i n t h e m i d d l e  o f   l i f e

The answer is blowing in the wind.

青森・弘前旅行:7 弘前観光2

2014年05月31日 | Traveling


最勝院を後にして、再び中心部に戻って洋館めぐりの続きです。こちらは「旧弘前市立図書館」。1906年築。こじんまりした、とってもかわいい洋館!
この建物は、弘前市出身の建築家、堀江佐吉によって設計されました。堀江佐吉は、さきほど見た青森銀行記念館も手がけた、弘前市では有名な建築家。最勝院の境内には、大きな記念碑も建てられていました。


洋館のすぐそばに、ミニチュア洋館のコーナーが!「東武ワールドスクウェア」みたい。今では取り壊されて現存しない建物もありましたが、細部にわたってよく再現してありました。本物との対比が面白い。


すぐそばにあった「旧東奥義塾外人教師館」。明治期に招へいされた外国人教師が住んでいた建物です。


中は無料で見学できます。2階の寝室は、まるで「赤毛のアン」の世界!


なぜか、ブランコだけが置かれた部屋もありました(!)。このブランコ、天井から直接吊るされていましたよ。ブランコはやっぱり、外の青空の下でこいだ方が楽しいような気もしますが。


こちらの洋館も、1階にはティールームが併設されていたので、すかさずアップルパイをいただきました。アップルパイもさることながら、ここもコーヒーがほんとにおいしかった。弘前はコーヒーがおいしい町ですね~。


古い建物の窓に飾られていた、ダルマの置物!超かわいい~~。


最近買ったもの

2014年05月26日 | Crazy about


弘前旅行の途中ですが、最近買ったもののご報告。
手創り市でお知り合いになった、「garota」さんの個展が、千葉の「gris souris」というお店で開催されました。garotaさんは鹿児島に引っ越されてしまい、なかなかイベント等でもお会いできなくなってしまったので、ぜひご本人にお目にかかりたかったのですが、仕事が休めず断念(泣)。
garotaさんの作るバッグや小物は、すでに7個持っていますが、どれもお気に入り!


開催初日はすごい売れ行きだったようで、私が行ったときには売り切れているものも…。
麻の風合いがすてきだったトートバッグは夏用に購入。小さな革のポーチは、東海道歩きやハイキングの時に、ケータイとデジカメを入れるのに使います。
このほかに、お目当てのポシェットもオーダーしてしまい、完全に予算オーバー!でも、garotaさんの作品は大好きなので、後悔なし。


「PORTER」のお財布は衝動買い。これも旅用のお財布にします。


また買っちゃった、ユニクロのTシャツ。2点で1500円くらい。


雑貨屋さんのセールで、500mlのステンレスボトルを。これから、氷を入れて毎日持ち歩きます!


CROCSは、ブームが去ってあまり履いている人を見かけなくなりました。私は穴があいていないタイプが好きなんですが、なかなか売ってないんですよね。同じ型の白があまりに汚れて見苦しくなったので、黒を新調。毎日の犬の散歩はもちろん、旅行にも履いていきますよ。イニシャルのジビッツをつけてみました。


青森・弘前旅行:6 最勝院

2014年05月25日 | Traveling


その後は、15分ほど歩いて、少し離れたところにあるお寺「最勝院」にやってきました。桜がここでもきれいに咲いてます。


と思ったら、境内にはなんと梅の花も。そして八重桜も咲いていて、まさかの梅・桜・八重桜の競演が見られました!この3つが一緒に咲いているなんて、めずらしい!


等間隔でならんだ仏像に、枝垂れ桜がこぼれるように降りかかって、すごくきれいでした。


こちらの五重塔は、1667年に完成した重要文化財。三代津軽藩主の信義が、戦没者の慰霊のため建てたものだそうです。京都や奈良の大きな五重塔に比べると、小さくてひかえめですが、均整の取れた美しさ。


お地蔵様ファミリー!かわいらしいですね~。


弘法大師はウサギをお供に連れていました。


こちらのお寺は、散策しているとなんだか落ち着き、すごく居心地がよかったです。なんとなく、いい「気」にあふれているような感じ。時間をかけてゆっくり拝観させていただきました。近所の幼稚園児もお散歩に来ていましたよ。


青森・弘前旅行:5 弘前観光1

2014年05月24日 | Traveling


旅の2日目は、弘前市街を観光。なにしろ、昨日は弘前城だけで終わってしまいましたから(笑)。見どころはまとまっているので、歩いて回れちゃいます。
最初にやってきたのは、「カトリック弘前教会」。明治43年に建てられたものです。中のステンドグラスがきれいなんだそうですが、信者ではないので、なんとなく遠慮して入らずじまい。


こちらも教会です。「日本キリスト教団 弘前教会」。こちらも明治39年に建てられた、古い建物。やはり写真だけ撮って通過。


こちらは「青森銀行記念館」。ちょうど「さくらまつり」の期間中だったので、入場は無料。こちらは堂々と(?)中に入れます。


1Fのロビー。あー、銀行ですね(笑)。昔のお札などが展示してありました。見ているうちに、あれ?今のお札って伊藤博文じゃなかったっけ?と、よくわからなくなってきて、思わず財布の中を確認しちゃいました(笑)。


2Fのホールの天井は、「金唐革紙(きんからかわし)」と呼ばれる、高級壁紙です。和紙に金箔や銀箔を塗り、版木に当てて紋様を浮き上がらせたもので、私は上野の旧岩崎邸で見ました。上野にあったものは複製ですが、こちらの天井は建てられた当時のものがそのまま残されているんだそう!今は職人さんも少なくなり、ほんの小さなしおりでも1000円くらいで売っている、超高級品なんですよ。


青森・弘前旅行:4 藤田記念庭園

2014年05月21日 | Traveling


16時を過ぎ、日が傾いてきましたが、弘前城との共通入場券を買っていたので、急ぎ足で「藤田記念庭園」にやってきました。こちらは、弘前市出身の藤田謙一さんという実業家が、1919年に造った庭園。敷地内には庭園のほかに、和館と洋館があります。


和館はお座敷に上がれるようになっていましたが、あまり時間がなかったので、外から眺めるにとどめました。ここでも桜が満開。


敷地内は高台と低地に分かれていて、低地の方には純和風の庭園があります。わざわざ江戸から職人を招いて造らせたんだそう。都内にあってもおかしくないような、洗練された庭園です。


高台のほうにある洋館は、童話にでも出てきそうなかわいらしい雰囲気!こちらの1階は喫茶室になっていて、弘前市内の有名店のアップルパイがいただけるようになっています。実はそれを目当てに来ました(笑)。


6種類くらいのアップルパイがありましたが、私は「ピーターパン」というお店の、クルミ入りアップルパイをいただきました。シナモンが効いていて、甘すぎず、おいしかった。コーヒーもちゃんと1杯ずつ淹れた味でした。
弘前は「アップルパイの町」として売り出し中。滞在中、できるだけアップルパイを食べよう!と決意しました(笑)。


近くの「弘前市立観光館」の中には、ねぶたが飾られていました。一度見てみたい、ねぶた祭り。


夕方ホテルにチェックインし、近くに夕食を食べに行きましたが、駅前には居酒屋チェーンしかなく、あまりお酒を飲まない私は、どうしよう?とウロウロ。ぽつんと、遠くに「pasta」の看板が光っているのを見つけました。
「pastaya」さんという、ご夫婦2人で切り盛りしている小さいお店ですが、ここで食べたミートソース、すごくおいしかった!メニューには、ご夫婦のなれそめなんかも書かれていて、思わず読みふけっちゃった(笑)。


青森・弘前旅行3 弘前城3

2014年05月19日 | Traveling


本丸を出て右手の方へ歩いていくと、桜のトンネルがありました。このあたりは入場料が不要なんです。この桜のトンネル、まさに満開で、相当長く続いていました。700mくらいあったんじゃないかな。夢のようにキレイ!


トンネルが終わったところで、お堀の方を振り向いてみると、絶景!弘前城の敷地が相当広いことがわかりますよね。


再び城内に戻ると、北の廓あたりに、「子福桜」というかわいい桜が咲いていました。


北の廓から、天守閣を望みます。今年の秋から、この石垣が工事に入るため、10年後までこの風景はおあずけになってしまうんだそう。10年後、また来てみたい。その頃には今日のことも記憶のかなたになっているんでしょうね。


こちらが、「日本一太いソメイヨシノ」。一番太いところで、幹の周りが5m以上あるそうです!樹齢は不明のようですが、明治には植えられていたらしいので、100年前後といったところでしょうか。少しわかりにくい場所にあり、探してしばらくうろつきまわってしまいましたが、見れてよかった。


一通りお城の中を見終わると、2時間半もたっていて、すでに16時近く。お城を出たところにある、「弘前文化センター」の前に、初代藩主の津軽為信の銅像がありました。津軽という地名も、この人から来たんですね。


お堀は一面、桜の花びらで埋め尽くされて、とってもキレイでした!


青森・弘前旅行:2 弘前城2

2014年05月15日 | Traveling


しばらく行くと、赤い欄干の「下乗橋」があり、そこから天守閣がきれいに見渡せました!よくガイドブックなどで見る弘前城は、ここから撮ったものなんですね。
弘前城は、陸奥弘前藩二代藩主の津軽信枚によって、1611年に建てられました。天守は、1811年に完成した現存天守。ずっと見たいと思っていたお城なので、感激です。ここまで、相当遠かったしね(笑)。


弘前城は、別名「鷹岡城」というそうで、ゆるキャラ「たか丸くん」がいました。なかなかカワイイ。


天守閣の中は資料館になっています。かなり小さい天守なので、入場制限があり、15分ほど並びました。平日でこれだから、休日だったら大変だっただろうなぁ。


天守閣から見た「下乗橋」、桜が満開でキレイ!


天守閣のまわりにも、たくさん枝垂れ桜が植えられていて、こちらも満開。芝生でお弁当を食べている人の姿も。敷地内が広く、散歩する地元の人でにぎわっています。いいなぁ、お城がある日常。


天守から西の廓の方へ歩いていくと、巨大なイチョウの木がありました。「根上がりイチョウ」といって、樹齢は「300年以上」とのこと。


このイチョウ、その名のとおり根っこがすごい!どうしてこのような姿になったのかというと、もともと土塁の上に植えられ、後になってその土塁が壊されたため、地中の根が露出したんだそうです。こういうイチョウは初めて見ました。


イチョウの近くに、なにやら「弘前アイス組合」の屋台が。これは食べないと!


アイスはりんご味のシャーベット。おばちゃん、大盛りにしてくれました(笑)。さっぱりしていて、ほのかにリンゴの香りがして、おいしかったです!


青森・弘前旅行:1 弘前城1

2014年05月13日 | Traveling


ゴールデンウィークは、久しぶりの一人旅で青森へ行ってきました!青森に足を踏み入れたのは、これが初めて。東北新幹線「はやぶさ」で新青森に到着です。
切符が取れず、グリーン車になってしまったんですが、おしぼりと飲み物のサービスがありました。飛行機みたい!


奥羽本線に乗り換えて、12時前に弘前着。上野から4時間半かかりました。遠かった。曇っていて、東京より少し肌寒い感じです。


改札を出たところに、大きなりんごがありました!つやつやしてる~。


郵便ポストの上にもりんごが!さすが青森。


駅のそばでサクッとお昼ご飯をすませ、バスに乗って弘前城にやってきました。ちょうど「さくらまつり」開催中で、駅前から直行バスがたくさん出ていたので、迷うことなく到着。「東門」から城内に入ります。お堀のまわりも、門のまわりも、桜が満開!


弘前城はとっても広く、どう回れば効率がいいかわからなかったので、ボランティアガイドの方に聞きました。
教えられたとおり、まずは天守閣を目指します。歩いていると、いろんな種類の桜が植えられていました。こちらは「横浜緋桜」。青森で横浜とは!?濃いピンク色があざやか!


こちらは「正徳桜」と書かれていました。白くて清楚な感じですね~。


こちらは、「日本最古のソメイヨシノ」。1882年に植えられたものだそう。樹齢100年以上ですが、今でもびっしり花をつけてます!みんな、この木の前で記念撮影をしていました(笑)。


こちらが日本最古の桜の花。満開ですが、もう少しで散り始めそうな雰囲気。咲いててくれてありがとう~。
弘前城には、「日本一太いソメイヨシノ」もあるので、そちらも見ておかねば!


田町駅ハイ

2014年05月10日 | Drifting


東海道ウォークの翌週、久しぶりの「駅からハイキング」で田町周辺を歩いてきました。田町といえば、かつての職場があった場所。足かけ20年通いましたが、職場が移転してからは用事がないので行かなくなりました。この日は久しぶりの来訪!久しぶりだけど、全然変わってないな(笑)。


慶応大学方面へ出て、聖坂・潮見坂・蛇坂と歩き、「幽霊坂」にやってきました。今は明るくて、あまり幽霊が出そうにありませんね。東京都内には、「幽霊坂」が7か所もあるんですって。


亀塚公園にやってきました。ここで、関東タンポポ(日本タンポポ)の保護が行われていて、係の人にいろいろ話を聞くことができました。


これが関東タンポポ。西洋タンポポとの見分け方は、花の裏のガクの部分が、関東タンポポはぴったりしていて、西洋タンポポはめくれあがっているんですって。あと、西洋タンポポに比べて、花びらの枚数が少ないそうです。


これが西洋タンポポ。上の写真と見比べると、全然違います!花の裏を見なくてもわかるかも。ちなみに、綿毛になってしまうと見分けがつきにくくなるんだとか。関東タンポポの近くに西洋タンポポが咲いていると、いつのまにか交配してハイブリッドタンポポが生まれてしまうそう。関東タンポポを残していくのは大変なことなんですね。
この日以来、道端でタンポポが生えていると、思わず関東タンポポかどうか、確かめたい衝動にかられるように(笑)。私が見たものは、全部西洋タンポポでしたが…。


その後、ビルの後ろで咲いていた芝桜を鑑賞。ちゃんとここもコースに入っているんです。連休にでも、どこかに芝桜を見に行きたいなぁと思っていたけど、ここで見れたから気が済んじゃった(笑)。


その後は芝浦方面に移動。まさしく昔の職場のすぐそばに、見たことのないイタリアンのお店を発見。「ピッツェリア アリアニコ」というお店です。私たちが移転してからできたお店らしい。


ランチに、ピザとラザニアを取って2人で分けました。どちらもおいしく、自家製サングリアも何種類もあって、移転前にこのお店があったら絶対来てたのに~!


15分ほど歩いて、レインボーブリッジへ。上の歩道まで上がってみましたが、金網で景色もあまり見えない上、ものすごい排気ガスで、早々に降りてきてしまいました。ここをずっと歩いていくのは、かなり厳しそう…。
できた当初は「すごーい」と思っていたレインボーブリッジも、いまや当たり前の風景になってますね。


「潮騒橋」の上に止まっているのは、ユリカモメ?
この後は再び田町駅まで歩いて、ゴール。全8kmのコースでしたが、そんなに歩いた気がしない。ほとんど知っている場所だったからでしょうかね。


東海道ウォーク:26 箱根関所~三島宿(完)

2014年05月07日 | Tokaido


題目坂、臼転坂と、次々に出てくる坂を下っていきます。もうこのあたり、実はあまり覚えてない(苦笑)。途中でバス停みたいなところにあったベンチに座って、同行の先輩からチョコレートをいただいて休憩しました。とにかく平らな道に出たい一心。


途中でこのような、巨大な「箱根路」の碑を発見!ここでもう箱根が終わって、三島市街が始まると思いたい(笑)。
この近くに、「伊豆フルーツパーク」という大きな施設がありました。車がたくさん出入りして、にぎわっていましたが、中に何があるのかよくわからなかったのと、へとへとだったので立ち寄らず。後で調べたら、いちご狩りなどができる施設だったみたいです。


歩いていくと、道の両側に、とても立派な一里塚跡がありました。これは「錦田一里塚」。このぐらい立派だと、出てくると感動しますね。都会ではほんの小さな石碑が立っているだけだった一里塚が、だんだん大きくなってきているような。


このあたりは「初音が原」といわれ、松並木と石畳が残っていました。これが最後の石畳!


初音が原の後、これでもか!という感じでとどめの愛宕坂・今井坂を降りると、東海道線の線路があり、その近くに「箱根旧街道入口」の看板が立っていました。とうとう終わった~、箱根が終わった!
図には箱根湯本からの道のりが描いてありました。2日間で、ここを全部歩いてきたわけですね~。


大場川にかかる、「新町橋」を渡ります。ここは、安藤広重の絵にも描かれた富士見スポットで、三島宿への入口にあたります。残念ながら、この時富士山は見えず。


そこから徒歩10分ほどで、三島大社に到着!ついに来た~。ここに日が暮れる前に到着するのが、今日の目標だったんですが、どうにかクリア。


桜は散りかけでしたが、どうにかまだ見ごろ。同行の先輩は、「もう座ったら立てないかも」と。でも立てていました、よかった(笑)。
無事、箱根を越えられた感謝と、これからの道中の無事を祈ってお参り。


境内に、源頼朝と北条政子が座ったといわれる石がありました。やっぱり小さいほうが政子でしょうね。


この変わった灯篭、「なんとか灯篭」と名前がついていたんですが、失念…。何しろ疲れていたので、シャッター押すのが精いっぱいでした。


三島大社から、重たい足を引きずり、「すみの坊」といううなぎ屋さんへ。この日のごほうび、うな丼です!もう今日は、三島に着いたら絶対うなぎを食べようと決めていました。この日のうなぎは特においしかった…。疲れた体にしみわたりました。


夕方18時前に、三島駅に到着。運よく次の「ひかり」に空きがあり、19時半には東京に着きました。同行の先輩が「私たち、いままで半年かけて歩いてきた道のりを、1時間弱でもどってきちゃったね」と。それは言わない約束です!
というわけで、長くなりましたがこれで箱根越えはおしまい。万歩計の歩数は約3万歩、歩行距離は21kmでした。次の東海道の難所は、三重県の鈴鹿峠ですが、それはまだ再来年くらいになりそうです。


東海道ウォーク:25 箱根関所~三島宿 その4

2014年05月05日 | Tokaido


雲助徳利の墓からしばらく行くと、山中城址公園がありました。日本百名城にも数えられている、城マニアの間では有名な城址です。建造物は何も残っていませんが、お堀の跡などが残っています。ちょっと見たかったけど、まだまだ先が長いので、今回はやめました。よけいな道のりは1歩も歩きたくないというのが本音(笑)。


ここで12時を過ぎていたので、お昼ご飯をとることに。下り坂続きで、いいかげん足も疲れてきました。奥へ入ってみると、ちょうどいい感じの原っぱが。


原っぱに座って、小涌園のコンビニで買ってきた、パンとおにぎりで昼食。なんでもないものですが、ここで食べた時はすっごくおいしく感じました!


東京ではとっくに散っていたけど、ここではちょうど桜も満開!やっぱり標高高いんだなぁ。


昼食を終えて、再び歩き出すと、「富士見平」というところに芭蕉の句碑がありました。どこにでもあるなぁ、芭蕉の句碑(笑)。
「霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ 面白き」。よーーーく見るとうっすらと富士山が見えるの、わかりますか?肉眼ではもっとハッキリ見えていたんですが。


この近くに、何やら工事現場があり、「日本一の吊橋を作っています」と書かれていました。「三島大吊橋」だそうです。ネットで調べたら、長さ400mにもなる、人が歩いて渡れる日本最長の吊り橋だそうで、2015年12月に完成予定なんですって。「三島市も、これまで脚光を浴びてこなかった箱根西麓地域を有望視」しているそうです。今後箱根西坂ももっと整備されるんでしょうか?完成したら、山中城址と合わせてぜひ来てみたい!


ふたたび下り坂。「上長坂」と書かれています。階段だとすこし歩きやすいけど、すぐに坂道になってしまいました。もうここから、どんだけ下るんだというくらいの、下り坂攻勢。箱根峠を出てから、たまに登ってくる人とすれ違いましたが(1人か2人ね)、今後の山頂までの道のりを思うと、同情を禁じ得ない…。


上長坂を下ると、「笹原一里塚」。さっきの山中一里塚から、ようやく4㎞ですね。もっと歩いてる気がしますが…。


そして、ついに恐れていた「こわめし坂」!「下長坂」の別名で、あまりに坂が長く急なため、背中のお米が蒸されておこわになってしまったという坂。その名の通り、かなり急で長かったです。歩いている人は、地元の人も含めてほとんどいなかった…。しかしここは、舗装された道で、石畳ではなかったので、まだよかったかな。


東海道ウォーク:24 箱根関所~三島宿 その3

2014年05月03日 | Tokaido


箱根峠からしばらく行くと、このような場所に出ました。「三島宿 11km」と表示があります。ここからいよいよ、長~い箱根西坂の始まり…。東海道中一番の難所と言っても過言ではないかも!?下りですが。


西坂の始まりはこのような竹やぶ。竹が渦巻いてる!地面は枯れた竹でフカフカなので、それほど歩きにくくはありませんが、なんとも荒れた印象。雨じゃなくてよかった~。
同行の先輩が、この少し手前で、しっぽがフサフサのイタチ状の動物を見かけたそうで、「何か動物が出てきたらどうしよう」と。「たいまつで脅すんですよ」「どこにたいまつがあるのよ~」などと話しながら、下っていきます。思えばこのあたりはまだ元気だった(笑)。


しばらく行くと、山中の一里塚。ここも盛り土がしてあって、木が植えてあります。このあたりには、昔「接待茶屋」という休憩所があったんだとか。旅人に湯茶の提供、馬には水とかいばを用意して、道行く人をもてなしていたそうですが、すべて無料だったので維持が大変だったそう。今もあってほしかったけど、残念ながら立札が残るのみ。


秀吉がこの石の上にかぶとを置いたとの伝説が残る、「かぶと石」。


かぶと石から、えんえんと坂を下ること30分、開けた場所に出ました。遠くに三島市街がうっすらと見えてきた!


とうとう三島市に突入。やった~!と喜び合うわれら!箱根湯本から、ついにここまできたかと、達成感がありました。


しかし、またしても石畳…。登りではないので息は切れないけど、歩きにくいことこの上ない!足によけいな負担がかかるんです。
登り坂ではふくらはぎが痛くなったけど、下りでは膝のななめ上あたりの筋肉がじんわりとだるくなってくる。


坂の始まりから1時間半、「雲助徳利の墓」がありました。「雲助」というのは、江戸時代に箱根峠で活躍した荷役人のこと。荒くれ者も多かったようですが、・唄が上手で ・力持ちで ・荷造りがうまい、という才能がなければなれなかったそうです。荷造りの仕方で、「これは誰々」とわかったんだとか。
これは、雲助の中でも皆に慕われた、親分格の「久四郎」という雲助のお墓。死後に仲間が建てたんだそうです。お墓に刻まれた徳利がいい味出してますね。