今回のテーマは ディソシアシオン
英語で言うところのディソシエィション。
直訳すると「分離」
何が「分離」なんかっちゅーと、上半身と下半身の分離。
分かりやすい例では普通に歩いてるとき、
右手が前に出るときは左脚が前に出て、左手が前に出るときは右脚が前に出るよね?
たまに手と脚が同時に出てる人とか両手を同時に動かす人とかいるけどそういう人は身体のどっかが悪いので病院に行くこと。
これは人間の体のバランスを取るのに必要な行為で自然に行われる。
上と下が別の動きしてんだけどやっぱり繋がってるって感じ。
まぁ、よく分からんわな。
オレも字で説明するのは難しい。
ただこれを上手く使うことによってバランスが取りやすくなる。
というか、そのバランスが取れたポジションがその時の自分の正しいポジションということだ。
例えば前オーチョ。
女性が前オーチョをする場合。
まずタンゴの基本として上半身のセントロは常に相手のセントロの方を向いている。
そして女性が前に一歩。
前足に体重が完全に代わったとき、ディソシアシオンは最大の状態になっている。
つまり上半身は男性の方を向き、下半身(腰から下は)後ろに残っている。
軸に対しての身体のねじれ(?)が最大。
この状態からひねったゴムが戻るように腹筋と背筋が働き軸を中心に回転(ピボット)し、上半身を男性の方に向けることで反対向きの最大のディソシアシオンの状態になる。
上半身が男性の方を向き、下半身は進行方向にプロジェクシオンされた状態になっている。
(プロジェクシオンは軸の上にいながら次の進行方向に脚を出すこと)
つまりこの「ひねったゴム」システムを利用することで軸を崩さず、
フリーの脚腰や両腕などをリラックスしたままピボット出来るというわけだ。
これがいわゆる
胸、 腰(&ピボット)、 脚
というやつである。
この動きは女性だけでなくもちろん男性も同じ。
女性はリードを受けるので基本的には必ずこの順番になる。
胸(上半身のセントロ)、腰、脚。
男性はリードをする上半身と自分が移動する下半身に分かれている。
例えば、上半身を固定したまま下半身を回転させ、その後上半身を回転させることで女性を連れてくる。
というようなこともするわけだ。
つまりリーダーである男性は自分の上半身、下半身と女性の上半身と下半身それぞれの向きを常に計算していなければいけない。
もちろん女性の下半身の向きは上半身によって決まるわけだが時間差があるのでそれを計算しておく。
このディソシアシオンとは逆にアソシアシオンというのも存在する。
アソシアシオンとは簡単に言えば横ステップ。
胸の向きと腰の向き(進行方向)が同じになる状態をいう。
上半身と下半身(腰)の向きが平行なのでXの状態になっているディソシアシオン時に比べてバランスは少し悪い。
(一枚板を立てるのとXになってる板を立てるのとじゃ安定度がちがうってこと)
この状態になるのは単に横だけでなく前後でもありうる。
たとえば日本語で言うところの「サリーダ」のクロスの手前のステップ。
男性が女性の右側にいるので女性の上半身は右側を向いている。
そして後ろに出る腰、脚も右。
アソシアシオンの状態での後ろステップである。
その後クロスのリードを女性の体重移動が終わる前にピボットしないように腰を固定しながらナナメ向きにしないといけない。
ムズッ!
ハッキリ言って「サリーダ」は男女とも中、上級者向けシークエンスである。
クロスが上手くできない女性、リードできない男性、
「なんでここでクロスになるのか分からない」人がいても当然なのであまり気にしないように。
スペイン語ではデイソシアシオンの状態でのステップを
クルセ・アデランテ(前クロスステップ)、もしくは
クルセ・アトラス(後ろクロスステップ)と呼び、
アソシアシオンでの状態のステップをアペルトゥーラ(「オープン、開く」という意味)と呼ぶ。
アペルトゥーラだけだと普通の横ステップ、
アペルトゥーラ・アデランテ(前オープンステップ)、
アペルトゥーラ・アトラス(後ろオープンステップ) がある。
と、いうわけで
上半身と下半身は絶対的な関係にある。
上半身の向きで下半身の位置が決まってくる。
だから上半身の向きを無視して脚を揃えたり動かしたりするとバランスが崩れてしまう。
ま、これが上半身だけのコネクションで女性の身体をリードするという
タンゴのリードシステムの基本原理である。
もちろんいつものことながら人によって呼び方もいろいろ違うのでご注意。
たしかフリオ&コリーナはディソシアシオンのことをコントラ・ポジシオン(反対のポジション)と呼んでた気がする。
英語で言うところのディソシエィション。
直訳すると「分離」
何が「分離」なんかっちゅーと、上半身と下半身の分離。
分かりやすい例では普通に歩いてるとき、
右手が前に出るときは左脚が前に出て、左手が前に出るときは右脚が前に出るよね?
たまに手と脚が同時に出てる人とか両手を同時に動かす人とかいるけどそういう人は身体のどっかが悪いので病院に行くこと。
これは人間の体のバランスを取るのに必要な行為で自然に行われる。
上と下が別の動きしてんだけどやっぱり繋がってるって感じ。
まぁ、よく分からんわな。
オレも字で説明するのは難しい。
ただこれを上手く使うことによってバランスが取りやすくなる。
というか、そのバランスが取れたポジションがその時の自分の正しいポジションということだ。
例えば前オーチョ。
女性が前オーチョをする場合。
まずタンゴの基本として上半身のセントロは常に相手のセントロの方を向いている。
そして女性が前に一歩。
前足に体重が完全に代わったとき、ディソシアシオンは最大の状態になっている。
つまり上半身は男性の方を向き、下半身(腰から下は)後ろに残っている。
軸に対しての身体のねじれ(?)が最大。
この状態からひねったゴムが戻るように腹筋と背筋が働き軸を中心に回転(ピボット)し、上半身を男性の方に向けることで反対向きの最大のディソシアシオンの状態になる。
上半身が男性の方を向き、下半身は進行方向にプロジェクシオンされた状態になっている。
(プロジェクシオンは軸の上にいながら次の進行方向に脚を出すこと)
つまりこの「ひねったゴム」システムを利用することで軸を崩さず、
フリーの脚腰や両腕などをリラックスしたままピボット出来るというわけだ。
これがいわゆる
胸、 腰(&ピボット)、 脚
というやつである。
この動きは女性だけでなくもちろん男性も同じ。
女性はリードを受けるので基本的には必ずこの順番になる。
胸(上半身のセントロ)、腰、脚。
男性はリードをする上半身と自分が移動する下半身に分かれている。
例えば、上半身を固定したまま下半身を回転させ、その後上半身を回転させることで女性を連れてくる。
というようなこともするわけだ。
つまりリーダーである男性は自分の上半身、下半身と女性の上半身と下半身それぞれの向きを常に計算していなければいけない。
もちろん女性の下半身の向きは上半身によって決まるわけだが時間差があるのでそれを計算しておく。
このディソシアシオンとは逆にアソシアシオンというのも存在する。
アソシアシオンとは簡単に言えば横ステップ。
胸の向きと腰の向き(進行方向)が同じになる状態をいう。
上半身と下半身(腰)の向きが平行なのでXの状態になっているディソシアシオン時に比べてバランスは少し悪い。
(一枚板を立てるのとXになってる板を立てるのとじゃ安定度がちがうってこと)
この状態になるのは単に横だけでなく前後でもありうる。
たとえば日本語で言うところの「サリーダ」のクロスの手前のステップ。
男性が女性の右側にいるので女性の上半身は右側を向いている。
そして後ろに出る腰、脚も右。
アソシアシオンの状態での後ろステップである。
その後クロスのリードを女性の体重移動が終わる前にピボットしないように腰を固定しながらナナメ向きにしないといけない。
ムズッ!
ハッキリ言って「サリーダ」は男女とも中、上級者向けシークエンスである。
クロスが上手くできない女性、リードできない男性、
「なんでここでクロスになるのか分からない」人がいても当然なのであまり気にしないように。
スペイン語ではデイソシアシオンの状態でのステップを
クルセ・アデランテ(前クロスステップ)、もしくは
クルセ・アトラス(後ろクロスステップ)と呼び、
アソシアシオンでの状態のステップをアペルトゥーラ(「オープン、開く」という意味)と呼ぶ。
アペルトゥーラだけだと普通の横ステップ、
アペルトゥーラ・アデランテ(前オープンステップ)、
アペルトゥーラ・アトラス(後ろオープンステップ) がある。
と、いうわけで
上半身と下半身は絶対的な関係にある。
上半身の向きで下半身の位置が決まってくる。
だから上半身の向きを無視して脚を揃えたり動かしたりするとバランスが崩れてしまう。
ま、これが上半身だけのコネクションで女性の身体をリードするという
タンゴのリードシステムの基本原理である。
もちろんいつものことながら人によって呼び方もいろいろ違うのでご注意。
たしかフリオ&コリーナはディソシアシオンのことをコントラ・ポジシオン(反対のポジション)と呼んでた気がする。