mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

中日ビルを建て替えるらしい

2016年09月29日 | 名古屋
 昨日、ツイッターで情報を知りました。栄にある中日ビル、「中部日本ビルディング」と親会社の中日新聞社は28日、ビルを建て替えると発表したそうです。
中日新聞web版記事:開館から50年、中日ビル建て替え 劇場は閉館へ

 栄地区では、丸栄百貨店とお向かいの栄町ビルの建て替え、明治屋の建て替えなど再開発の発表があります。中日ビルもその一つになります。
 完成目標は2020年代の半ばで、2027年のリニア中央新幹線開業をにらんでいます。

 そこで一つ気になるのは、中日ビルは中日劇場が大きな施設。新中日ビルには劇場は設けられない方針だそうで、劇場に代わる多目的ホールが設けられるとのこと。
 現ビルは2019年3月に閉館するとのこと。


 栄の西側で、丸栄・栄町ビルの建て替え、そして今度はこの東側で中日ビルの建て替えですか。栄の景色が変わります。
 そうなると間の三越と栄開発ビルはどうするのだろう。

 中日劇場の閉鎖は、名古屋・東海地方の芸能衰退かもしれません。
 名古屋三座と言われた、名鉄ホール、御園座、中日劇場。名鉄ホールは事実上の閉鎖で、これに加えて中日劇場の閉鎖はきついです。御園座は現在建て替え工事中で完成後は新御園座がオープンする予定です。

 近代的なビルの中にクラシカルな雰囲気の残る中日ビル、個人的にも想いが多くあります。
 ここの中日文化センターに通ったこともありました。
 新しいビルはどんな形になるか分かりませんが、このクラシカルな雰囲気はなかなか醸し出せないでしょう。そこは些か残念です。

***画像追加***
 配達された中日新聞朝刊に記事掲載されました。1面と34面



一宮市のi-タクシー・利用は低調

2016年09月28日 | 日記
 一宮市地域公共交通会議があり、膨張に行ってまいりました。会議の内容に今年7月から始まった、市内にある公共交通空白地域を対象に、i-バスや名鉄バスに接続する形でタクシー車両を用いたi-タクシーというものの運行を始めました。年度内、つまり来年3月までは試行の扱いです。
 これのここまでの利用者数が報告され、その数字たるや、三箇月弱の間、0人とか一けたの利用者ばかり。
 同様のものは、稲沢市にもありますが、以前には稲沢市の地域公共交通会議にも行きまして、この稲沢市のコミュニティタクシーの利用者数は惨憺たるもの、と評したことがあります。
 一宮市のこのi-タクシーも同様のシステムなので、先ず乗らないだろうと予想していましたら、惨憺たる結果と書こうと思いきや、予想よりは乗っている、という印象。

 配布された資料から。7月1日の運行開始から9月25日までの利用者数。


 これでは空白欄が多いので、ダイジェスト版。( )内数字は、運賃の対象ではない小児利用者の内訳。


 往路・復路というのは、往路は、各地域のタクシー乗り場(停留所)から接続バス停方向、復路はその逆です。
 往路の方向が利用者数が多いのは、i-タクシーが予約制であることから、家(など)から出発時間が読めるので、利用し易い一方、復路は出先からの利用なので、i-バス・路線バス乗車を経てからの乗り換え(接続)i-タクシーなので、時間がなかなか読めず、利用し難いというのがあり、実際にそれが数字に表れています。
 同じ現象は稲沢市のコミュニティタクシーにも表れております。

 市側の話として、今後は利用者増に向けてPRを高めたい、とのことですが、このi-タクシー、そもそもの交通トリップとして、一つの輸送が成立するのではなく、あくまで市内中心部へ至る、マスの交通機関(路線バスなど)への接続交通です。
 i-タクシー停留所まで歩いて、さらにその後、路線バスなどに乗り換えるわけで、その負担も結構大きいです。
 特に上の利用者数でも書きましたが、復路の利用は、帰りのバス時間から到着停留所の時刻を知り、それに接続するタクシー便を予約する、というなかなか高度なテクニックが必要です。
 これをなさって、約三箇月弱の間に復路54人の方が利用なさったわけで、数字だけ見れば惨憺たる結果ですが、よく乗ったな、という印象です。

 今後の利用者増の方法として、単にタクシー時刻だけを時刻表に記載するのではなく、接続するバス便の市中心部発車時刻も載せるなどの提案があります。

 せっかくの交通空白地域のi-タクシーなので、利用者を増やしたいところです。

 参考。i-タクシーの運行区域図。文字が小さいですが、利用者数が記されています。


 東海地方の交通案内、路線図ドットコムの一宮市路線図。⇒こちら

 なお、i-タクシーは「タクシー」の名を用い、タクシー車両を使用していますが、運行法源は、一般乗合旅客運送(区域)で、乗合バスと同じです。

桃のマッチ生産終了へ

2016年09月27日 | 日記
 ツイッターで知った情報です。紙の箱に桃の絵が描かれているマッチを製造している兼松日産農林は27日、来年3月末をもってマッチの生産販売から撤退すると発表したとのことです。
産経新聞の報道:兼松日産がマッチ製造撤退 機械が老朽化

 直接の理由は、製造機械の老朽化ですが、そもそものマッチの需要が大きく減っているところ。
 1939年(昭和14年)に製造を始めたこのマッチ、「桃」や「象」の絵が描かれて、これが商標にもなっています。
 桃の絵はよく存じ上げていますが、象の絵は、あったような記憶です。

 使い捨てライターはコンビニなどで100円程度で販売され、点火器具もいろいろあり、そもそもの点で、台所のコンロなど、火を用いる器具事体に点火装置が付けられて、マッチの出番はほとんど無くなりました。
 逆に考えれば、まだ製造されていたのですね。

 ・・・などと書いていますが、実は我が家はこの桃のマッチは現役です。
 蚊取り線香も現役で、この蚊取り線香の点火でこのマッチが登場します。

 製造機械の老朽化とのことで、昔懐かしい桃のマッチも時代の趨勢ですね。
 この桃のマッチの商標は、姫路市の日東社に譲渡するとのことです。

アンダーパスの浸水対策

2016年09月26日 | ニュースな話題
 先日の台風16号襲来では、清須市の東海道本線と新幹線をくぐるアンダーパスで、凹となったところに水が溜まっていたところに自動車が進入して、運転されていた方が亡くなる事故がありました。
 この事故は早々とニュースで伝えられましたが、一応浸水して自動車が通れなくなった時点で、このアンダーパスを含む区間内を通行止めにしたそうです。
 しかし亡くなられた運転者の方は、この通行止め区間内で走行を始めたので、そのまま浸水していたアンダーパスに突っ込んでいった、というものだそうです。
 このアンダーパスの緊急点検が行われたそうです。
NHK東海ニュース:県がアンダーパス緊急点検へ

 基本的には、こういうのは運転者が危機回避すべきものと考えますが、やはり道路管理者側でももっと対策があって然るべきものです。
 アンダーパスは、豪雨時は通らないものという常識が必要です。
 普段通っているから、どこか安心があるのでしょう。
 「信ずるものは強い」の一種。
 自動車走行中は、大丈夫か?と恐る恐る運転することは、安全への配慮にもつながることです。

2026年アジア大会が愛知県開催に決まってしまった

2016年09月26日 | ニュースな話題
 予てから懸念していた、2026年アジア大会が日本での開催が決まり、日本国内では誘致を目指していた愛知県での開催が決まってしまいました。
 Yahooのトピックで知りました。
Yahoo:愛知・名古屋で26年ア大会=32年ぶり日本開催NHKニュース:2026年アジア大会開催決定

 文体で分かりますね。「決まってしまった」開催には反対の立場です。開催には多額の費用がかかり、財政的にもかなりきびしい状況になる、という話を聞きます。
 反対なのは、そんな財政の面よりも、開催になれば何かと警備警備で、普段の生活に制約がかかります。
 今年5月の伊勢志摩サミットでは、散々批判してきました。
 地元の方と思われる方から、生活の様子をコメント頂きましたが、それは大変な状況だったようです。懸念以上の様子。
 県や市、或いは地域の顔役の連中は、「これを機会に世界的に伊勢志摩が有名になり、観光客が沢山」などというバラ色構想。
 単に開催による世界的な名誉だけです。今でも三重県知事の顔がテレビで映ると、こんなもの誘致しやがって・・・、と恨み節が出てきます。
 今、私の中で「伊勢志摩」の言葉に対する嫌悪感はかなりのものです。

 さて、アジア大会。これの開催で以降の財政が逼迫した話をよく聞きます。最近では韓国・仁川(インチョン)市。深刻な財政状況に陥ったということをかつて伺いました。
 検索したらこんなページ。⇒バラ色の経済効果は幻に…アジア競技大会が仁川市に残した借金

 愛知県がこんなことにはならないでしょうけど、名古屋市が一旦は共同誘致から抜けたのは、この財政負担割合が不明瞭であったことからです。
 野放図に市民からの税金をつぎ込めない、という河村市長。
 結局は話がついて、国内開催地候補は愛知県となり、昨日の会議で2026年の立候補は日本だけで、ほぼ自動的に愛知県に決まってしまいました。
 他に立候補する国(都市)が無かったものかいな。

 あんな開催が決まって、県庁の連中が喜んでいる絵を見ると、どの方向を向いて行政を行っているのか、首をかしげたくなります。