤明監督の『虎の尾を踏む男達』という映画でした。能『安宅』や歌舞伎『勧進帳』でおなじみ(?)の部分の映画で59分という黒澤映画では一番短い上映時間のようです。終戦の年に作られたのですが、戦後GHQの検閲にひっかかりサンフランシスコ条約締結後に公開されたという作品だそうです。

 映画の筋に関してはもう分かっていることですが、筋はお能や歌舞伎と同じです。セットはもっとより具体的ですが。(といっても、山道とか関所とか山道とか・・・ですが^^;)
 私が面白いなと思ったのが、能の謡の詞章が普通の音楽(なんと言えばいいのだろうか?歌?)にアレンジされていたことでしょうか。映画が終わった後の解説によるとミュージカル調とか?!うん、確かに元ネタは和製ミュージカル?!というか、歌舞伎などは音楽的要素もすばらしいお芝居になっていますからね、改めてそちらの良さも感じたりしました。映画では「旅の衣は鈴懸の~♪」とかメロディついた歌になっちゃってます。山伏問答などは歌舞伎を見慣れていると、現代的口調があっさり聞こえます(笑)けど、勧進帳読み上げの弁慶の迫力はすばらしいです。強力でエノケン(ちゃんと見たのはこれが初めてかも)が出てきますが、こちらは思ったよりもかなり出番があります。ユニークでおもしろくはあるんですが、最後はえええ!!!あれは強力じゃなくて弁慶じゃなきゃ!!!と思ったのは私だけ?!(^^;。他にもこの台詞を富樫じゃなくて関守に言わせているのね、とかそういう比較ばっかりしてました(苦笑)ちなみに義経の岩井半四郎は綺麗です。

 なかなか面白かったです。話の筋は分かっているのに、夢中になって見ていました(笑)自分がこのネタが好きだし、先日も舞台で『安宅』を打ったからかもしれません。『安宅』のキリの最後にある詞章、

 「虎の尾を踏み、毒蛇の口を逃れたる心地して陸奥の国へぞ下りける」

 この映画のタイトルは、ここからきているのでしょう。また『安宅』を打ちたくなってしまいました(笑)そして黒澤作品もそんなに見たことがないので、いろいろ見てみようかなと思いました。

『團十郎の歌舞伎案内』

2008年05月08日 | 本・マンガ
十二代目 市川團十郎/著

 先月発売された團十郎さんの著書です。購入したのは発売と同時だったのですが、先日の会まで封印していて、終わったので封印を解きました(笑)これは團十郎さんが青山学院大学で行った特別講義を書籍化したものです。私は特別成田屋贔屓というわけではないですが、こんな講義なら絶対毎回出るな・・・と思いました(笑)

 内容は、「歴代の團十郎でたどる歌舞伎の歴史」「歌舞伎ができるまで」「役者から見た歌舞伎名作ウラ話」という3章で構成されています。

 歴代の團十郎については、当代の團十郎だからこその視点もあり面白かったですね。能についてのお話もあり、歌舞伎との関係が興味深かったです。

 お話の随所には團十郎さんのお人柄も感じられました。とても面白かったので、一気読みしてしまいました。

『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』 (DVD)

2008年05月07日 | 映画(DVD含む)
 和製ウエスタン→スキヤキ・ウエスタン。しかも壇ノ浦の合戦から数百年後、ボス義経率いる源氏ギャングとボス清盛率いる平家ギャングが、湯田という寒村で埋蔵金をめぐって争うというストーリー。なんだかハチャメチャだけど「源氏、平家でウエスタンね・・・へぇ与一もいるの?」ということで借りてきました。冒頭、タランティーノで『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声」から始まるので「おぉ!!」と思ったけど、『平家物語』とは切り離しましょう(苦笑)

 登場人物が無駄に豪華で、全員日本人なのに英語だし。だけど源氏ギャングは白で、平家ギャングは赤で・・・。全体的には血が多くて、そういうのが苦手な私にはキツイシーンも結構あったり

 ちなみに平家ギャングに重盛はいましたが、知盛がいないのはなぜ?と思ってしまいました(苦笑)

 全編英語ですが、本人による日本語吹き替えもあるようです。もう一度そちらで見るかは分かりません(苦笑)でもエンディングのサブちゃんの歌はよかったです

能楽名演集 『隅田川』

2008年05月06日 | DVD(映画以外)
 鼓のお稽古の本番が近づいてきてから終わるまでDVDや伝芸関連以外の本などあえて避けていました。でも終わってから、またますますハマッてしまったので、図書館でまた能楽名演集のDVDを借りてしまいました。なんか結局、伝芸一色に染まるGW(笑)純粋な休みは4&5日のみでしたが、それでもやっと会の精神的肉体的疲労は取れました。

 これは1977年にNHKで放送されたものです。先代梅若六郎のシテ、宝生弥一がワキ、宝生閑がワキツレという配役です。これは歌舞伎にもいえることですけれど、昔の映像ですと先代の●●さんという方の映像を見ることができるのはうれしいのですが、出演者のところに●世とかかいていないと混乱します(苦笑)

 さて、これはやはり泣けます。人買い商人に我が子をさらわれた母親の悲しみ、儚すぎる梅若丸・・・・。母親が鳴らす鉦の音と「南無阿弥陀仏」という地謡だけでも悲しいのに、そこにさらに梅若丸の高い声で「南無阿弥陀仏」はもう駄目です
 母親の子を思う気持ち、母親を慕う子の気持ちというのは古今東西変わらない感情です。だからこそ現代の私たちにもストレートに伝わってくるお能の一つなのではないでしょうか?

『ハーバード流英訳術 パックンの中吊り英作文』

2008年05月06日 | 本・マンガ
パトリック・ハーラン/著

 パックンマックンのパックンの著書です。一昨年の秋に発売されているものですが、たまたま語学コーナーで見つけたので手にとってみました。パックンといえば、もうお笑い芸人というよりも、「英語でしゃべらナイト」ですね(笑)ワイドショーで新聞ガラガラやっていたときは日本語うまい人だなとしか思っていなかったんですが(苦笑)しゃべらナイトが始まったときからこの人すごいな~と思うようになりました。(でも今のより釈由美子とか松本アナの時のが好きでした・笑)

 この本の内容は雑誌などの中吊り広告の見出しをパックン流の英訳したもの。これがただ単に直訳でなくパックン流のユーモアにクスっとしてしまう箇所があって面白かったです。しかも頭文字を同じアルファベットで揃えていたりという遊び心もあり・・・。パックンも本の中でコメントしていますが、やはり文化的な背景の説明が一番難しいとのこと。そうでしょうね・・・・。あと、一昨年の秋のものなので、多少時事ネタが古いと感じてしまいますが、仕方がないことですね。

 もちろん(?)といっては駄目ですが、私の英語力ではまだ英文だけ読んでも分からない単語があります(しかも昔覚えたはずの単語もどんどん忘れているんで・・・^^;)。でもパックンの解説がためになります!!というか日本語解説もユーモアたっぷりで、本当この人はすごいなぁと思いますよ。他にもパックンの英語の本があるみたいなので読んでみたいです。ハーバード卒というのは知っていたけど、専門の比較宗教学という分野が個人的にはすごく気になっています(笑)


 そして、「ハートで感じる英文法」の新しい本も出たので一緒に購入。(というかこちらの方が一番の目当て。)こちらは感想は記事にはしないつもりですが、大西先生もすごいなと思う人の一人。買ったものの、買って頭がよくなった気になって終わりにならないようにちゃんと身に付けたいと思います(苦笑)←ということはよくあることなんだな・・・(^^;

『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』

2008年05月06日 | 本・マンガ
君野倫子/著 市川染五郎/監修

 染五郎さんが監修している歌舞伎衣裳の本が出たことは知っていたけれど、実際本屋さんで手にとってみてパラッと見たら内容が私の好みだったので買ってしまいました(笑)表紙の赤色にお三輪の緑の衣裳がよく映えます。

 歌舞伎を見るうえで、歌舞伎の衣裳も楽しみの一つです。また私自身もたまに着物を着て歌舞伎を見に行くこともあります。なので、この本は見ているだけでも楽しいです!!お姫さまの赤い振袖、豪商のお嬢様、田舎の娘それぞれ違いはあるけれど、素敵ですね。また女性の着物だけでなく男性の着物も取り上げられていたのが

 また、着物だけでなく傘やキセル、てぬぐいなどの小道具や小物についてもあります。あと、昔(大正~昭和初期)の筋書も当時の文化がわかりおもしろかったですね。

 あと、この本の後ろはネットでよく話題になる歌舞伎座に「浴衣+裸足+下駄」という格好はいかがなものか?という意見コーナーがあり、ちょっとうんざり(苦笑)ウルサイことを言いたくないけれど、確かに私も歌舞伎座に、という以前に(←ここ大事です)浴衣+裸足+下駄でTPOを気にせずに出かけるというのはいかがなものかと思いますけれどね・・・。もちろん、楽しむべきところでは思いっきり楽しみましょう!ですが。

七輪で焼く魚

2008年05月05日 | 美味しいもの
 今日、父親は朝早く箱根へ。強羅で釣りをしてきたらしい。強羅では渓流釣りのポイントがあるらしいです。
 ということで今日の晩御飯は釣って来た魚(マス)を焼いて食べました。グリルも使って焼いたけど、久々に土間にて七輪稼動。おいしかったです