Diabetic Cat and Alcoholic Cat

糖尿病猫みぬ(2017年6月30日没)をはじめとする、アメリカに暮らす猫たちの日常の記録です。

命あるギフト

2022-11-07 14:04:34 | その他
先日、知り合いの男性にあるものを貸したら、
そのお礼としてお花の鉢植えをいただきました。
黄色い可愛らしいお花で、葉っぱが肉厚なところがエキゾチック。
鉢は黄色い紙でラッピングされています。

英語ではKalanchoe、日本ではカランコエと呼ばれている花で、
マダガスカルを中心としたアフリカが原産地とのこと。

気持ちはとても嬉しかったけど、ちょっと心配なことが…。

鉢が紙に包んであるということは、室内で管理するということなのだろうか?
だとしたら、猫には安全なのだろうか…?


まずは、猫への毒性を調べてみたところ、ASPCAのサイトによると、
残念ながら猫には毒とのこと。
死ぬほどではないけど、嘔吐、下痢、稀に不整脈を引き起こすこともあるのだとか。

それなら、室内ではなく、パティオで管理しようか…とも思ったけど、
これまた残念ながら、アフリカ原産なので、気温が華氏55度(摂氏13度)を下回ると枯れてしまうこともあるそうで、
それを下回る地域では、冬は室内管理が理想なのだとか。
もう既にカリフォルニアも最低気温は華氏55度を下回っているし、これからもっと寒くなってしまいます。

だとしたら、いかに猫の手が届かないようにして、室内で管理するか…。
考えた挙句、思いついたのが、これ!


つまり、棚の上等に「置く」のではなく、上から「吊るす」のです。
こうすれば、恐らく猫に齧られる心配はなくて済むでしょう。


命あるギフトと言えば、プレゼントに子犬や子猫などを贈ったという話も聞きます。
長年可愛がっていた犬が虹の橋に旅立ってしまい、悲しんでいたところへ、
家族や友人からサプライズギフトとして子犬をプレゼントされ、
歓喜のあまり号泣…みたいな動画を見たこともありますが、
これって、実は必ずしも美談で済ませてしまってはいけないのでは?と思うのです。

動物にしろ、植物にしろ、命あるものをいただいた以上は、世話をしなければなりません。
だから、贈られた側にそれを育てられる環境が整っているのか、そして世話することを望んでいるのかが大きな問題となります。
特に動物なら、食事やトイレの管理も必要となるので、
受け取り手に育てる意思や環境が整っていなければ、
世話ができなくなって手放したり、病気にさせたり、最悪死なせてしまったりということにもなりかねません。
たとえ、受け取り手が犬や猫が大好きだということがわかっていたとしても、
それは必ずしも新しい子を受け入れる心の準備ができているという意味ではありません。
少なくとも本人が欲しいと言っているのならまだしも、サプライズでプレゼントするのは、やはりよくないのではないか…と。

まあ、でも、今回は、素敵なお花をいただけて嬉しかったので、
何とかして管理する方法を考えてみました。

シャンティの通過儀礼および近況報告

2022-11-05 12:17:39 | 猫たちの近況
11月2日は、みぬまま家の女の子たち、ルナとシャンティが揃って病院へ!
ルナは、毎年恒例の健康診断と狂犬病ワクチン、そしてシャンティは、「通過儀礼」として避妊手術を受けました。

因みにシャンティは現在生後約7か月。
行きつけのキャットホスピタルでは、去勢・避妊手術を受けさせる場合、
飼い主がいる場合は少なくとも生後5か月経っていることを推奨しています。
本当は先月予約を入れていたのだけど、諸々の事情で手術日が延期になっていました。
まあ、でも、近くに未去勢のオスがいれば、生後6か月程度でも発情してしまうことがあるらしいけど、
完全室内飼いのシャンティは、脱走でもしない限り大丈夫…ということで…。

いつも通り、朝早くからルナとシャンティをキャットホスピタルに預けて、
私みぬままはそのまま家に帰って、いつも通りお仕事。
因みに、キャットホスピタルでは、未だにコロナワクチン未接種の飼い主は中に入ることはできません。
みぬままも未接種なので、ドアの前で受付嬢に猫たちを引き渡すことになります。


ハルは、今日はままと二人きり。


まずは、シャンティの避妊手術を担当した院長先生からお昼過ぎに先に電話がありました。
手術は無事終了したとのこと。

続いて、午後3時ごろ、ルナの健康診断をしたC先生から電話。
触診等では特に大きな問題は見つからなかったけど、体重が去年から比べると大幅に減っていたとのこと。
去年は13ポンド(5.9Kg)あったのが、今年はなんと10ポンド11オンス(4.86Kg)と、1キロ以上減っていたのです。
確かに、見るからにスリムになったので、ちょっと心配はしていたのだけど、
ご飯も普通に食べて、吐いたりもしていないし、水も飲みすぎてないし、トイレを見ても下痢や多尿の形跡もないので、
大丈夫なのかな?とは思っていました。
ということで、血液検査を実施することに。

夕方二匹を迎えに行くと、キャットホスピタルのドアの前には数人コロナワクチン未接種の人が、中に入れずに待っていました。
自分一人ではなかったんだ、と、ちょっと安心。
しかし、そろそろ肌寒くなってきて、外で待つのは少し辛い…。
もう巷では、ワクチン接種の有無にかかわらず、マスク着用義務やソーシャルディスタンシングも解除されてきているので、
キャットホスピタルも早く規制を解除してほしい…と思いつつ、
ここは規則に従わなければなりません。

しばらく待つと、看護師さんがルナとシャンティを連れて出てきたのだけど、
何故かルナが入っているキャリーケースが見覚えのないものに…。
どうやらお漏らしをしてしまった様子。


ということで、二匹とも無事帰宅しました。


シャンティの手術跡が生々しいけど、薬も処方されなかったし、特に痛がってもいない様子。
因みに夜にはしきりに気にして手術部位を噛んだり舐めたりしていたので、一夜明けたらキャットホスピタルに電話しようかと思っていたけど、
翌日にはもうあまり気にしていなかったようなので安心しました。


そして、木曜日の昼頃、再びC先生から電話が。
ルナの血液検査の結果が出たとのこと。
見たところ、特に異常値は出ていなかったとのことです。
ただ、体重が減り続けるようならその原因を解明しなければならないため、
また二か月後に体重チェックに連れてくるよう言われました。

検査で異常がないというと、一見いいことのように聞こえるけど、
何らかの症状が出ているのに、原因がわからないというのも不安なんですよね。

でも、考えてみれば、これは単なる環境変化によるものなのかな?という気もします。
思えば、5年位前まではルナも小柄だったのだけど、
立て続けにみぬとゾロが旅立ってしまって以来、ルナの体重は急激に増えました。
みぬまま家の猫の中でも最高体重を記録して、流石にこれは太りすぎではないか?と、寧ろ心配していました。
その後、ハルが来てもまんまるな体形は数年間そのままだったけど、
今回シャンティが新たに加わってからまたスリムになったような…。

とりあえず、しばらく様子を見てみることにしましょう。


ところで、4か月前に猫捕獲作戦の記事をアップしましたが、
シャンティのママのヨリちゃんを引き取ったNさんは、今でも時々ヨリちゃんの状況報告をしてくれます。
野良猫時代より少しふっくらして、とても幸せそうなヨリちゃん。
そもそも、避妊手術に連れて行ったときに、一時的な名前を付けるように言われたので、
ヨリ目だから「ヨリちゃん」と名付けたのだけど、日本語をわからないNさんもずっとヨリちゃんと呼び続けているとのこと。


一方こちらは、ヨリちゃんのお兄ちゃんの(元)サバ君

彼はすぐには引き取り手は見つからなかったけど、いつの間にかご近所さんが引き取っていました。
今はハンター君というかっこいい名前を付けてもらっています。
ヨリちゃんが今はすっかり家猫になっているのに対し、
ハンター君は長年の野良猫生活のせいか、やはり外に出してあげないとだめなのだとか。
ということで、今でもよくみぬまま家の前に遊びに来ています。

ということで、久しぶりのみぬまま家、およびその周辺の猫たちの緊急報告でした。