ハレノヒ

日々の生活の、あわのようないろいろ。

あたらしい友だち

2011-07-24 16:05:02 | きょうのいっきょく

「あたらしい友だち」キリンジ

東日本大震災のチャリティーシングルとして、配信限定でリリース。
売り上げの全額が義援金として寄付されるんだとか。

震災後、いろいろな応援ソングやチャリティーソングを耳にする
機会があった。
だけど、この曲ほどさりげなくて切ない曲はないんじゃないだろうか。

北の町からあたらしい町へ転校した子供のストーリーで、こんなに
具体的なテーマなのに、やはりそこはキリンジらしく、押し付けないし
わざとらしくない。
もしこの曲が、震災云々全く関係ないところで生まれて世に出た
としても、それでもとてもいい曲だと思うし。
(テーマやその心意気にはグッと来るものの、曲として冷静に
みると…という場合は多い気がする。)
チャリティーだからとかじゃなく、そうじゃなくても評価されるべき
クオリティってところがね。

わたしには子供がいないし、どちらかといわなくても子供が嫌いだ
けど、だからといって世の中の子供全てが不幸になればいいと
思ってるわけはなく、こどもは子供らしく無条件で無邪気にいられる
のが一番いいと思う。

堀込泰行はコメントで

「子供は大人の真似をするもの。
子供どうしの間に風評被害なんてものがあってはならない。
あるとすれば、それは完全に大人の責任です。」

と寄せているんだけど、これが全てだなと思う。
普段公で、こういうことをこういう風に大きく言うタイプの人では
ないと思っていただけにちょっと驚いたけど。



こんな異常事態だけど、少なくとも子供たちにすれば
校庭は砂漠ではないし、君はひとつも悪くない。
いつかきっと故郷の空が…
そう思っていくしかないんだろうな。

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