こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

ゾクッとするかも! ぜひ、一度ご覧あれ  『クラーナハ展』

2016年12月30日 | 日々のつぶやき
昨日から鼻水が出て風邪かなと思っていたら、背中ゾクゾク、熱を測ったら、37度5分。

今夜は、町内会の夜警に出る予定だったけど、明日からの子供達と過ごす年末年始のおせちなどの準備に備えて、今日は、ブログを書いて休もう…町内会のみなさま、ごめんなさい。

実は、昨日のブログの写真、朝、目覚めたばかりの化粧前だったということをうっかり忘れてた!

コワイ写真で、失礼しました。

家族写真も、1日選挙運動をしたあと、寒空下、娘の車いすを谷保から押して帰ったばかりで、化粧直しもせずに撮った写真。

これもけっこうコワイかも。

コワイと言えば、11月に、夫と初めての美術館デートでみたクラーナハ展 ドイツのルネッサンス期の巨匠らしいが、私はよく知らなかった

観るのが好きで、絵画の専門的なことは全然わからないんだけど、ゴッホやルノワール、フェルメール、これまで観てことのある巨匠の絵とは全く違ったゾクッとした印象でした。

女性が男性の首を持っている顔、自害する一瞬前の姿、これが写真だったら、きっと、目を背けるだろうけど、

なぜか、一見、コワイけど、妖しげな雰囲気で、惹きつけられてしまう。

不思議な魅力で、見終わった後も、頭の中に入りこんできた感じでした。

私の勝手な感想だけど、女性の中のふかい内面性や秘められた美しさとその当時の状況とを同時に描いているような気がしました。

ぜひ、お時間のある方は、上野公園の西洋美術館へ。

考えてみれば、夫と付き合い始めてから、登山は行くけど、普通の町なかデートはほとんどしたことなかった。呑みに行くくらいかな。それも結婚してからは、おうち居酒屋だし。

上野公園もしっかり歩いたことなかったので、西郷さんの像とか、いろんなものがあるのを知らなかった~お恥ずかしい

美術館を出たところにさび三毛ちゃんがいた私が寄っていったら、そっと隠れてちらっと顔を見せてくれた。

帰りに上野のアメ横に寄って、ぶらぶら(筑波大学生の時に、おのぼりさんで、何度か来て以来、何十年ぶりだ~!)

あの頃は、すごい人で、身動きとれない感じだったけど、心なしか、人が少ない感じがした。

そう言えば、新聞にも、消費支出15か月連続減で、アメ横もお客が減っていると載っていた。

私も、昔だったら、安いものならほしいと買っちゃったりしたけど、観て回っただけで、何も買わなかった。

確かに、消費税8%に上がって、また老後の言葉が身近に感じる年代になって、

財布の口をかなりきつく締めざる得なくて、なるべく買わない、外食しない、自然となっている気がする。

国立市は、4月から国保税も値上げになり、私の場合も約15万円もの値上げ。入るお金はかわらなくとも、出るお金が増えるばかり。

でも、それより厳しいのが年金のみの生活者。

年金生活者は、消費税、国保税や介護保険料など出すお金が増えているのに、入る年金は減っているから、本当に大変だと思う。

私も、あと数年で還暦。老後の年金がほぼ国民基礎年金(厚生年金は正規で働いていた8年間だけ)だけだから、どうやって暮らしていけるのか、想像するとコワイ。

今日は、コワイが多いな。おまけにヤドカリ族で、家も持たない人。

東京に移り住んで、家賃の高さにどでんした(北海道の言葉で、びっくりみたいな感じ)

札幌の中央区の交通のいい場所に住んで2LDKで7万円だったけど、国立はほぼ2倍!

東京都に住んで、12年目だけど、都内の観光とかしてないことに気づき、美術館のあと

葛飾柴又を散歩寅さん記念館に行ってきました。
この話は、また次に。

今夜は、これくらいにして、はちみつ入りハーブティや玉子酒とかを飲んで、早めに休み、明日からに備えます!



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今年もあと2日 感謝をこめて

2016年12月29日 | 日々のつぶやき
8年前くらいに100円ショップでみつけた小さなハイビスカスの苗が、こんなに大きく育ちました

今年も寒くなってから家の中に入れておいたら、お天気続きで、お日様がいっぱい入ってきて、蕾をいっぱい持って、花をいっぱい咲かせました。

25日投票の国立市長選挙で、市民統一候補の小川ひろみさんは、花は咲かなかったけど、これからです。

今、市民と野党の統一の蕾がふくらみそうなところ。今の政治に対して危機感を持っている方が、一人ひとりが集まって、お互いを尊重しながら、真剣に話し合いを重ねる中で、芽が出て少しづつ育っている感があります。

大事に丁寧に育てていきたいと思います。

以下は、市政報告「明るい国立」に書いた記事からの抜粋です。

小川氏は、いのちにこだわる政治ということで、給付制奨学金の創設や特養ホームの増設、公立保育園の民営化や家庭ごみ有料化の見直しなどを訴えていました。
前市長の死去に伴う突然の選挙で、情報も届きづらかったのか、投票率が前回市長選の約55%から今回は約41%と14%も低くなっています。
得票率でみると、前回の神田候補の35.5%から小川候補は39.1%と増やしています。
佐藤市政の継承ということで、保育園の民営化や大型開発の問題が進んでいく国立市政に対して、共産党市議団としてもしっかりと市民の声の代弁者として、命と暮らしを守るために奮闘する決意です。

2年前の選挙との得票と得票率
2015年4月                 2016年12月
佐藤一夫(20396票   64.5%)      永見かずお(15462票  60.9%)
神田恭介(11231票   35.5%)     小川ひろみ(9907票   39.1%)


永見候補には15人の市議がつき、小川候補には5人の市議だけという中で、本来の市議が得た票数より票が入ったのは確かですが、

市民の6割の有権者が投票していない事実が危険だと思います。政治がいかに私達の暮らしに直結しているのかということを、多くの人に知ってもらうことが大切だと思います。

選挙中も子育てパパやママたちから「保育園民営化だけはやめさせて」と何度も声をかけられました。

佐藤市政の時から民営化を進めようとしてきたので、年明けから、保護者の声をしっかる受け止めて、できる限りのことをしていかねば!

いつも、クリスマスは、家族揃ってパーティですが、今年は選挙期間だったので、夜遅くから簡単に。みんな、いろいろとあるけど、それぞれに成長してくれて、なんとか元気で生きているということに、感謝、感謝

さて、明日からは大掃除とおせちの準備と年賀状書きだあ…片付け苦手な私の来年の目標は、断捨離かな
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「AKOちゃん」事務所にあらわれる!食の話で意気投合

2016年12月24日 | 日々のつぶやき
市民統一候補の選挙事務所では、普段会えない方にも出会えたのが、ラッキー!
その中でも印象が強かったのが「AKOちゃん」との出会いでした。

手作りの紙芝居を手に、自転車で全国を旅している「AKOちゃん」さんです投票しようのワッペンをつけてるAKOちゃんと「市民のくにたち」の小川ひろみ事務所で。

脱原発、脱武器、脱戦争…(持続不可能な経済成長から持続可能な地球で循環する社会へ…)社会問題をテーマに日本全国を回っているそうです。
あちらこちらで市民に寄り添って頑張ってる共産党の議員さんに会ってますよ~とおしゃるAKOちゃん。

私も、大学時代の筑波から福岡で就職し、熊本、宮崎、札幌、国立と渡り歩いてきましたが、どこに住んでも共産党の方々がいて、住みよい街へ、社会へとがんばってたのを目の当たりにしてきたから、同感。
3・11後の宮崎県串間市で原発誘致、脱原発の話をしに串間に行った時や八ツ場ダムの問題での共産党市議との出会いを話してくれました。

もう一つの同感は「食はいのち」「人間は、霊長類だから、本来は、ベジタリアンだった」という、食の話。

私が、食事の大切さを意識し始めたのは、子供を授かってから。

長女に母乳を与えると、体中に発疹が出て、病院で検査したら、大豆・牛乳・卵アレルギー。すべて私の好物。母乳を上げ続けるには、やめなきゃならない。

栄養士の指導のもとに、約3年間の除去食を作っての育児。

大豆を使えないのが、一番大変でした。普通のお醤油を使えないし…。でもそのおかげで食の大切さが身に沁みました。

2人目の時は、今度は、おっぱいが張りすぎて、うまく母乳が呑めない。

桶谷式母乳法と出会って、痛くないマッサージと根菜中心の和食をメインに、肉類をやめたら、ちょうど良い具合になって、よく飲んで、よく寝て、すくすくと育ってくれた。

食べ物が体を作っているから大切だということを子育てを通じて感じ、なるべく旬の、農薬や添加物を使っていないもので、忙しくても、できる限り手作りをしてきました。

二女がしょうがいと共に生きるこどもとして授かった時には、母としてできることは、足が立つまでおっぱい育児と決意。

しょうがいと共に生きる娘を訓練に通い、やっと二本脚で立てたのが3歳半。

それまで、3年間授乳を続けました。不思議だけど、続ければ出るものです。でも、サイズダウン。

その間、根菜を中心として和食を食するようにしていたからかなあ…子供を授かる前までは、お肉大好きだっただったけど、子育ての中で、自然と野菜中心の食事になっていきました。

いろいろとあって、子供3人を連れて家を出たとき、長男の担任の先生が、心身にいいよと勧めてくれて、出会ったのが玄米菜食。

長女も二女も体調を壊して入院していて、寝る時間もないほど大変だったけど、そのおかげで、乗り越えられたのかなと。

今は、玄米は食べることは少ないけど、野菜中心の手作り料理だけはこだわってます。

お肉を絶対に食べないというわけではないけど…今は、体がそれほど欲していないみたいです。お肉は特別なときにちょっといただけばいいかなと。

人間の歯は、もともと肉食類動物の歯ではないから、それが自然なのかも。

それに、仕事柄、夕飯が9時以降と遅くなるので、野菜中心にすると短い睡眠でも頭が冴えてる感じです。

久々に食の話で盛り上がったので、自分の職歴ならぬ「食歴」を思い起こしました。とつれづれなるままに書いてしまいましたが、

クリスマスイブも、まもなく過ぎて、もうじき、クリスマスの投票日。

尾張美也子からも最後の訴えです!

今日は、宇都宮健児さんも応援に駆けつけてきました。貧困連鎖の問題を語ってくださいました。

国立市も格差が広がっています。給与所得200万円以下の方と3000万円以上の方、どちらも増えています!

安倍政権の政策のもとで、社会保障が削減されるなか、国立市も自公市政になってから、公共料金や税の値上げ、高齢者福祉の削減が続いています。

この流れをよしとし、続けるのか、それとも本来の市民の命と暮らしを守る自治体の役割を行っていくのかの分かれ目が、明日の市長選です。

市長が提案できる政策予算の税金配分を、これまでの開発、土木偏重から、福祉、教育、子育て、暮らしなどに細やかに配分できる小川ひろみ市長をぜひ誕生させましょう!




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国立が100人の村だったら  暮らしのでこぼこをうめて、誰もが住みよい町へ

2016年12月24日 | 日々のつぶやき
国立には約74000人の人がいますが、もしそれを100人の村に縮めるとどうなるでしょう。

100人のうち51人が女性です。49人が男性です。

17人が子どもで、83人が大人です。

そのうち20人が65歳以上の高齢者です。4人がしょうがいと共に生きています。 

100人のうち、41人が給与をもらって働いています。

その41人のうち200万円の給与の方が7人、2000万円以上の方が4人います。 

国立が100世帯の村だったら、44世帯が一人暮らしで、55世帯が核家族ですんでいます。

そのうち9世帯が一人親家庭です。

43世帯が持家で、57世帯が貸家に住んでいます。

世界がもし100人の村だったらという絵本をご存じでしょうか。

世界のありのままの違いを凝縮した絵本で、アメリカのある中学校の先生が、 自分が今まで教えた生徒に、メールを流したものがもとになって、池田香代子さんが訳した本です。

一人ひとり違うし、世界は公平ではありません。それを受け止め考えようと。

自治体の役割はその暮らしや置かれた立場のでこぼこを埋めて、少しでもみんなが幸せに暮らせるまちにするために、

つまり憲法が響くくらしを保障するために、市民から集めた税金を、バランスよく配分することです。

そのためには、自治体、とくに市長は、国立市民の状況の分析力と、そこから社会的弱者にも目を配れる温かい想像力をもとにした企画力と実践力が大切だと思います。

そういう市長さんを選びましょう!

それは、貧困連鎖ゼロをめざして、具体的に政策提案している小川ひろみさんです!

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クリスマスは、国立市長選挙 投票へ!  2人の候補者の政策の違いは

2016年12月24日 | 日々のつぶやき
明日は、クリスマスで、国立市長選の投票日。

私達の暮らしに直接関わる大切な選挙。

2人の候補の政策、一見、違いが分かりづらいけど、特に大きな違いは、以下の3点。

特養ホームの待機者が140人を超えている、24時間の在宅介護の現制度が重度の単身や老々介護の高齢者にとっては、厳しい現実に対して

・男性候補は、在宅ケアで特養ホームは作らないという前市長の政策を継ぐ
・小川ひろみは、在宅ケアの充実とともに、特養ホームも増設する。

保育園の待機児童が100人を超えている現実に対し
 
・男性候補は、4つしかない公立保育園の民営化を進める政策
・小川ひろみは、認可保育園を増設して、歴史ある公立園の民営化に対しては、保護者の声を聞いて見直す。

市長不在のもとで家庭ごみ有料化が決められた(12月議会で、自民・公明・新しい議会・みらいのくにたちの多数で議決)現実に対して

・男性候補は、12月議会に市長代行として家庭ごみ有料化を議案として提案(私達は、政策的な議案は選挙後の新しい市長まで出すべきでないと要望したが・・・)
・女性候補は、市民の声を聞いて、家庭ごみ有料化は見直す。(特に容器包装プラスティックまで有料については、すぐにでも見直す)

そして、小川候補だけが、提案しているのは、貧困連鎖をなくすという点。
国立は、一見、豊かな雰囲気はあるけど、実際には、生活保護も増えているし、そのギリギリで頑張っている方もたくさんいます。
さらに、1割近くは母子世帯です。私もたくさんの生活相談を受けてきました。生活が厳しいのに、少ない非正規の給与から差押えに会った問題や老老介護の問題や、親の介護のために仕事を辞めて、貧困に陥った話など…小川ひろみさんは、このような現実に対して以下の政策を提案しています。

・誰でも気軽に相談できて、憲法25条が響き渡る温かい市役所をということで「頼れる課」を作る。とことん暮らしに寄り添っていく市役所にする
・若者支援として、市長の給与を半額にしてでも、給付制の奨学金を作る

これらのこと、本当に実現できるの?という声もあるかもだけど、要は、市長が使い方を決めるることができる政策予算の配分です。

これまで国立駅周辺の開発など偏重した政策予算を組み替えることで、可能です。

たとえば、特養ホームは、国立市の整備率は3多摩でも一番低い部類として、東京都の補助金が、一般の補助金の1.5倍出るので、たとえば、ユニット型であれば1床につき、普通500万円の補助がつくのが750万円の補助が出ます。また、多床室の場合も1床について、400万円の補助が出ます。これらを利用して、たとえばデイサービスや小規模多機能型と併用した特養ホームの増設も制度上は可能という答弁を9月議会で私の質問に対して市が答弁しています。

駅前にホールや商業施設などの複合公共施設が、今緊急に必要なのかどうか、精査して考えていくことも必要ではないでしょうか。

自治体財政は、市民の預けた税金という限られたパイをいかに市民に暮らしのでこぼこをなくしていくかを最優先に考えていくべきではないでしょうか。

駅前の複合公共施設に関しては、当初は70億円以上かかる9階建てのマンションも入ったビルという素案が出されていましたが、

市民の方の多くの反対の声もあり、3階建てに変更されました。それでも、35億円かかります。

駐輪場として機能していたのをわざわざ壊して、ビルにする、それより、なるべくお金のかからない駅前広場、緑のある空間にして、その分のお金で暮らしや命を守る政策に回すべきではと思います。これは、私の一つの提案ですけど…

この6年間、私が市議になって、自公の与党市政でしたが、市は財政が厳しいと言って、市民負担増(学童保育料や駐輪場、国保税、介護保険料などの値上げ)や高齢者福祉制度の削減をする一方で、政策予算の7割から8割が毎年、まちの景観と賑わいを作るという名のもとの土木費用として費やされてきました。

この税配分こそ、見直すべきと、私は、6年間言い続けてきましたが、一切聞く耳を持たない国立市政でした。これをを受け継ぐのは、役人として市役所に勤めてきた元副市長の男性候補です。財政を健全化したというけれども、その中身は、市民負担を増やし、福祉を削ったことで、市民のための健全化ではありません。

小川ひろみさんの言っていることは、地方自治法に定めてある自治体の目的である「住民の福利向上」という点で、もっともあたりまえのことです。

今の社会は、この当たり前のことができていない現実があると思います。

一人ひとりの人権を守る、命と暮らしを守る願いをぜひ、小川ひろみさんへ。





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トップダウンの行政マン候補か、市民目線で、命や暮らしを大切にする女性候補か・・・国立市長選挙

2016年12月22日 | 日々のつぶやき
長選挙、後半戦に入りました。

小川ひろみ候補は、「市民のくにたち」をはじめとする市民のみなさまと共産党、社民党、自由党、緑の党、生活者ネットなど、多彩な方がたが協力して応援しています。地域で演説しているとき。

今回の選挙、行政主導、経営感覚の行政マンの永見氏か、市民目線で暮らしや命第一に税金配分できるしなやかな女性感覚の小川氏かと、すごく違いがはっきりしています。

17日にの市長候補の公開討論で、ガツンと言いたくなったことが一つあります。

永見氏が、経常収支比率が、改善したと自慢げに語っていました。しかし、市の歳入が増えても、それが市民の暮らしに還元され、市民の福利向上につながっていないのが問題です。

経常収支比率は、財政の弾力性として、独自に予算が使えるという目安になりますが、
その比率をよくするには、簡単にいえば、増税などで歳入を増やすこと、あるいは、サービスなどを削減して歳出を減らすということで、数字上は改善します。

その改善の仕方が、本当に市民の生活に寄り添ったやり方かどうかは、歳入の増やし方とその使い方(政策予算の配分)でわかります。

佐藤市政になって、学童保育料は3多摩一に値上げ、国保は2回にわたり4億5千万の値上げ、様々な高齢者福祉に関わるサービス削減などで、歳入を増やし歳出を減らしています。

国立市の市税や国保税などの納入率は、三多摩1位で、国保の差押え率も高く、所得200万円以下の方からもたくさん差押えして回収しています。

つまり、経常収支比率が改善というのは、市民の負担を増やして歳入増をし、市民へのサービスを削って歳出減にした成果です。

市の財政をよくしたと言ってますが、そこには市民の暮らしに対する福利向上という、自治体の目的から外れてます。

経常収支比率がよくなり、生み出された独自の予算(政策予算)を住民の暮らしや命を守る分野や子育て支援にしっかり配分していれば、

経常収支比率がよくなったことを、目玉にできますが、

実際は、市民負担増と、サービス削減で得られた政策予算の7割(予算ベースで)を土木関連費用に使っているのが、現市政です。

国立駅周辺の大型開発など、市債を増やして今後も進めようとしているので、そこに一番お金がかかるから、国立市は財政が厳しいと言って、市民のサービス削減(家庭ごみの有料化や保育園民営化など)を今後も進めようといているのが、永見氏の政策です。

市長が使える政策予算の配分を、子育てや教育、福祉にバランスよく配分すれば、小川ひろみさんの5つの約束(前回のブログにかきました)は可能です!




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いのちにこだわる政治をしよう 小川ひろみ市長候補が第一声

2016年12月18日 | 日々のつぶやき
今日から、25日投票日の国立市長選が始まりました。

「市民のくにたち」の小川ひろみを私達共産党・社民党・自由党が推薦して、緑の党の市議と生活者ネットの皆様も応援しています。

朝の出陣式小川ひろみさんが、いのちにこだわる政治をするという決意を述べました
いよいよ出発です
各地域でお話しをします。子育て・介護の現役世代53歳の小川ひろみさん、憲法25条が行き渡る市民のための市役所を作る小川ひろみさん

12時からは、ロータリーで、第一声中村雅子代表が挨拶したあと、市民団体の代表5人が応援のメッセージそのあと、小川ひろみさんの登場ですとことん市民に寄り添う市政を実現します!と決意を語りました5つのゼロが公約です。
①貧困連鎖ゼロ 市役所に誰でも気軽に相談できる「頼れる課」をつくり、一人ひとりの命や暮らしに寄り添う市役所にします。
        市長給与を半分にし、ローン返済不要の奨学金をつくります。

②待機児ゼロ  認可保育園を増やし保育園の民営化は保護者目線で見直し、公立保育園を地域の子育て支援の拠点とします。

③介護難民ゼロ 在宅ケアの充実と特養ホーム増設をし、在宅か施設か選べるようにします。

④災害弱者ゼロ しょうがいしゃ、子ども、お年寄りを第一の災害対策を作ります。
        老朽化した給食センターを分散して建て替え、災害時の地域拠点とします。

⑤環境破壊ゼロ 大学通りの景観をめぐる政治対立を終わらせ、家庭ごみ有料化は市民目線で見直します。

5つのゼロは、これまで市が、行政主導で行おうとしてきたことを、市民目線で、転換させる政策です。

保育園の民営化や家庭ごみの有料化、特養ホームを作らないといったこれまでの国立市政を見直すというのが、もう一人の行政から出た候補者との違いです。

最後は各政党の方の応援メッセージ日本共産党の住友珠美市議
私もスピーチを。
市役所は市民の役に立つ所と書く。小川さんは、本当に市民に役に立つ市役所にしたいと。これまで、市は、市民の負担増やサービス削減をしてきたけど、小川ひろみさんが市長になれば、私達の納めた税金が暮らしと命を守ることに大切に使われる。暖かい正義感としなやかな感性をもち、フットワークが軽い小川さんなら実現できる。クリスマスにはぜひ、小川市長を誕生させようとよびかけました。
高原幸雄市議藤田貴裕市議重松朋宏市議自由党の渡辺氏と生活者ネットの榊原氏と続きました。

小川ひろみさんは、私も4年間、一緒に市議をしましたが、よく勉強していて、放射能問題などでは一緒に頑張ってきました。議員時代は、もちろん一致しないところもありましたが、今回、話し合いをする中で、市民の声を大切にした政策、命を一番に大切にするという点で、想いは一緒です。

貧困ゼロの街、憲法25条がしっかりとゆきわたる市役所にしていく小川ひろみさんです。





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2015年の決算討論 国立駅周辺の開発優先で市債が増大 政策事業は子育て支援や福祉を優先すべき

2016年12月14日 | 日々のつぶやき
今日の午前中は、市政報告の明るい国立の原稿と編集。

私の行った決算討論について、小見出しをつけながら、少しでも読みやすいように編集しました。

以下が原稿です。10分間の原稿なので、お時間のある方はどうぞ…

2015年度決算について、自治体本来の目的である住民の福利向上、つまり市民の暮らしや命を大切にしていく方向に向けているかどうか、という点で判断しました。

政策予算の配分で、その町の形がわかる
 財政が住民の福利向上を第一に運営されてきたかということは、国の法律による扶助費などの義務的経費を除く、自治体独自で行える政策予算の配分の仕方で見えてきます。自治体はものやサービスを売った利益で運営している企業と違い、市民が納めた税金を何を優先してどう配分したかという視点で、決算を判断すべきと考えます。

政策事業の八割以上が土木費に偏った決算
 2015年度も、私も提案してきた広島への子供派遣や原爆体験者の継承事業など数々の平和施策を行った点は評価します。しかし、政策予算の主な重点施策の執行額の割合をみると、まちの景観と賑わいをつくる、土木分野が85%を占める一方で、市民の命と健康を守る分野が9.9%、子育て子育ちに責任を持つ分野が4.5%でした。

普通建設事業費の伸び率が扶助費の5倍
 伸び率では、法に基づく福祉的な経費である扶助費の伸びが6.9%増に対して投資的経費の普通建設事業費が約35%増でした。土木費も歩道や道路の改修、谷保駅のエレベーターなど暮らしに密着した必要な事業は大切です。しかし、今回、大きく占めているのが、国立駅南口の複合公共施設用地や南第1駐輪場の用地買収でした。

国立駅南口複合公共施設等の用地買収で市債増大
 2015年の市債、市の借金は、前年度の326%増の約29億円で、歳入の約1割を超えています。その多くが国立駅周辺の用地買収に係る費用です。市民の暮らしを守るための市債ならまだしも、市は財政が厳しいといって、公共料金の値上げやサービス削減などを行う一方で、借金をしてまで駅周辺に大きなお金をかけるやり方は、市民的には、納得できません。

市民の声を生かさず進める駅前開発
市のアンケートでも駅近くにほしいものは一位がダントツ駐輪場でした。なのに、一番駅に近くて便利なで、事業費も生み出していた駐輪場を西に建替えるのに5億円以上かけ、その場所には35億円もかかる複合公共施設を作る。それらの建物がないと市民の命と暮らしを守れませんというなら、まだわかります。

一貫性のない市の計画
 公共施設マネジメント計画では、既存の施設の維持や建替えにお金がかかるということで、統廃合などの指針を出しています。児童館がない東に公共施設用地を取得したが、お金がないから凍結した経過があります。新しい公共施設は作らないと貫けば一貫性はありますが、駅前の複合公共施設だけは借金をして作るというのは矛盾しています。

 不要不急の事業を見直すことが市民のための健全化
大きな開発には投資する一方で、市民の負担増やサービス削減で歳入増、歳出減を図るという健全化は、健全ではありません。市民のための健全化は、借金を重ねる不要不急の事業こそ見直し、市民の福利向上を第一に組み立てることです。

「国立問題」を盾に市民負担増を求めているが
 市は、財政改革審議会の答申をもとに施策を進めています。答申では、扶助費などが財政を圧迫している「国立問題」があるとし、サービスの削減と市民負担の増加を求め、借金を重ねる国立駅周辺のまちづくりだけは聖域としています。

「国立問題」に根拠なし
扶助費は多摩平均より低い

 国立市だけが扶助費が多いことが前提となっていますが、実際には、国立市の歳出の中での扶助費の割合は、26%で多摩26市平均の29%、類団平均の30%よりもむしろ低く、国立問題には根拠がありません。

教育費は多摩平均より低く、土木費は平均より高い国立市
 国立市は文教都市を標榜していますが、教育費は9.3%で、26市平均や類団平均の11.7%に届きません。一方、土木費は、国立市は14.2%で、26市平均の9.6%や類団平均の8%よりずっと大きく占めています。

格差が広がる国立市民の所得
  国立市民の暮らし向きについて言えば、給与所得120万円以下が26年度は約二千三百人が27年度が二千四百人と増加する一方、所得一千万万円以上も26年度約三千人人が三千三百人と増加しています。低所得層と高所得層がそれぞれ増え、格差が広がっている実態を市は認識して、どこに税金を再配分するのかという点で施策の優先度を考えていくべきです。

政策予算の土木費を抑制し福祉子育て支援にバランスよく
 政策予算の85%を占める土木関連事業を抑制すれば、もっと子育て支援や教育、福祉に配分できます。
 セーフティネットである特養ホームの待機者が146人、保育園の待機児童が109人の実態に対して、市が緊急に施策を練る必要があります。
 国立市には、2つの特養ホーム、4つの公立と8つの私立認可保育園がありますが、足りません。

公立保育園があるから格差解消を求められる
 私立保育園には、今年度もキャリアアップ補助金340万円、保育士の処遇改善として支出されましたが、一人当たり2.6万円で、十万円以上ある格差を埋めるものとはなっていません。
 公立保育園が存在するからこそ、格差解消の補助金も出されるのです。基準としての公立保育園がなくなれば、格差もみえなくなり、保育士の処遇改善はなくなります。保育のガイドラインたる公立保育園を維持、充実させることが保育の質を守っていくことに繋がります。

市民の知的財産である図書館の除籍本は公開を
 国立市は文教都市ですが、図書館は狭く置き場所もないと、12月から2月の三か月の短い期間に約一万五千冊もの本が除籍されました。
 市民の税金で購入した図書は、市民の知的財産です。除籍する図書の選定情報は、HPに掲載するともに、市民に公開する除籍本コーナーをぜひ、駅の高架下の一部か旧国立駅舎の中に設けることを要望します。

マイナンバーは中止すべき
 マイナンバー制度に係わる費用が多く出されました。個人情報の一元管理はしない欧米の動きの中で、日本は巨額の税金をつぎ込んでいます。個人情報保護、人権の観点から、中止すべきです。

家庭ごみ有料化より分別施策の徹底キャンペーンを
 2015年度も家庭系の可燃ごみは減っているなか、立川でも吉祥寺でもない、有料化というペナルティを課すやり方でない、国立らしい市民と行政が協働して行う分別施策の徹底キャンペーンでの減量施策の展開こそ力を注ぐべきです。
 以上の理由で一般会計は不認定とします。

国民健康保険会計は認定
 国保特別会計は3億円の値上げ諮問時に医療費が50億円を超えるという予測を示し約3億円の繰入をしましたが実際の伸びは見込みより1億5千万低く、繰入も1億8千万不要となったうえに5千万円の黒字で、拙速な値上げの必要はないといえます。
 2015年度は値上げはなく、必要な繰入はするべき立場から認定とします。

介護保険特別会計は不認定
 介護保険は国の地域支援事業を導入する際、介護の質を維持する独自上乗せをする自治体もある中、国立市にはその配慮がなく、また認定者のサービス利用率が26市中最低であったことを市は認識し分析していない点で不認定とします。

後期高齢者医療、下水道の特別会計は、2015年度において大きな問題がないので認定とします。

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今夜は大学通りのイルミネーションを観て「さくらホール」へ 小川ひろみさんと市政を語る市民集会

2016年12月14日 | 日々のつぶやき
先日の夕方、小川ひろみさんと商店街へご挨拶廻り。

日が暮れるのが最も早い季節になって、大学通りの恒例のイルミネーション
国立のイルミネーションは、決して派手ではないけど、空に向かってすくっとしている

しばし、眺めてハイ、ポーズ

小川ひろみさんも元気に、ハイポーズ

朝は、冷たい雨でしたが、昼から青空が。

今夜は、7時からさくらホールで、小川ひろみさんと市政を語る市民集会があります。

ぜひ、イルミネーションを観て、駅近くのさくらホールへいらしてください。

みんなで、いのちにこだわる政治についてはなしましょう
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いのちにこだわる政治をしよう  小川ひろみさんと市政を語る市民集会があります

2016年12月12日 | 日々のつぶやき
今年のクリスマスは、佐藤市長の逝去に伴って、市長選挙日になりました。

市民と野党有志で集まった「市民のくにたち」として小川ひろみさん(元生活者ネットの市議)が市長予定候補になりました。明後日の14日の19時より、さくらホールで、小川ひろみさんと市政を語る市民集会を行います!
「いのちにこだわる政治」を、小川ひろみさんと共に創っていきましょう!ぜひ多くの、皆様のご参加を!

10日の14時から、「市民のくにたち」小川ひろみ選挙事務所の事務所開きを行いました

場所は、国立市東1-18-10 国立パールプラザ 2F 201号室 (旭通 NTTの南側)です。

元、美容室だったせいか、ガラス張りでとても明るい事務所です開催準備中の様子です。

まず、市民のくにたち代表の中村雅子さん(元国立市教育委員・桜美林大学教授)のご挨拶市民の声が届く政治、いのちにこだわる政治を市民の力で実現しましょう!と明るい未来への期待のご挨拶でした。
次に、市議会議員などのメッセージ。私は、司会なので、ちょっとドキドキしながら一人ひとりの紹介をしました。

日本共産党の高原幸雄議員、住友珠美議員、社民党の藤田貴裕議員、緑の党の重松朋宏議員、自由党の都連会長元衆議院議員の渡辺浩一郎氏、生活者ネットの元市議会議員榊原しげこ氏が激励のスピーチを。

そのあと、土曜夜会(安保法制の廃止を求める市民の会)景観裁判市民の会、日本年金者組合国立支部、新日本婦人の会国立支部、一橋生と福島を考える会などの代表がスピーチをして

小川ひろみさんの挨拶小川さんは、待機児ゼロのために認可保育園を増設、選べる介護として在宅支援の充実と特養ホームの増設、困った時に頼れる市役所、敷居の低い市役所、おせっかいなほどの国立市役所にしていきたいと「いのちにこだわる政治」を熱く語りました話のあとは花束贈呈。最後に野道事務局長からのご挨拶でした。

小川ひろみさんは、1年半前の市長選の後も、今こその会や景観裁判問題、戦争法廃止の市民運動である土曜夜会など、市民活動の軸となり手足となりフットワーク軽く、国立を愛する心は熱く、市民運動を続けてきた小川ひろみさんです。みんなの智恵と力を寄せて、市民が主役となる市民のための国立を実現させましょうとしめました。
そのあと、記者会見。約1時間ばかり記者の皆様からの質問で、小川さんの政治に対する姿勢から人生観まで語られて、平坦ではないけれども、チャレンジ精神で、心豊かな人生を紡いできた小川さんの人柄が浮き彫りになった楽しい記者会見となりました。


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大学通りの銀杏色に心はほわっとしたけれど 国立市議会は・・・

2016年12月07日 | 日々のつぶやき
久々にブログを書く時間がとれました。もう、あっという間に師走!

先週の日曜は、家庭ごみの有料化の議案と決算討論を練っていて、頭がかっかとなって…

しばし大学通りまでお散歩に青空に映える柔らかい銀杏色で、心がホワット回復

樹齢を重ねた銀杏の木の鼓動を感じてやさしい気持ちになりました。

銀杏のじゅうたんにお邪魔して癒されました昨日からの冷たい北風で、大学通りの銀杏もさびしくなっています。

国立市長の逝去に伴い、議会が12月2日から5日に短縮。

議案の委員会付託がなくなり、本会議での質疑が10分に制限という異例の議会となりました。

政策決定を要する家庭ごみの有料化などの議案は、市長不在の中、出すべきではないと副市長(市長代行)に申し入れましたが、出されました。

市民合意のない有料化はすべきでないと、これまで、ずっと分別施策の徹底の工夫を提案し続けてきましたが、自民・公明・新しい議会・みらいのくにたちの賛成で、可決されてしまいました。ゴミだしにペナルティをかけるやり方が決まってしまい、残念です。

私は、10分間の質疑を2日に行い、5日に家庭ごみを有料化する条例改正に反対の討論を行いました。有料化に対しては、市民から市民合意のない有料化はすべきでないという陳情と、容器包装プラスティックの有料化ははずすべきという趣旨の陳情が出されており、2つの陳情も不採択となりました。

以下は、私のした質疑の要旨です。

質疑 説明会や有料化のアンケートでは多くが反対や疑問・不安の意見。説明会も12か所で300人ほどしか参加していない。市としては有料化に対して市民合意があると捉えているのか。
答弁 説明会をして合意が得られたと捉えている。

質疑 6月議会で、横浜市のような有料化せず、分別施策を市民と行政が協働で行っている市などを検討するよう提案し、市は行うと言ったが、検討したのか。
答弁 家庭ごみ有料化の並行施策として大変有効であると思いますので今はできておりませんが、今後、積極的に取り入れてまいりたいと考えていく。

質疑 介護認定や、しょうがいしゃ手帳、老齢福祉年金、生活保護など免除要件に入らない非課税世帯の中には生活保護ギリギリで生活している方にとっては一袋(40ℓ)80円はとても負担が重く大変だと思う。そのような方へはどうするのか。 
答弁 ごみを出さないようにすることを教える

質疑 有料袋でださないごみはどうするのか
答弁 回収しない

などなど、問題ありの有料化です。以下のような討論をしました。

10分近くの討論で、長いので、お時間ある方は読んでみてくださいね。

本条例改定案には反対、2件の陳情には採択の立場から討論します。

ごみ処理はすべての市民に係わる問題であり、同時に地球規模での環境問題とも深いつながりがあります。国立市民の良識を信頼して、行政と市民と協働での環境施策としてのごみ減量を、とこれまでも様々な提案をさせていただきましたが、ごみを出す場合に課金をするという有料化の条例改定が出されたことは、本当に残念でなりません。

国立市の家庭系可燃ごみは減っています。2011年に可燃ごみが微増になったあと、当時のごみ減量課長が自治会の総会などに出向き、ごみの分別などを丁寧に説明していた時期があり、行政の本気度がちらっと見えたときがあり、そのあと、再度減り始めて、努力する市民も増えてきています。
お金のペナルティをかければ、自然とごみが減るだろうという施策は、まじめにごみ分別や3Rを努力してきた市民を信頼していないのではと感じてしまいます。

ごみを出すことに、ペナルティを課す施策により、生活が厳しい方、節約したい方にとっては、ごみを出さないようにするだろう、だから減量になるという事でしょうが、逆にお金さえ出せばごみはいくらでも持っていってもらえるということも言えるわけです。有料化は、環境問題としてごみを捉え、行政と市民が協働で減量するて施策に逆行するものです。

次に、市は有料化により負担の公平性と言いますが、たとえば所得120万円と所得1200万円の方にとって、1か月のごみ袋の負担の所得に対する負担割合は10倍も違います。負担の公平感というなら、所得に応じて設定すべきです。

減免制度は、設けられていますが、減免の条件である老齢福祉年金や児童扶養手当や障がい者手帳、介護認定もうけていない低所得の方が、私の周りにもいらっしゃいます。

質疑の中で、非課税世帯で、減免の条件に入らない方には、ごみを出さない工夫を教えると答弁されました。生活が厳しい人は、ごみを出さないように、というように聞こえましたが、非課税世帯の減免対象にならない方を、どう把握してどうコンタクトをとって教えていくのでしょうか。お金を出せない人は回収しませんというのでは、ぎりぎりの生活の方がごみを出せなくなったり、最悪、出さずに家の中にため込んでしまうことも考えられます。低所得者、そして子供が多い世帯ほど負担の重くなる有料化は納得いきません。

私が幼少のころは、家庭で出る燃やせるごみは父親が庭で燃やし、生ごみは庭の畑に埋めていました。ごみを市に無料で処理してもらうのは悪いから有料化も仕方ないという声もありますが、買い物をするだけで、ごみとなるものも同時に購入させられてしまう現代社会では、ごみを個々人で処理することに限界があり、その部分を、市民のおさめた税金で適正に処理や資源化する事になったわけです。

ごみ処理費用がどんどん増えて財政が破たんするというならまだしも、国立市の一人当たりのごみ処理費は2008年21000円から、2014年は1万6千円と減っています。全国的にも高額な手数料設定をしなければごみ処理ができないという事態でもありません。

陳情12号では、市民合意のない有料化は実施しないことを求めています。市は市民合意があると答えましたが、陳情書にあるように市自らが税金を投入して行った世論調査や有料化実施に対するアンケートの結果、説明会で出された意見をみると、合意には程遠い結果だといえます。だからこそ、国立市消費者連絡団体協議会やくにたち生活学校など4つの団体などが一緒になってこの陳情を出されたと思います。

アンケートの結果で興味深いものがいくつもありました。たとえば、有料化でごみが減量できるかという問いに対して半数の方が効果ないと、理由の多くが、もう十分減量頑張っていると答えているなど、市はアンケートの結果を多面的に分析し施策に生かすべきです。形だけアンケートをとって、分析も十分行わずに有料化ありきの姿勢は市民を大切にしていません。

多摩26市は有料化当たり前のような雰囲気ですが、全国の人口比で6割は有料化せず、有料化しなくてもごみ減量を果たしているまちがたくさんあります。

たとえば横浜市では、人口が100万人台からどんどん増えて300万人台になる中、ごみも増え続ける中、3割削減を目標に、市民に徹底した分別施策を横浜3R夢と書いてスリム作戦として展開し、1万1千回の住民説明会や3千回の分別指導、単身の方などに対する周知もと店舗や朝の集積所での分別説明など続けたそうです。小学生に対する副読本も作り、総合学習で学び、大学生入学時のオリエンテーション時に大学まで出向き、分別の徹底をお願いするという、行政の熱心な努力が市民の意識の醸成になり、10年間で目標の3割削減以上の4割削減を達成し、7つの焼却工場のうち3つを廃止・休止し、今では、さらなる削減として37年度までにさらにごみの1割削減と温室効果5割削減を目標に様々な施策を工夫して行っています。

また、市民の意識調査をもとに、食品ロスを作らないことを目的に、事業者と行政が協働して減量・リサイクルを進める仕組みを作り、食べ残しをしない、残飯を作らない業者を募り好評するともに、市民に食品の使い切りをするためのレシピを示すなどして、横浜らしく、かっこよく、もったいないを楽しもうと、環境施策としてのごみ減量施策をしています。これらのパンフレット、見るだけで楽しくなり、分別やもったいない運動をしたくなります。

横浜市の課長さんになぜ、有料化しなくても、目標以上の減量が達成できたのでしょうかと聞いたら、国の方針として出されたとき、有料化の声もありましたが、有料化の前にすべきことがあるだろうということで、行政が市民に熱心に呼びかけることで、そこまで職員さんたちががんばっているからと、市民のみなさまも協力で、ここまで達成できた。横浜市は環境モデル都市として環境負荷の低減と財政運営の安定を両立させる施策を市民の意見を生かしながら行政と事業者と市民が一緒に作り上げています。と熱心に語ってくださって様々な施策のパンフレットや食品ロスのための工夫の施策を見せてくださいました。

市民と行政だけでなく、事業者も巻き込んでの本気で減量施策は、見聞きするだけで楽しくなりました。

国立市は有料化がごみ減量の施策としの目標値もないことが他の議員の質疑でもわかりました。お金を取ればごみは減るだろうという行政の姿勢では、市民の心に響きません。

有料化すれば、有料袋でないごみ袋は放置され、不法投棄防止に監視カメラや職員が監視するなど、行政が市民を見張るそして、通告させるなど、監視社会を助長し寂しい限りです。

横浜では、朝の集積所に職員さんがきて、分別の仕方でわからないことありませんか、と声をかけていたそうです。有料化すれば監視しなければなりませんが、行政と市民が協働で減量しようとなればお互いに同じ方向を向けるのです。

また、陳情13号にある容器プラスティックまで有料化することについては、言語道断です。

本来生産者責任のもの、消費者が買う意志がなくてもついてくるものまで有料化するというのは、あり得ません。

陳情者の陳述内容は、どれも納得いき、心打たれました。

国立市を美しい街にしていこうと毎週、ボランティアでゴミ拾いをしている方がたもいます。そのような市民と行政が手を取り合って一緒にごみゼロのまちをめざそうよ、そのためにはこんな方法があるよと街のあちこちで宣伝や説明会を繰り広げる、地道な努力こそ、行うべきではないでしょうか。

お金のペナルティによる間接的なごみ減量施策で、一時は減るかもしれませんが、お金がかかるという動機づけにはじき慣れてきます。

国立市は人口7万4千人の小さな街です。行政が、発信者となり、環境施策としてのごみ減量施策を市民によびかけて、立川でも吉祥寺でもない、国立らしい環境施策としてのごみ減量を市民と協働で行うことが出来る街だと思います。

本条例改定には心から反対します。






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