月曜日、朝八時ごろ、ゾロの様子を確認するため、キャットホスピタルに電話を入れた。
受付の女性曰く、
「それなりに元気も出てきました。ただ、自分では食べていないようで、手で食べさせなければならなかったようです。
今日帰れるかどうかは今のところわからないので、四時ごろお電話ください」
とのことだった。
午後四時、再び電話を入れたところ、食事を自分で摂れるようになったため、今日退院できるかもしれないとのことだったので、
仕事を中断してキャットホスピタルへと車を走らせた。
待合室では、しばらく待たされた。
ソファの横に置いてあった猫の写真集を見ながら時間を潰していると、
受付の女性から名前を呼ばれ、診察室で院長先生と話をすることになった。
院長先生:今日連れて帰られるかどうかについてですが、ゾロ君の体の中では色々なことが起きています。
今日の夕方採血をしましたが、結果が出るのは明日です。結果次第では、静脈点滴を再開しなければならないかもしれません。
金曜日には、別の抗がん剤を投与いたしますので、また連れてきていただくことになります。
まま:血液検査の結果が思わしくなければ、再入院ということですか?
院長先生:そういうことです。そのことをご理解いただければ、今日連れて帰っていただいて構いません。
まま:わかりました。連れて帰ります。
院長先生:でしたら、退院の準備をいたしましょう。家に帰ったら、金曜日まで毎日プレドニゾロンを投与してください。
まま:プレドニゾロンで糖尿病になる危険性はありませんか?
院長先生:あり得ますが、他に選択肢はありません。でも、毎日投与するのは最初のうちだけで、一週間後には減量して隔日投与にします。
まま:次の抗がん剤治療では、入院の必要はありますか?
院長先生:いいえ、朝連れてきていただければ、夕方には終わります。
再び待合室に戻り、また数十分待った。
受付の女性から名前を呼ばれ、会計と同時にプレドニゾロンの入ったケースを渡された。
「金曜日まで、毎日一日一回、二錠ずつ飲ませてください。」
ゾロを引き取り、帰途に就いた。
入院生活で疲れたのか、車の中ではおとなしく、家についてからもしばらくじっとしていたが、
落ち着いてくるといつものように甘えてすり寄ってきた。
火曜日、朝からゾロにプレドニゾロンを二錠飲ませた。
その後、ゾロがご飯を食べテイルのを確認できた。食欲はそれなりに戻ったようだ。
しかし、その後しばらくして、半ば消化しかかった食べ物を吐きだしてしまった。
仕事をしながらキャットホスピタルから血液検査の結果の通知を待っていたが、電話はしばらくかかってこなかった。
四時ごろこちらから電話を入れてみると、今院長先生は手術中のため、業務時間後に改めて電話をくださるとのことだった。
受付の女性には、先週入院時と、昨日の退院前の血液検査の結果をFAXで送ってもらうようお願いした。
しばらくすると、血液検査の結果が送られてきた。
項目 入院時 退院前 正常値
BUN 145 105 14-36
クレアチニン 6.3 4.2 0.6-2.4
リン 9.4 10.4 2.4-8.2
グルコース 78 226 64-170
赤血球数 4.8 3.3 5.92-9.93
ヘモグロビン 7.9 4.8 9.3-15.9
ヘマトクリット 25 16 29-48
夜八時ごろ、キャットホスピタルから電話がかかってきた。R先生からだった。
R先生:ゾロちゃん、どうしていますか?
まま:まずまず元気にしてます。今朝吐いてしまいましたけど、食事はそれなりに食べてます。朝からプレドニゾロンを飲ませました。
R先生:飲ませたのはプレドニゾロンだけですか?
まま:はい。セレニア(制吐剤)がまだ残ってますけど、今日は飲ませてません。
R先生:あまり吐き気がひどいようならセレニアを飲ませてくださってもかまいませんが、一度吐いた程度なら問題ないですね。
ところで、血液検査の結果が出ていますけど、まず、BUNとクレアチニンは改善していますね。
リンが少し上昇していますので、リン吸着剤を処方いたします。ペースト状のものを、一日二回与えていただきます。
あと、腎臓が悪いのに加えて、点滴で血が薄まったせいもあると思いますが、貧血が出ていますね。こちらもお薬を処方いたします。
まま:血糖値も上がっているようですけど、ステロイドのせいでしょうか?
R先生:そうですね。でも、ステロイドを毎日与えるのは今週だけで、来週からは量を減らして一日おきにします。
まま:あと、家で皮下輸液もしてよろしいでしょうか?
R先生:それはいい考えですね。リンの値を下げるのに役立つかもしれません。でしたら点滴キットも準備しておきましょう。よろしければ方法の指導も致しますけど。
まま:以前にしたことがあるので、方法はわかります。どれくらいの用量を輸液すればよろしいでしょうか?
R先生:75mLを隔日でいいと思いますよ。
まま:できるだけ早く治療を開始したいので、明日お薬を受け取りにお伺いしてよろしいですか?
R先生:了解しました。明日いらしてください。
因みに、抗がん剤投与は以下のプロトコルに従って行われるらしい。
一週目:L-アスパラギナーゼ 400IU/Kg(筋注)、プレドニゾロン 毎日40mg/m2(経口)
二週目:ビンクリスチン 0.75mg/m2(静注)、プレドニゾロン 隔日20mg/m2(経口でずっと続ける)
三週目:サイトキサン 50mg/m2 (経口4日間)
四週目:ビンクリスチン 0.75mg/m2(静注)
五週目:メトトレキサート 2.5㎎(経口)
(上記(プレドニゾロンは20mg/m2隔日投与)を五週ごとに繰り返す。)
受付の女性曰く、
「それなりに元気も出てきました。ただ、自分では食べていないようで、手で食べさせなければならなかったようです。
今日帰れるかどうかは今のところわからないので、四時ごろお電話ください」
とのことだった。
午後四時、再び電話を入れたところ、食事を自分で摂れるようになったため、今日退院できるかもしれないとのことだったので、
仕事を中断してキャットホスピタルへと車を走らせた。
待合室では、しばらく待たされた。
ソファの横に置いてあった猫の写真集を見ながら時間を潰していると、
受付の女性から名前を呼ばれ、診察室で院長先生と話をすることになった。
院長先生:今日連れて帰られるかどうかについてですが、ゾロ君の体の中では色々なことが起きています。
今日の夕方採血をしましたが、結果が出るのは明日です。結果次第では、静脈点滴を再開しなければならないかもしれません。
金曜日には、別の抗がん剤を投与いたしますので、また連れてきていただくことになります。
まま:血液検査の結果が思わしくなければ、再入院ということですか?
院長先生:そういうことです。そのことをご理解いただければ、今日連れて帰っていただいて構いません。
まま:わかりました。連れて帰ります。
院長先生:でしたら、退院の準備をいたしましょう。家に帰ったら、金曜日まで毎日プレドニゾロンを投与してください。
まま:プレドニゾロンで糖尿病になる危険性はありませんか?
院長先生:あり得ますが、他に選択肢はありません。でも、毎日投与するのは最初のうちだけで、一週間後には減量して隔日投与にします。
まま:次の抗がん剤治療では、入院の必要はありますか?
院長先生:いいえ、朝連れてきていただければ、夕方には終わります。
再び待合室に戻り、また数十分待った。
受付の女性から名前を呼ばれ、会計と同時にプレドニゾロンの入ったケースを渡された。
「金曜日まで、毎日一日一回、二錠ずつ飲ませてください。」
ゾロを引き取り、帰途に就いた。
入院生活で疲れたのか、車の中ではおとなしく、家についてからもしばらくじっとしていたが、
落ち着いてくるといつものように甘えてすり寄ってきた。
火曜日、朝からゾロにプレドニゾロンを二錠飲ませた。
その後、ゾロがご飯を食べテイルのを確認できた。食欲はそれなりに戻ったようだ。
しかし、その後しばらくして、半ば消化しかかった食べ物を吐きだしてしまった。
仕事をしながらキャットホスピタルから血液検査の結果の通知を待っていたが、電話はしばらくかかってこなかった。
四時ごろこちらから電話を入れてみると、今院長先生は手術中のため、業務時間後に改めて電話をくださるとのことだった。
受付の女性には、先週入院時と、昨日の退院前の血液検査の結果をFAXで送ってもらうようお願いした。
しばらくすると、血液検査の結果が送られてきた。
項目 入院時 退院前 正常値
BUN 145 105 14-36
クレアチニン 6.3 4.2 0.6-2.4
リン 9.4 10.4 2.4-8.2
グルコース 78 226 64-170
赤血球数 4.8 3.3 5.92-9.93
ヘモグロビン 7.9 4.8 9.3-15.9
ヘマトクリット 25 16 29-48
夜八時ごろ、キャットホスピタルから電話がかかってきた。R先生からだった。
R先生:ゾロちゃん、どうしていますか?
まま:まずまず元気にしてます。今朝吐いてしまいましたけど、食事はそれなりに食べてます。朝からプレドニゾロンを飲ませました。
R先生:飲ませたのはプレドニゾロンだけですか?
まま:はい。セレニア(制吐剤)がまだ残ってますけど、今日は飲ませてません。
R先生:あまり吐き気がひどいようならセレニアを飲ませてくださってもかまいませんが、一度吐いた程度なら問題ないですね。
ところで、血液検査の結果が出ていますけど、まず、BUNとクレアチニンは改善していますね。
リンが少し上昇していますので、リン吸着剤を処方いたします。ペースト状のものを、一日二回与えていただきます。
あと、腎臓が悪いのに加えて、点滴で血が薄まったせいもあると思いますが、貧血が出ていますね。こちらもお薬を処方いたします。
まま:血糖値も上がっているようですけど、ステロイドのせいでしょうか?
R先生:そうですね。でも、ステロイドを毎日与えるのは今週だけで、来週からは量を減らして一日おきにします。
まま:あと、家で皮下輸液もしてよろしいでしょうか?
R先生:それはいい考えですね。リンの値を下げるのに役立つかもしれません。でしたら点滴キットも準備しておきましょう。よろしければ方法の指導も致しますけど。
まま:以前にしたことがあるので、方法はわかります。どれくらいの用量を輸液すればよろしいでしょうか?
R先生:75mLを隔日でいいと思いますよ。
まま:できるだけ早く治療を開始したいので、明日お薬を受け取りにお伺いしてよろしいですか?
R先生:了解しました。明日いらしてください。
因みに、抗がん剤投与は以下のプロトコルに従って行われるらしい。
一週目:L-アスパラギナーゼ 400IU/Kg(筋注)、プレドニゾロン 毎日40mg/m2(経口)
二週目:ビンクリスチン 0.75mg/m2(静注)、プレドニゾロン 隔日20mg/m2(経口でずっと続ける)
三週目:サイトキサン 50mg/m2 (経口4日間)
四週目:ビンクリスチン 0.75mg/m2(静注)
五週目:メトトレキサート 2.5㎎(経口)
(上記(プレドニゾロンは20mg/m2隔日投与)を五週ごとに繰り返す。)
抗がん剤投与プロトコルまさに多種沢山でゾロちゃんもまま様も大苦労ですが何としても効いてくる物がありますことひたすら願ってますよ❗副作用も少ないように!
ゾロちゃんのまま様になついてる場面の大切さ実感していますよ🎵
ゾロは少しずつ元気になっていて、また今まで通りの甘えん坊に戻って、私もうれしいです。
頑張れるだけ、頑張ってみますよ。