mitakeつれづれなる抄

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丸栄本館を保存したいという声

2017年12月29日 | 名古屋
 ツイッターで知った情報ですが、来年6月に閉館する名古屋栄の丸栄百貨店の建物を保存したいと、日本建築学会が言い出しているそうです。朝日新聞報から。
記事:愛知)村野藤吾設計、丸栄本館「保存を」 日本建築学会

 この丸栄本館の建物、村野藤吾の設計で、1953年に建てられ、翌年に日本建築学会賞を受賞した建物なのだそうです。
 グーグルSVから。


 そのような建物で、戦災を免れた歴史的な建物で、ぜひ保存したいというもの、だそうです。

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 覚えていますね。丸栄本館の中。一階部分の壁面材に化石が入った石が使われており、豪華さを表していましたね。子供の頃は、単に「模様」とだけしか思っていなかったのですが、それが貴重な三葉虫時代の化石だと知った時は、へぇ~と思ったものです。

 さらに階段部分の局面を活かした手すりや、エレベータホールの装飾など」、時代を感じる構造。今、こうしてブログを書くにあたって、店内を思い出すと、今の時代には無い、装飾が凝らされていています。

 保存されれば嬉しい話ですが、栄の超一等地にただ保存だけの建物が残っているのは、果たしてどうなのだろう。
 実際に保存されるとなれば、何等かの営業活動に使われるでしょうけど、親会社の興和の意向とは合わず、結局は解体-新たな高層建築物ということにならざるを得ないと思います。

 ところで、丸栄百貨店。来年の閉館が決まったということは、ブログで書けませんでしたが、丸栄百貨店、子供の頃の屋上転園にケーブルカーがあったような記憶です。
 この屋上に「丸栄看板」があるもう一つ高い段がありますが、屋上からこの段にケーブルカーがあり、ケーブルカーの終点からは、この画像では増築された部分には別の建物があって、そちらの建物の屋上へロープウェイのような乗り物が設けられ、本当に空中を一往復して戻る、という乗り物がありました。
 「ロープウェイ」と書きましたが、ロープ(索条)ではなく、広島のスカイレールサービスのような鋼製軌道桁から懸垂式の宇宙船スタイルの搬器、というものでした。
 これがwebを検索しても、どうしても見つからず、丸栄店内に一時、丸善書店が入っていた頃に、丸栄の広報に問い合わせてみようと思っていましたが、その機会がないまま今日まで来てしまいました。


 丸栄の会社解散を前に、どこかへ問い合わせねばなりませんね。尤もその頃の社員さんは既に定年退職されているでしょうけど。

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