Diabetic Cat and Alcoholic Cat

糖尿病猫みぬ(2017年6月30日没)をはじめとする、アメリカに暮らす猫たちの日常の記録です。

みぬ、鍼治療を受ける~その14

2016-09-26 22:46:58 | 糖尿病闘病記
今日は、ホリスティック獣医のD先生による14回目の鍼治療。
今回D先生が注目したのは、みぬのぽっこり出たお腹。

特に左側のお腹がぽっこりしているのがわかりますでしょうか?


こっちの方がわかりやすいかも。左右非対称に、特に左側がぽっこりしています。


実はこの点、私みぬままも数年前から気になっていたのだけど、三年前膵炎疑惑で超音波検査をした時には、特に異常は見つからず。
その後、健康診断の時にキャットホスピタルの先生にも訊いてみたけど、
「おそらく脂肪でしょう」
とのこと。
まあ、この状態で数年間元気ということは、恐らく悪性のものではなく、人間と同じで猫も年取ればメタボでお腹がポッコリするんだろう…と、あまり気にしないことにしていました。

D先生は、まずみぬのポッコリお腹を触って、
「柔らかいですね。特に腫瘍ができたりはしていないようです。」
とのこと。

その他、最近のみぬの状態について訊かれたので、
数週間前狂犬病ワクチンを打ったこと、その際、D先生からアドバイスいただいた通りレスキューレメディを使ったところ、完全にではないけどそれなりにリラックス効果があったことなどを話し、
また、最近少し足腰が弱くなったような気がすることも話しました。
というのは、ままが椅子に座っているとき、みぬはよく膝に飛び乗ってくるのだけど、
最近時々うまく飛び乗れないこともあるのです。
これも、もうおじいちゃん猫だから、仕方ないか…と思っていたのですが…。


D先生が察するに、ぽっこりお腹の原因は、恐らく肝臓や腎臓の機能が弱まって、水分代謝が悪くなって、水が溜まっているのではないか…とのこと。
そこで、水分代謝をよくする漢方薬を処方してもらうことになりました。
水分代謝をよくする漢方処方にも色々あるようで、D先生は専用のiPadのアプリケーションを使って、みぬに合いそうな処方を探してくださいました。
D先生が選んだ処方(処方名は忘れた)の適応となる症状を見ると、むくみの他、足腰の弱さ、多飲多尿(これは糖尿病のせいも大きいけど特に最近水を飲む量が増えた)など、最近のみぬに当てはまる症状もいくつかリストされています。


ところで、お腹ぽっこりといえば、私事になりますが、
最近外出先で、四日間ほど普段と違う食事を食べたところ、
その後ヨガ教室に行った際、鏡に映った自分の下腹を見て、衝撃を受けました。

普段糖質を控えた食事をしており、体が効率よく体脂肪からエネルギーを得るようになっていたところに、
いきなり糖質を食べたら、どうやら体が異物として認識し、お腹にむくみが出てしまったようなのです。
幸い、2-3日で元に戻ったからよかったけど…。
それゆえに、みぬのぽっこりお腹の原因が、脂肪ではなく余分な水分の可能性があるというのも、納得です。

9月19日から25日までの血糖値

2016-09-25 21:49:55 | 糖尿病闘病記
みぬにしつこく可愛がられるゾロと、それを見つめるルナ。



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9月19日から25日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。



インスリン用量スライディングスケール

9月19日~
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------2.20 -------------2.60
151-170-------2.40 -------------2.80
171-200-------2.80 -------------3.20
201-250-------3.00 -------------3.40
251-350-------3.20 -------------3.60
351-500-------3.40 -------------3.80

正常値でも、今後上昇が予想される場合
(1-2時間前と比べて上昇傾向にあることを確認後注射)
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)        
100未満-------0.80
100-134-------1.00

9月12日から18日の血糖値

2016-09-18 23:03:01 | 糖尿病闘病記
この間、別部署の男性同僚と一緒に仕事をした時のこと。
仕事が終わり、自分の机に戻ろうとしていたら、
「ちょっと質問していい?」と訊いてくるので、何だろう、仕事関連の話しかな?と思っていたら、
「君って、甘いもの全然食べないんだよね。」
と、私の食生活についての質問を始めました。

仕事でしか付き合いのない人に、プライベートなことはあまり話したくなかったけど、
邪険に扱ったら悪いと思い、一応会話に付き合いました。

同僚:好きじゃないから食べないの?
まま:まあ、それもありますね。
同僚:まさか、君が糖尿病ってことはないよね。
まま:いや、実は…(言いたくなかったけど)プレ糖尿病です。
同僚:え?まさか。そんなに細くて?
まま:はい。数年前の検査で空腹時血糖は低かったんですけど、HbA1cが高かったんです。
同僚:ああ、あの数か月間の平均血糖値ね。でも、あれってどれほどあてになるの?
まま:私の場合、糖尿病の猫がいて、血糖値測定器を持っているので、ある日自分でも食後に血糖値を測定して、やっぱり高くなっていたことを確認しましたよ。
同僚:お米を食べた後?
まま:いえ、その時食べたのはキノアでした。
同僚:キノアって、低炭水化物なんじゃないの?
まま:複合炭水化物なので吸収は遅いかもしれませんけど、炭水化物含量自体は多いはずですよ。
同僚:そうなんだ。しかし、信じられないなあ。君みたいに細身でも糖尿病になるなんて。
まま:太って糖尿病になるのは白人の場合ですよ。アジア人は白人ほどインスリン分泌能力が高くないので、太る前に糖尿病になる人が多いらしいですよ。

因みに、この同僚もアジア人です。
私、みぬままが勤めているのは医薬品企業で、この同僚も医学や科学の知識は豊富なはず。
しかし、それでもやっぱり糖尿病に対する認識は、まだまだ薄いんだな…と感じました。
こうやって、食生活や糖尿病について、興味津々な態度を示されると、いつも、
「他人事じゃないかもよ。あなたも気を付けた方がいいよ。」
と言いたくなります(余計なお世話かもしれないので、あえて言わないけど)。



さて、話は変わりますが、新しい塗り絵の本を買いました。

表紙の絵が、ゾロにそっくりです。


前の本と違い、この本では、猫の品種が指定されています。
こちらは、ブリティッシュショートヘア。
この品種の場合、毛色はブルー(グレー)、目の色は明るい茶色が定番です。
しかし、猫の毛色のブルーを表現するのって、実は結構難しい。
ただ黒を薄めるだけでなくて、微妙にクリーム色、緑色なども混ぜてみました。


こちらは、アメリカンボブテイル。
この品種の場合は、色々な毛色があるようです。
ちょっとワイルドなヤマネコ風の毛色にしてみました。


ノルウェージャンフォレストキャット。
寒さに強そうな、モフモフの長い毛が特徴です。
この品種でも毛色は様々なので、高級感のあるシルバーにしてみました。



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9月12日から18日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。
血糖値が下がりにくくなってきたので、17日からインスリン用量を増量した。



インスリン用量スライディングスケール

9月12日~16日

血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------2.00 -------------2.40
151-170-------2.20 -------------2.60
171-200-------2.60 -------------3.00
201-250-------2.80 -------------3.20
251-350-------3.00 -------------3.40
351-500-------3.20 -------------3.60

9月17日~
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------2.20 -------------2.60
151-170-------2.40 -------------2.80
171-200-------2.80 -------------3.20
201-250-------3.00 -------------3.40
251-350-------3.20 -------------3.60
351-500-------3.40 -------------3.80

正常値でも、今後上昇が予想される場合
(1-2時間前と比べて上昇傾向にあることを確認後注射)
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)        
100未満-------0.80
100-134-------1.00

9月5日から11日までの血糖値

2016-09-11 21:28:37 | 糖尿病闘病記
先週移動クリニックで狂犬病予防接種を受けて以来、例のごとく夜は興奮状態だったみぬ。
でも、レスキューレメディのお陰か、今回は比較的早く落ち着きました。
即効性はないものの、それなりに効果はあったのかもしれません。

ところで、パティオの工事がやっと終了したので、きれいなお花でも置こう…と思い、
ホームセンターでミニバラの鉢植えを買ってきた、私、みぬまま。

植え替え用のコンテナをパティオのドアの前に置いておいたら、
みぬが中に入って遊び始めました。




しかし、なんだか様子が変。
猫は概して箱が好きだけど、それにしてもやたら気に入っているようだな…と思い、
覗いてみると、中に入っていた有機肥料の袋を噛み切っていました!


因みに有機肥料の原料は、フェザーミール(粉砕した羽毛)、ボーンミール(骨粉)、ブラッドミール(完走させた血液を粉にしたもの)など。
しかし、袋は破れていたものの、中身を食べたかどうかは不明。
結局、その後具合が悪くなったりはしませんでした。

美味しそうな匂いがしたというわけではなく、昔食べたドライフードの袋を思い出したのかも。
実は、もうかれこれ10年以上前の話ですが、
キッチンのキャビネットに入れておいたドライフードの袋をフローラと一緒に嚙み千切って、中身を食べていたことがありました。
しかし、特に糖尿病になってからは一度もドライフードなど食べさせていないので、
もう最後にドライフードを食べたのは少なくとも8-9年以上前の話のはずだけど、
猫の記憶力も侮れないです。


(コンテナに移し替えたミニバラ)


こちらは、久しぶりの三匹お揃いショット。


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9月5日から11日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。



インスリン用量スライディングスケール

9月5日~

血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------2.00 -------------2.40
151-170-------2.20 -------------2.60
171-200-------2.60 -------------3.00
201-250-------2.80 -------------3.20
251-350-------3.00 -------------3.40
351-500-------3.20 -------------3.60

正常値でも、今後上昇が予想される場合
(1-2時間前と比べて上昇傾向にあることを確認後注射)
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)        
100未満-------0.80
100-134-------1.00

8月29日から9月4日までの血糖値

2016-09-04 22:11:02 | 糖尿病闘病記
今日は、みぬを狂犬病予防接種のため、移動クリニックに連れていきました。

ここ二―三年、外に連れていく度、数日間興奮状態になってしまうみぬ。
でも、狂犬病予防接種は自治体で義務付けられているので、避けられません。
そこで、今回は、ホリスティック獣医のD先生がアドバイスしてくださったとおり
レスキューレメディを試してみることに。

ここで、使い方をおさらい。

次回病院に連れて行くときには、レスキューレメディを試してみてください。
Whole Foods Marketで買えるホメオパシーのレメディです。
小さなスプレー瓶を用意し、その中に天然水を入れ、レスキューレメディを10滴入れてください。
そしてボトルに蓋をして、20回手に叩きつけながら混ぜます。
みぬちゃんの頭の周りに、出発30分前と15分前、そして待合室でも1-2回噴霧してください。
更に診察後と帰宅後にも噴霧を行ってください。
多くの場合これで十分効果があります。



D先生のアドバイスどおり、出発前にみぬにレスキューレメディを混ぜたスプレーを噴霧し、
そしてスプレーボトルをバッグに入れ、いざ出発!
しかし、レスキューレメディは効いているのかいないのか、車中でも落ち着かず、鳴いてばかりのみぬ…。



今回も、ほかに順番を待っていたのは犬ばかり。猫はみぬだけ。



待っている間も、落ち着かないみぬ。
やっぱり、歳とともに、ストレスに耐えられなくなってきてるのかも。
最近は、心身ともに何らかの変化が表れても、もうおじいちゃんだから仕方ないか…と思えるようになりました。


さて、そのレスキューレメディの効果だけど、興奮状態をピタッと止めるというわけではなく、
やはり今夜も時々鳴き叫んだりしてます。
でも、いつもより若干ましなような気もします。
あと数日、時々噴霧を続けながら、様子を見てみることにしましょう。

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8月29日から9月4日まで一週間の血糖値曲線。緑色が正常範囲で、黄色が高血糖でも症状が出ないとされる範囲。青い四角はインスリンを注射したことを示す。



インスリン用量スライディングスケール

8月29日~

血糖値(mg/dL)   投与量(IU)
     投与間隔10時間未満   10時間以上          
135-150-------2.00 -------------2.40
151-170-------2.20 -------------2.60
171-200-------2.60 -------------3.00
201-250-------2.80 -------------3.20
251-350-------3.00 -------------3.40
351-500-------3.20 -------------3.60

正常値でも、今後上昇が予想される場合
(1-2時間前と比べて上昇傾向にあることを確認後注射)
血糖値(mg/dL)   投与量(IU)        
100未満-------0.80
100-134-------1.00