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The answer is blowing in the wind.

会津・喜多方旅行:7

2017年06月05日 | Traveling


バスに乗って飯盛山にやってきました。まず目に入ったのが「動く歩道」。頂上の見えない階段が続いていて、「歩くととっても大変です」との張り紙におじけづき、思わず200円を払って乗ってしまいました。でも全然大変じゃなかった…。毎日9階まで事務所の階段を上がっているのに、こんなところで怠けてしまいました(涙)。


飯盛山の頂上付近には、「白虎隊受難の地」があります。白虎隊とは、戊辰戦争の際に会津藩が組織した、16~17歳の男子からなる部隊。彼らは苦戦の末、ここ飯盛山に落ちのび、敵につかまり生き恥をさらすよりはと、20名が自刃し、うち19名がこの地で死亡。飯沼貞吉さんという人が、唯一生き残ったんだそうです。


ここからは会津の町が見渡せて、会津若松城も一望。悲劇の地が、せめて眺望が良くてよかった。
近くに亡くなった白虎隊の隊士のお墓もありました。今でもきれいに掃除されて、お線香があげられていました。


続いて「さざえ堂」にやってきました。長年来たいと思っていたさざえ堂。ひと目見て、思わず「すごーい!」とつぶやいてしまいました。古色蒼然とした六角形の建物は、まさに威容!


さざえ堂は、1796年に建てられた、国の重要文化財。昔飯盛山に「正宗寺」というお寺があり、そこの住職さんが造った建物なんだそうです。DNAと同じ?二重らせん構造になっていて、一度も同じ場所を通らずに登って、下りてこられます。ここを一巡りすると、西国三十三観音参りができるという、ありがたいお堂。


中はこのようになっています。かなり古びていて、歩くとギシギシと音が。床は木材で補強されていました。


てっぺんはこんな様子。一面にお札がはりつけられ、なんともすごい状態。このお札はいつ貼られたのか、貴重な建物なのにこんなにベタベタ貼っちゃっていいのかな?と、疑問が頭をぐるぐる…。
それに建物もかなり古びてきているのに雨ざらしで、もっと大事にしなくていいのかな?と心配になりましたね。


近くには白虎隊を祀った「宇賀神堂」がありました。後ろの売店は、その名も「飯盛さん」が営む売店で、ここで拝観記念の御朱印をいただきました。
飯盛山にはほかにも、白虎隊がくぐったと言われる洞穴などもあり、見どころはたくさん。山全体が神聖な雰囲気につつまれている感じがしましたね。


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