みどりの野原

野原の便り

4月12日 明日香の野原は美しい・・

2018年04月12日 | Weblog

サークルの活動日で明日香を歩く。

春の野の花が勢ぞろい。一番美しい季節ではないでしょうか。

スイバの花も咲き出した。
「土~手のスカンポ ジャワ更紗・・♪♪」誰かが歌い出す。 

このあたりではスカンポといえばイタドリのことだが、スイバをスカンポという地域もあると聞く。私はスイバ説。  
ちなみに・・
この歌は「すかんぽの咲く頃」という題名で、作詞:北原白秋 作曲:山田耕作 大正14年の歌らしい。
題名も知らなかったし、歌い出しはよく知っているのにこの歌の続きは知らないのでした。

 
 ウマノアシガタに彩られた土手 うっとり。


    コオニタビラコ
春の七草「仏の座」の由来がわかる姿。


ハクサンボク 香りがいまいちですが・・実も楽しめます。


    ウワミズザクラ


  ミツバアケビ シックな色合い。

午後は春の計画について話し合った。
イベントがたくさんで忙しくなりそう。

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4月8日 粟原の里 初めてのムネサカ古墳 粟原寺跡 雀塚 小学校跡2つ

2018年04月11日 | Weblog

桜井市粟原(おうばら)周辺。

ムネサカ古墳

聞いたことはあるが行ったことがなかった。

 
     あの山の上です。          いきなりの山道
聞けば、昔ははっきり分かった山道がササが繁ってわからなくなっていて、今日に備えて草刈りをしてくださったとか。ありがたいことです。
坂道がしんどいなんて言えませんね。ふうふう・・
途中で木の枝を拾ってステッキにした。

少し広いところへ来たと思ったら、目の前にぽっかりと黒い穴。想像していたより大きい。
順番に中へ入る。羨道の天井は低く、頭を打たないように身をかがめて・・
足元も岩がころごろして土が山になっているところもある。
必須の懐中電灯を忘れたことを後悔。

 
右)玄室の奥石は大きく立派。2段積み。 床には平らな石が数個残っていた。

 
天井にコウモリ団子。ゆっくり見たいところだが団体なので仕方なし。

ムネサカ古墳は7世紀中頃~後半の築造の円墳らしい。
岩屋山古墳ほどではないが、切り石を使用し、残った漆喰や積み方などほぼ同じ規格で、岩屋山古墳と同じ工人によるものかもとのこと。

2号墳・4号墳などもあり、ムネサカ古墳群と言われるが、普通ムネサカ古墳と言えばこの1号墳のことをさすという。近くにあるという2号墳は1号墳より小さいらしいが、2つセットのようになっているのもこの時期の特徴らしい。被葬者は中臣氏に関係のある有力者ではないかとのこと。

急坂を下り、粟原川を渡り、今は粟原地区の公民館になっている「粟原小学校跡」で休憩。

 
    のどかな風景          途中に「竹本越太夫」の碑 
なぜここにこの碑があるのか調べたがわからず。


咲き分けのモモ「源平モモ」というのか「思いのまま」というのか。
花に励まされて坂を登る。

粟原寺跡に到着

粟原寺は飛鳥時代の終わりごろ造られた山の中の寺。奈良県の史跡に指定されている。

出土した瓦は三重県の在良寺のものと同じ窯で作られているらしい。

 
13重の塔 後から持ってきたものらしい。   ムロウテンナンショウ?

 
      礎石        30メートルの高さがあったという三重の塔の心礎

寺域についても東はどのあたり・西はどのあたりと、東西南北についてしるされ、相当広い範囲だったようだ。

 出土した瓦は三重県の財良寺から出土した瓦と同じ型から作られているらしい。

下って粟原公民館(粟原小学校跡)で昼食

 
懐かしい二宮金次郎さん薪も精巧に作られている。
     右)本の字も書かれている。「一家・・・・」修身の教科書なのか?
なかなか芸の細かい金次郎像だった。他で金次郎さんに会ったら、本も覗いてみよう。


  昔の校舎の面影が残っている。
明治7年に開設・昭和38年廃校になり、城島小学校に統合。

 
屋根を見上げれば・・「粟原小学校」  「小学校」の字を彫った瓦  いいなあ。

次に訪れた越塚古墳

6世紀~7世紀初頭築造の巨大な横穴式石室を持つ古墳 ムネサカ古墳より少し古い。
規模も少し小さいらしい。

 
      越塚古墳へ       先ほどのムネサカ古墳より天井が高かった。      


石室床面には組合せ式石棺の床石があった。玄室は大石の3段積み

次の天王山古墳は時間の都合でパス。

 
   ギンヨウアカシアが満開           ヤワゲフウロ

倉橋ため池を通り、桜井高齢者福祉センターから雀塚へ。
雀塚・・何かほのぼのと可愛いイメージ。ポッコリと丸い塚でもあるのか?

 
   ここもまたまた坂道である。   石標 なんて書いてあるのか?
とりあえず写真を撮っていたら「このあたりから雀塚です。皆さんは今雀塚の中を歩いています」

 
説明では特に盛り上がった塚があるわけではなく、この山一帯が雀塚といわれ「崇峻天皇の御陵伝承地」だという。ロープの中は宮内庁の管理地らしい。

蘇我馬子が部下に命じて崇峻天皇を暗殺し、殯も行わずすぐに埋葬したらしいが、その場所も長らくわからない状態で、明治に今の地「崇峻天皇倉梯岡陵」に比定されたが、雀塚を御陵伝説地とし、天王山古墳は御陵参考地としている。真の崇峻天皇陵との説もあるとのこと。


雀塚の中にあった墓碑は崇峻天皇とは関係がなく、土佐の藩士で天誅組の楠目清馬(くすめせいま)の墓塔であった。

雀塚はイメージしたものとは全く違ったが、初めて来れた。

この後、崇峻天皇倉梯岡陵へ立ち寄った。

ここからの下りで、工場に目が留まった。

 
   学校の校舎だったらしい工場    上の瓦)「小学校」 下の瓦)「学校」

 
屋根の上の瓦(中央)を見ると「倉橋学校」と彫ってある。 右)拡大したもの。

先に見た倉橋小学校との関係はあるのか?
調べようとしたがわからなかった。元の学校の校舎が工場になっているのは初めて見た。

 
聖林寺を見学 本尊で、大きい子安延命地蔵は、台座やハスの花も1つの石から掘り出されている巨大石仏。岩の上に立つ地蔵に、お堂は後で建てられたことなどを聴く。

国宝の11面観音立像は元大御輪寺に祀られていたが、明治初年の廃仏毀釈の時に移され、聖林寺に祀られるようになった。大御輪寺は破壊されたが貴重な仏像は残された。

帰りはずいぶん遅くなったが、初めての所も多く、小学校跡なども面白かった。

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4月5日 平城宮跡 東院庭園 ショウブ ノヂシャ ウチワゼニクサ カラタチ

2018年04月05日 | Weblog

平城宮跡へ。

 
 奈良県で一番の広場 広い空

草地を見るとたくさんの草花が咲いている。タンポポやスミレの仲間他いろいろ・・

  
      ハルガヤ              アゼスゲ

 
ノヂシャ 葉はサラダで食べるそうだが食べたことはない。
     右)ウチワゼニクサ 池端でも湿地でもない道沿いに生えていた。


花が終わったばかりのウメの実 まだ枯れた雄しべが残っていた


 池にはハシビロガモとコガモ

ツバメのねぐらはどうなったかな?


水路にショウブが植えられていた。地味で気づく人も少ないだろう。
ショウブ湯も屋根に乗せる風習もなかったが、葉はよい香がする。

東院庭園へ。

ガイドさんの説明を聞きながら歩く。

 
門を入ると中央に池がある。飛鳥。藤原にはない複雑な形の池。
                右)隅楼 という建物 上には鳳凰の飾り。

昭和42年に発見された遺跡をもとに、柱穴や時代考証により復元されたという。
称徳天皇がここで宴会や儀式をされ、迎賓館のように使われていたらしい。

植栽も発掘調査によって採取された土を分析したり、万葉集などから推定したものを庭園に植えられたとか。

 
ちょうど今、カラタチが満開
白い白い花~が咲いたよ~♪ まろいまろい金の玉だよ~♪

他、イロハカエデの花、シキミの花も咲いていた。

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4月3日 家の庭 ジロボウエンゴサク イヌノフグリ果実 ムサシアブミ芽 ライラック満開

2018年04月03日 | Weblog

あまり目と手が行き届かない家の庭だが・・
季節を感じて芽や花が咲いてきた。

今年花が少ないように思ったイヌノフグリ(閉鎖花が多かったのか?留守中に咲いていたのか・・)

 
イヌノフグリ しっかり子孫をを残している。  ジロボウエンゴサク
窮屈なところが嫌いらしい。砂利のところに逃げ出していっぱい咲いている。

 
   ツルジュウニヒトエ           ハハコグサ

 
ウラシマソウの細い仏炎苞が見えてきた。(4月1日)
              右) ムサシアブミの縞縞の仏炎苞も見えてきた。

 
トウダイグサ 果実が目立ってきた。    ヒメフウロも咲き出した。


満開の白のライラックは2階から鑑賞
木が大きくなってきて裏庭からは見えない。

シラユキゲシやヤマブキも咲き出した。

庭いじりをしたいけどなかなか手がまわりませ~ん。

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4月2日 春の山道を歩くと・・

2018年04月02日 | Weblog

早春の山道を歩く。

アオキ 
 
イヤリングにしたいようなつややかな赤い実   雄花が咲き始め
雌花はまだ咲いていない。

ニワトコ
 
ブロッコリーのようなつぼみがほぐれて満開   咲きかけの花
中心の赤紫色のが雌しべ、右の写真は咲き初めで、雄しべの花糸がまだ伸びていない。
近寄ってみるのも面白い。

これはひょっとして、”あれ”かな?
 
柔らかい葉がほどけかかっている。  左)そっと開いてみると・・正解 葉の主脈の上につぼみが付いている。
”ハナイカダ”でした。雄木のようです。 

あの匂いが・・漂ってきた。ヒサカキだ。
 
      雄花           雌花 小さすぎるので拡大した。
雌雄不完全な花もあるようだが、これは雄花(雄木)と雌花(雌木)だった。

 
アオハコベ 地味だがけっこう目につく。花弁はなく、ガクが花弁のように見える。
          右)ミヤマカタバミ いつも恥ずかしそうにうつむいている。

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4月1日 朝倉~倉橋周辺~桜井 赤尾大クス スミレいろいろ サクラいろいろ ウグイスカグラ

2018年04月01日 | Weblog

朝倉駅から忍坂山口坐神社~石位寺~倉橋ため池 ふれあい公園~桜井駅へ。 
花も多く、いい気候だった。

   
公園のヒマラヤスギの芽がとってもかわいい。

延喜式内社 忍坂山口坐神社(桜井市赤尾)

大和国内の山口神社6坐の1社とされている。


境内にそびえる「赤尾の大クス」樹齢約500年ぐらいだという。
このクスノキはは2代目で、言い伝えによると「初代のクスノキは京都金閣寺を建立するとき天井板として利用された」とのこと。

サクラも満開だった。

 
倉橋ふれあい公園のソメイヨシノ        オオシマザクラ

 
    カンヒザクラ           オオヤマザクラ

他に、エドヒガン(シダレザクラ)・ヤマザクラ・ウワミズザクラ(つぼみ)など遠目で見たものを含めたくさん見られた。

スミレも多種
  
     アリアケスミレ           タチツボスミレ

 
     ノジスミレ              コスミレ

その他、ヒメスミレ・ニオイタチツボスミレ・スミレ、植栽のヒゴスミレ・ニオイスミレなど。

 
    ウグイスカグラ 花      ナワシログミの実は赤く色づいていた。 

 
      倉橋のため池 周囲は倉橋ふれあい公園として整備

『奈良県内の4大ため池(高山・白川・斑鳩・倉橋)の1つ。

干ばつ対策として昭和10年頃より有志で造成を始め、戦争の時期をはさんで18年の歳月をかけて昭和32年に完成したという。

その後、洪水調節機能も合わせ、平成17年、防災ダムとして整備し倉橋ふれあい公園とした』

水も澄んで景色もよく、一度完全1周したいものだ。

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