ハレノヒ

日々の生活の、あわのようないろいろ。

Waltzing Matilda~踊ろうマチルダ~

2009-09-09 21:57:00 | にちじょう


「nancy whiskey」ってバンドがすばらしく良かったという話
ずいぶん前に書いたんですが、その「首謀者」釣部修宏が新しくやっている
のがこの「踊ろうマチルダ」。
ソロのものはアコースティック色が強くてあまり好きにはなれなかった
んですが、ちゃんとバンド形式のものもやってたんですね。知らなかった。
この9月に2ndアルバムが出るらしいのですが、詳しい発売日がわからず。
とりあえず今購入できる1stの「Hush」をアマゾンで購入。

こういう音楽って、需要はそんなにないんだと思うんです。
売れるとかそういうことではもちろんないと思うし。
だけど、もっと評価されてもいいはず!と思うんです。
いや、評価されてるのかもしれないけど、わたしがこういうジャンルを
よく知らないだけで。

完璧ですよ。
歌詞の世界といい、メロディの美しさ・切なさといい、しゃがれた声といい。
文句のつけようがない。
バランスもすごく良い。
これがちょっとでもカントリーっぽかったり、そういう「どれか」に偏って
しまってたら、きっとわたしは好きにならなかった。(個人の感覚ですけどね
そんなものは)
語彙力の少ないわたしには、それ以上うまくはほめられません。
ずっと、ずっと続けて欲しい。
大好きです。それだけ。

my spaceで曲聞けます。

ところで「nancy whiskey」のカバーは音源化されていないんだろうか?
何度でも聞きたい。




黒部立山、室堂泊

2009-09-06 17:18:59 | にちじょう
かねてからの念願であった、黒部ダムを見に行く旅。
4(金)~5(土)にかけて行ってきました。
長くなりますが。

目的はふたつ。
「黒部ダムを見る」
「日本最高所のリゾートホテルに宿泊してみる」


深夜2時ごろに磐越道の最寄インターを出発。
ETCの深夜割引を受けたかったのと、単純に目標が遠すぎて完璧な予測が
出来なかったための、早めの出発でした。
磐越道~北陸道~上信越道~長野道と乗り継いで、豊科ICまでおよそ
6時間。400キロ余り。
こんな時間というのも、こんな長距離というのも初めてのことだったので
スピードは控えめに、休憩は十分に。
途中新潟との県境付近での雷雨にはどうなることかと思いましたが。

そしてそこからさらにアルペンルートの起点、扇沢駅まで1時間。



まずはじめの乗り物はトロリーバス。
珍しい乗り物なのでお土産でチョロQが売ってたのだけど、実物があまりにも
おもちゃっぽくてかわいい。
乗り物酔いするくせに乗り物好きなのです。
(今回酔い止めをたくさん準備して行ったものの、飲む機会無し。酔う間も
なかったなぁ)



早速黒部ダム。
トロリーバスを下車してから220段の階段をのぼった先にある展望台へも、
がんばってのぼりましたよ。(この写真はそこからではないんですが)
体力ないので不安でしたが、途中途中でベンチなどがあって休めるので、なんとか。

しかし、構造とか歴史とかはよくわからないけど、とにかくすごい。
巨大建造物は好きだけどデータを極めるのが苦手で、いつも「すげー!」
「でかい!」という感じの感想しか出てこないのですが、まさにそのきわみ。
なんかもう、これを人が作ったと思うとね。



黒部ダムカレー食べたし。
(グリーンカレーに一口かつが2個)
味は…まぁ飲食関係の悲しい性。ああ、業務用だな、という感じです。



そしてケーブルカーに乗り、この区間唯一の「景色が楽しめる乗り物」
大観峰までのワンスパンロープウェイに乗り。
はじめは曇り空だったけど、このあたりから晴れ間が。
景色がね、すばらしいですよ。
空が近い。雲に届きそう。
すべてが絵葉書のようで。
登山なんかをする人は、きっと大変な苦労をしてこういう景色を満喫するもの
なんでしょうけど、こんなに簡単に、乗り物でこういう景色が見られるなんてね。



そしてまたトロリーバスに乗って、宿泊する「ホテル立山」のある室堂へ。
標高2450m、日本で一番高い場所にあるリゾートホテル。
景色はハイジ。(なんて貧困なイメージ…)
山育ちなので山は結構見てきてますが、今まで見たどの山とも違う景色。
そして、冷たく澄んだ空気。水。
空の色も蛍光色かというくらいに、青い。近いなぁ。
写真ありませんが、夜は月が出ていて、その明かりにてらされた、荒涼とした
原野は神秘的ですらあったと思うし。
(ただし晴れてたのに星はあまり見えなかった。その点は磐梯吾妻スカイライン
の浄土平のほうが素敵だった)

登山とかをしないとしても本当にすばらしいロケーションなのだけど、肝心の
ホテルの質は、いまいち。
こういう場所なのでいろいろなことが「しょうがない」部分というのはあると思
うんですよ。(ここまでではないけど、わたしも近い環境で働いているので多少は
わかります)
ここの料金というのは、この環境に支払うものだと思えば全然問題ないんだと
思います。(もちろんそういうつもりで、わかった上で行ったんですよ、今回。)

部屋や大浴場が狭いとか、施設内の行き来がしづらいとか、食事が貧相だとか。
部屋の中を楽しむ場所ではないから。仕方ないですけど。
でも食事は本当に参ったな。
わたしはそういうののプロではないのでわかりませんが、すべてのものがちまちま
してて(懐石とかの上品な感じではなく、本当にちんまりしてる)、焼き物は
さめてて、揚げ物は揚げすぎで。
従業員の方々は、決して無愛想だとか感じが悪いというんではないけど、活気が
ない。場所柄静かな感じを心がけてるとしても、なぁ。

まぁ、話の種に。せっかく行くなら。
そういう感じでここを選んだので、一回泊まればもう良いかなと思いました。
次はぜひ紅葉の頃に行ってみたいので、その時はアルペンルートに入る前の
大町温泉に宿泊して、手ぶらでアルペンルートというのが良いかなと。
(荷物を持って乗り物を乗り継ぐのは結構面倒だった。オフシーズンですいてた
からまだいいけど。)

…なんか文句ばっかり言ってるみたいだな、わたし。
いや、でもね、ダムとか景色とかは本当にすばらしいと思ったんですよ。
だから、雪の季節以外はまた見てみたいと思うし。(雪の回廊は、自分の住む
東北の長い冬がやっと終わったという時期に、別の場所まで行って雪の山を
見たいとは思えないので、パス。)

だから、来年の秋また行きます。ぜひ。
今度は2泊ぐらいの余裕を持って。
正直往復900キロの移動を1泊2日で、というのはきつかったので…。







翌土曜日は快晴。
ダムの放水にかかる虹(ダブル!)見られました。



ちなみに帰りに休憩で寄った北陸道の米山SAからは、きれいな青の日本海が
一望できて、山を見に行ったのに海まで見えてお得な感じ。