Diabetic Cat and Alcoholic Cat

糖尿病猫みぬ(2017年6月30日没)をはじめとする、アメリカに暮らす猫たちの日常の記録です。

4月21日から27日までの血糖値

2014-04-27 22:04:54 | 糖尿病闘病記
4月21日から27日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。



インスリン用量スライディングスケール

4月21日~
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------1.60 -------------2.00
151-170-------1.80 -------------2.20
171-200-------2.00 -------------2.40
201-250-------2.20 -------------2.60
251-350-------2.40 -------------2.80
351-500-------2.60 -------------3.00

実はままも?

2014-04-26 13:43:51 | 糖尿病ウンチク
久しぶりの「糖尿病ウンチク」カテでの投稿…
といっても、今日は猫の話ではなく、人間の話です。

昨年久しぶりに受けた健康診断
真っ先に指摘されたのは、ビタミンD不足で、サプリメントを自分で買って服用するよう言われたのですが、
実はもう一件指摘されたことがありました。
それは、なんと「糖尿病予備軍(pre-diabetic)」!


しかし、数値を見ると何とも不思議な結果。
空腹時血糖は50mg/dL台と、寧ろ標準値(人間の場合70-100mg/dL)より低かったのに、
数ヶ月の平均を示すHbA1cが何故か標準値より若干高めだったのです。
因みにこの結果を電話で知らせてくれたのは主治医ではなく助手だったのですが、
「何故空腹時血糖はこんなに低いのに、HbA1cは高いのですか?」
と訊いても、答えてもらえませんでした。

まあ、測定誤差かな?程度に思って、しばらく気にしていなかったのですが、
ここ数年時々午後仕事中に耐え難い睡魔に襲われることがあり、調べてみると、どうやら午後の異常な睡魔は血糖値と関係がある様子。
加えて、午後に眠気が出る日は、夕方まで頭がぼーっとしたり、何故か舌に血豆ができたり、
病気とはいえないまでも、不快な症状が出ること度々…。

「これはもしかして?」と思い、試しにお昼にご飯ものを食べた後、二時間後に血糖値測定器で測定してみたところ、
信じられないほど高くなっていました。

そして、驚いたことに、更に一時間後には正常値に戻っていました。

現在40代前半だけど、寧ろ痩せ気味で若いころと体重も変わらず、血圧もいつ測定しても低目。
それだけに、メタボとは無縁だと信じていたのに、まさか自分が糖尿病予備軍だったとは…。
でも、これで午後の血糖値が急激に下がり始める時間に体がだるくなることもわかったし、
恐らく(これはあくまで推測だけど)舌の血豆も、一時的な高血糖による血管ダメージが原因…。

食後に血糖値がスパイクし、その数時間後に急激に下がるというのは、つまりインスリンの出るタイミングが遅れて、
食べてすぐには出ず、でもその後で効き過ぎてしまっているということ。
言い換えれば、インスリン分泌能力は多少なりともあるということだから、今のうちに手を打つことが肝心なのです。


ここで、みぬの糖尿病をケアして学んだことをおさらい。

1.糖尿病は太ったおじさんの病気ではない
昔からスリムだったみぬが糖尿病と診断されたときは、私も驚きました。
どのサイトを見ても、「肥満は糖尿病の危険因子だから、太らせないように」と書いてありますから…。
周囲からも、「美味しいもの沢山食べさせたんだね」などと言われ、頭にくることもしばしば。

しかし、人と猫の違いはあれ、みぬの経験を通して糖尿病が必ずしも肥満や不摂生とは関係ないことを知っていたため、
自分が「糖尿病予備軍」であることを知ったときのショックも軽くてすみました。
つまりは、体質的に膵臓のインスリン産生能力が弱いということなのです。

2.膵臓機能回復の鍵は、休ませること
みぬに対して行っているタイトレギュレーションプロトコル
多くの獣医が低血糖を恐れて血糖値を高めに維持することを薦めるのに対し、
このプロトコルでは、低血糖を恐れずなるべく正常値に血糖値を維持することが目標。
血糖値が高い状態が続くと膵臓に負担がかかって糖尿病が悪化してしまうため、できるだけ血糖値を低めに維持し、膵臓を休ませて機能を回復させるというのが、このプロトコルの意図するところ。

人間の場合も、膵臓のインスリン産生能力がある程度残っている場合は、この理論を応用できます。
つまりは、血糖値をなるべく上げない食事を心がけて、膵臓を休ませてあげることがポイント。
具体的には、炭水化物摂取量を控え、特に甘いものや精製した穀物は避け、野菜中心の食生活(注:猫の場合は肉中心)にすることです。

幸い甘いものは昔から苦手…というのも、甘いものを食べた後に襲ってくる何ともいえないダルさがイヤだったのですが、
もしかしたら実は若いころから糖尿病予備軍だったのかもしれません。
ただ、いつも血液検査で見るのは空腹時血糖のみだったので、食後に高血糖になっているのが見逃されていたのかも…。

3.歯の健康も大事
元サイトに、糖尿病と歯周病の関係に関する記事をアップしましたが、
糖尿病と歯周病は密接に関わっていることが分かっています。
実は私も若いころから歯周病になりやすく、20代半ばのころ受けた歯の検査では、「歯茎年齢は30代半ば」と言われたこともあり、
つい最近も深い歯周ポケットと歯茎の出血を指摘され、レーザーを使ったクリーニングをしてもらったばかりです。
糖尿病の管理をするなら、歯の健康管理も徹底することが重要。
定期的な歯の検査と、毎日のフロッシングは欠かせません。


さて、これからはみぬだけでなく、ままも糖尿病予備軍との闘いです。
でも、みぬの看病を通して多くのことを学んだので、心強いかも。
そういえば、コンパニオンアニマルは飼い主の病気を反映すると言うので、
もしかしたら、みぬは病気を通して、ままにとっても大切なことを教えてくれていたのかな?


このブログを読んでくださっている方々も、お互いコンパニオンアニマルのみでなく、自分自身の健康にも気をつけましょう。

4月14日から20日までの血糖値

2014-04-21 00:59:52 | 糖尿病闘病記
先週先々週と、インベーダー猫のフン害について書きましたが、
今日見たらやっとフンの山が片付けられていました。
貼り紙を貼って以来、インベーダーを外で見かけていないところを見ると、
飼い主も、やっと気がついてくれたのだと思います。

確かに、一度外の楽しさを覚えてしまった猫をいきなり室内飼いにすると、猫にとってストレスになるかもしれません。
しかし、コンパニオンアニマルが近所迷惑を掛けないように管理することも、飼い主の責任です。
猫(およびその他のコンパニオンアニマル)のままさん、ぱぱさんの皆様も、お互い気をつけましょう。

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4月14日から20日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。



インスリン用量スライディングスケール

4月14日~
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------1.60 -------------2.00
151-170-------1.80 -------------2.20
171-200-------2.00 -------------2.40
201-250-------2.20 -------------2.60
251-350-------2.40 -------------2.80
351-500-------2.60 -------------3.00

11年目の記念日

2014-04-16 21:30:00 | 猫たちの近況
今日は、みぬがままの子になって11年目の記念日。


推定年齢13歳、糖尿病持ちながらも、ゾロやルナとも追いかけっこもするし、まだまだ元気です。




今年のプレゼントはこの電動式給水器。


以前にプラスチック製のフィルター付き給水器を買ってあげましたが、
段々汚れてきて、やはりステンレス製の方が清潔に保てそうな気がしたので、買い換えることにしました。
糖尿病持ちのみぬにとって、清潔な飲み水は必須です。

この給水器、常にモーターで水を循環させているのですが、モーターの音も静かで気になりません。

美味しいお水飲んで、これからも長生きしてね。

皆既月食

2014-04-15 20:36:38 | お知らせ
4月14日の夜から15日にかけて、カリフォルニアでは皆既月食が観測できました。

まず、これが月食開始時。14日23時撮影。


23時50分ごろ。実はこの前にも何度か撮影を試みたのですが、なかなかカメラの設定が難しく、いい写真が撮れませんでした。
因みに使用したカメラはCASIOのEXILIM EX-H10。
何度か撮影しているうち、三脚に立て、夜景モードにして、セルフタイマーを使用すればブレずにきれいな写真が撮れることが判明。


23時58分ごろ。月が赤く色づいてきました。
ウサギさんの耳がぼんやり見えます。


15日0時1分。わずかに光が残っています。


0時3分。あともう少し…。


0時14分。赤い影だけになりました。


本当はまた満月に戻るまで、最後まで見たかったのですが、
翌日仕事があるので、観測はこれにてお終いとしました。