ハレノヒ

日々の生活の、あわのようないろいろ。

日々のこと019

2011-09-25 20:19:31 | にちじょう


「暑さ寒さも彼岸まで」
とはよく言ったもので、本当に彼岸になったら寒くなった。
その前までは陽がさせば30度くらいになってたのに、最近は
25度からは上がらない感じ。どんなに晴天でも。
雲はちぎれて、空は高くて、本当に秋だ。

涼しくなると、いろいろなことが捗る。
涼しくなると、いろいろなことをする余裕ができる。
ということで、湯船に浸かったりもする。
ひとり暮らしの頃は真四角の狭い湯船だったなぁ、そういえば。
無理くりの体育座りで、ちっとも体がほぐれないの。
帰省して実家のお風呂に入るのが幸せだったものだ。
大きな窓があるから、夕方の群青色の空眺めながらのお風呂は
すごく切なくて幸せだったものだ。



最近これをしょっちゅう食べる。
スティッチのアイス。バナナ味にチョココーティングと中にもチョコが。
何かディズニーってのは知ってるけど、スティッチが一体何者なのか
わからないくらいなので、それには興味ないのです。
味がね。すごいチープなチョコバナナ味で好きなのです。
数年前だったかに一度食べて、気に入ったのにその後すぐに見なくなって
しまってたので、うれしい。





そういえばINFOBARにまた新しいカメラアプリを入れて。
「HDR camera」というやつで、HDR(ハイダイナミックレンジ)合成した
画像ができるアプリ。
1回に3枚の画像を撮影して合成するということらしい。
詳しいことはよくわからないけど、その仕上がりがぎろぎろしていて
すごく好きな感じだったので。
光量が足りない場合、つまり夜の撮影なんかに欠かせないらしいという
ことで、試しに撮ってみた。
(所々に入ってるぼかしみたいなのはなんなんだろう…)

この2枚に関しては、一枚の写真としてはブレブレでどうにもならないけど
夜の光がこれでもかって主張してて、面白い。
もう少し真剣に撮れば、もう少しましなきれいな夜景が撮れそう。
夜っていうのは暗いけど、普通に写真に撮った暗さほど眼には暗く見えない
もので、特に街中の夜なんてもっと明るいじゃない!と思ってて。
三脚立てたり露出をちゃんとしたり、撮ろうと思えばそれなりの物は撮れる
んだろうけど、そこまで本気なわけでもないし。
そうか、こういう手法があったんだなと納得。
これ、真昼間撮ったらどうなるんだろうかと思う。やってみよう。
特に今の時期は空気が澄んでて嫌でもくっきりした写真が撮れる時期だから。

いつの間にか標準カメラ以外にカメラアプリ7個も入ってた。
スマホにかえて一番面白くて使うのは、カメラだな、ほんとに。

日々のこと018

2011-09-22 20:21:34 | にちじょう


ちょっと郡山駅前まで用があって出かけたら、昨日の大雨であちこちが冠水して通行止で
大渋滞、いつもなら10分くらいで着ける距離に2時間かかった。
さらにほかの用を済ませて、駅前が混んでたので迂回して帰ろうとしたら水門町あたりで冠水
していて先に進めず。この先行けないってことがその場所に着かないとわからない(車を
手前で止めたりってことが全くなかった)ので、みんなぞろぞろUターン。
牛歩よりも進まない。
結局家出てから(用事は30分ほど)帰るまで7時間かかった…。
普段なら2時間くらいで済むのに。



駅前のヨドバシがリニューアルオープンで広くなったというので、少し前からいろいろ
物色しては悩んでた「ラジオが聴ける機器」を買いに。
・AMが聞ける
・タイマーがついてる
・アンテナが線じゃない
・電池も使える
このへんの条件をメインとして考えてて。
CDラジカセ買えば済む話なんだけど、部屋でCD聞くことがまずないので…いらない機能が
ついてるのが何か嫌だなと思うので、なし。
ラジオだけっていうのもなんだか寂しい。
そこでipodがそのまま装着できるやつを購入。CDは聞かないけどipodならたまに聞くので。

アンテナと電池の件はクリアできなかったけど、とにかく何よりも重要なAMラジオが聴ける
ので良しとします。(この手のものは、値段が安いものだとFMしか聞けないのが多いので)

AMラジオ好きなんですよ。
古くは電気GROOVEのオールナイトニッポンのヘビーリスナーだったし、以前はTBSのジャンクも
聞いてたし。夜ふかしが苦手になったから最近は聞けてないけど。
FMも好きですけどね。
JET STREAMとか、クロスオーバーイレブンとか。
クロスオーバーイレブンは今はもう放送してないけど、youtube何かで見ると(聞くと)
ドキドキする。キリンジの曲の夜感とすごくよく似た、幻想の中の都会の高揚感。
私の夜好きはもうすでに中学生頃から始まってるのです。

寝るときに無音で寝られないので、ラジオがあるとすっと眠れそうだなと、久々に思い出して。
テレビはほら、やかましいから…(音量がじゃなくて)


LIVE福島 風とロックSUPER野馬追 終演

2011-09-19 23:14:25 | にちじょう
「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」
期待と興奮と夢と希望と、そういう6日間がとうとう終了してしまいました。
ここから始まるんだというのはわかってますが、祭りのあとの寂しさ。

昨日の相馬と今日のさっきまでのいわきは配信で見てましたが、PCのモニター
見ながら涙止まらず。
9/17の感想とかぶる部分もありますが、まだ冷めないのでもう少し書きます。

いろいろな思いがあると思うんです。
出る人も観る人も、そして興味がなくて否定的な意見を持つ人も。
だけどあの場にいたり配信を見たりして、少しでも明日に希望が持てたり
その瞬間だけでも生きてて良かったって思えたんなら、それでいいじゃないか
と思うんです。

問題は複雑で山積みで、だけどそんな福島県民が夢や希望や「福島を震災・原発
事故以前よりももっと良くする」って気持ちを持っちゃいけないのか?と。
現実にどうしたらいいかとか、10年20年後に実際のところどうなってるのかとか
そういうことじゃなくて、全てはそういう気持ちを持つことからしか始まらない。
音速ラインの藤井さんがMCで言ってたけど、思わない・想像しない事は叶わない。

そこに住んでいた人でさえも立入っちゃいけないようになった場所なんかは、
今現在は確かに絶望的な状況かもしれない。
だけど、そのまま捨ててしまってどうでもいいなんてはずはなくて。

「僕らは 福島が 好き」

その思いだけ持って生きていけばいいんじゃないかって。

箭内さんが何度か言ってたけど、この曲は福島から逃げられないようにするため
の曲ではないんだから。
好きだから残る人ばかりじゃなくて、好きだから離れる人もいるだろうし、好き
だけど離れる人もいる。
その思いが共通だったら、全てはそこからしか始まらないんじゃないかなと。

出演した方々の中には、福島県に何の縁もゆかりもない人も結構いました。
ライブの前まで私は「仕事としてこの場に来てるだけで、なんの関係もない場所を
どこまで本気で思ってるんだか」って、穿った見方をしてたのもまた事実です。

だけど、ブログでその思いや怒りをストレートに綴ったEGO-WRAPPIN'のよっちゃん。
この6日間、毎日毎日思いをしっかりと歌った秋田県出身で全日出演の高橋優君。
斉藤和義さんは鶴ヶ城会場であの曲を歌った。詞の内容に賛否はあるだろうけど、
今の福島県であの曲を歌うということには、すごく大きい意味があったんだろうと思う。
同じく鶴ヶ城でとてもいい空気を作ってくれたレキシの池ちゃん。
風とロック第1回目のスネオヘアーのサポート以来だけど、あの空気はすごく
ありがたかったんじゃないかなぁ。深いような、そうでもないような、でも深いような。
志田浜会場でのブラフマンはすごく良かったらしい。(少しだけ見た)
昔はあんまり好きじゃなかったんだけど、昨年に引き続きの彼らにも拍手。
なんだかんだ(本人ではなくて会場のファンに関して)批判のある福山雅治だって、
ああいう有名な人が来てくれるのはすごく大きいことだし、特にファンでなくても
それで喜んだ人がたくさんいたわけだから。

そして今回の出演者の中でも、一番立場が深刻で、きっと特別に思いがあったであろう
ソウルセットの渡辺俊美。
わたしがその気持ちを理解することなんて絶対にできないんだけど、何度となく
ステージ場で涙ぐむ姿が忘れられない。
ソウルセットもだけどZOOT16も大好きです。
個人的に今回のイベント、音楽フェスとしてはリップスライムとEGO-WRAPPIN'と
ソウルセットが見たかったので、自分の地元で彼らのステージが見れただけでも
十分意義があったんだけど、さらにその思いまでいただけて…。

そして怒髪天。
北海道出身。福島県出身とかじゃないけど、風とロック第1回目からずっと関わって
くれてて、ここ数年で県内でも知名度はかなり上昇。
しかも音楽だとかフェスだとか、そういうものに関心がない層まで巻き込む。
うちの母(フォークソング世代なので音楽は聞くけど、ロックは聞かない)だって
知ってます。
今日のいわきのステージで最後増子さんは泣いてた。
酔っ払ってただろうし感極まったのかもしれないけど、あの人の言うことが嘘だとか
綺麗事だとかうわべだけだとかは、どうしても思えない。
無料配信された「ニッポン ラブ ファイターズ」という曲について、応援歌ではなくて
自分たちの決意表明だと言っていた。
「「頑張れ!」とかいう歌がよくあるけど、お前が頑張れよ!「いつもそばにいるよ」とか
言うけど、いないでしょ?実際には」という話を猪苗代会場で言ってたけど、まさに
その通りで、そういうものに共感する人を否定はしないけど、自分は共感できない
わけですよ。そういうものが支えになんかならないわけですよ。

福島県の味方になってくれてありがとう。福島県には怒髪天の味方いっぱいいますよ。

サンボマスターは、やっぱり主役だった。一番思いをぶちまけてた。
決してスマートではないルックスと音楽と言葉で、こんなにも聴衆を惹きつけるって、
この人たちは本当に本物なんだなと思った。
あの場にいた福島県民の殆どがサンボマスターを信じたと思う。
個人的に、山口隆と同じ会津で同じ年代に生まれて嬉しい。

そしてなによりも箭内道彦。
福島県出身だけど、ああいうカタカナ仕事をして成功してる人って、ちょっと自分
なんかとは違う種類の人間なんだろうなって思ってた。
もちろん本人の才能だとか努力だとか苦労だとか、そういうものの上に今の活躍は
成り立っていると思うので、妬みとかそういうことではないんだけど。
2年前からの風とロックのイベントはもちろん、震災後の活動の数々。
私の家から少し離れた猪苗代湖畔の長浜という場所に、炊き出しに来ていたのが、
すごく印象に残ってます。
そこの前にあるホテルには避難者がいて、その人たちのための行動。
あんな金髪の兄ちゃん(おっさんの年齢だけど、見た目が兄ちゃん)って、きっと
老人は驚いただろうけど。でも、だから、ああ、この人ほんとなんだなって思ったのです。
違う種類の人間だと思ってた人の、考え方とかこのイベントの企画意図とか、全てが
ピンと来たんです。すっと理解できたんです。
年はひと回りも上だけど、聞いてきた音楽も結構かぶってるし。
(また洋楽を聞かないっていうのがはまった。「日本人で、英語しゃべれないので」って
全く同じなんです。わたしも。英語しゃべれないので英語圏文化が理解できないというか。)

こういうのって盲目だとか盲信してるとか、そんなふうに見えるのかもしれないけど。
でも箭内さんの言ってることって、多分すごく単純なことのような気がする。
そして何よりも、自分が見たいからやるし、自分が楽しみたいからやる。
そういう考え方が本気である証拠なんだろうなと思う。

フェスという意味でも、被災地での復興イベントという意味でも、とにかく今までの
常識を覆さないと出来なかったことだろうから、苦労は半端じゃなかったんでしょう。
でもとにかくこういうイベントをやってくれて、本当にありがとうございます。
こんなに心の底から福島県民で良かったって思ったのは、これが初めてです。

5年後も10年後も、一生忘れないと思う。
そして明日からしばらくは、この感動とか衝動を引きずって生きる。
それくらい、いいでしょ。

9/17 LIVE福島 風とロックSUPER野馬追(その2)

2011-09-18 20:13:34 | にちじょう
((その1より))



正直フェスとしてはいろいろと至ってない部分もあったとは思うんです。
観客数に対して会場が狭すぎたところとか、それに伴ってフードエリア
の椅子やテーブルの数だって圧倒的に足りなかったし。
そのわりに観客エリア後方部分まで人が密集してたから、後ろの方で
シート敷いてのんびり…という見方を期待したお客さんにとっては、もの
すごく窮屈だっただろうし。
中ほどのエリアにシートを敷いたり椅子を持ち込んだお客さんにも再三
注意を呼びかけてたけど、結局最後まで聞かないお客さんもいたし。
観客エリアに置くスタッフの数が、圧倒的に足りてなかったように見えた
んですよ。
あとユニコーンの中継の失敗とかもあったし。

だけど、もう、そんなことはどうでもいいんです。
気にならなかったわけじゃないけど、気にして批判するようなことでも
なかったというか、それをカバーして余りあるほどの内容だったと思うので。

今回わたしは県外の友人と参加したんですが、その友人は来る前にちょっと
心配してたんです。
「福島県の人達が盛り上がって頑張ろうっていうイベントに、よそ者の自分が
参加してもいいものか」って。
でもわたしは、このイベントは県外の人が多く訪れることにこそ意味がある
と思っていたし、何よりも同じように音楽が好きで、また福島に来たいと
言ってくれていたこの友人と参加したかったのです。
単純に好きな音楽が似てるから、純粋に音楽フェスとしても楽しみだし、
そんな大げさなものでもないけど、震災以降の思いというのも少なからず
あったわけだし。

地震や津波で大切な人の命を失ったり、帰る故郷を失ったり、いろいろな
人がいて、いろいろなことがあって。
悲しみに大小はないし、1番とか2番とか順番つけたって意味は無いけど、
誰かの命やふるさとを失わなかった人だって、自分が暮らす日常とか
大好きな風景とか、そういうものを以前と同じようには見ることができなく
なっていて、他県の人に自慢できていた福島県を、胸を張って自慢できなく
なっていて。
そういう悲しみはきっと県民の大多数が抱えていて、だけど日常は続いて
生活していて、それがこの瞬間にあふれたような気がしたのです。

あの場に家族や家を失った人もいたのかもしれない。けど、ほんの小さな
日常を失った人も、たくさんいたと思うのです。
それがあの大合唱になったのだろうし、涙になったのだろうと思うんですよ。
イベントの様子はネットで全世界に配信されていて、その会場の様子を
いろいろ言う人はいるでしょう。
でも、今日の相馬会場で怒髪天増子さんが言っていたように、まさに「福島
に来もしないくせにえらそうなことを言うな」ということです。
来る自由も来ない自由もある。
だけど、来なきゃわからないこととか、来なきゃ言えないことだってある。

今回福島県に来た人の中にも、いろいろな思いがあって当然ですよ。
ただ単純に見たいミュージシャンがいたから来た人、音楽はよくわからない
けどお祭りだから来た人、行きたいけど仕事とか距離とか、事情があって
いけなかった人、そして箭内さんをはじめとするこのイベントの中心人物
の意図に賛同した人、いろいろいるでしょうね。

だけど、共通したのは、あのステージを見たこと。音を、声を聞いたこと。

別に何でもいいと思うんです。
8月に福島市で坂本龍一などが出演したイベントがあったけど、あれに共感
していろいろ考える人もいるだろうし、映画でも本でもアートでもアイドル
でも、何でもいいんですよ。
たまたまわたしが共感したのが、箭内道彦という人の考え方だったという
だけで。
高みの見物ではなく、実際に何度と無く現地を訪れて、仰々しいことでは
なくて、自分自身が楽しめるイベントを。
避難者に炊き出しをしたりする姿も見てるし、そういう現場に立った
嘘でないこの人の本質。

箭内さんが一生をかけて福島を見つめていく、応援していくというならば、
今回のイベントでとてつもない濃い経験をさせてもらった立場としては、
その行動を一生かけて応援させていただこうと思う次第なわけです。
純粋に音楽フェスとしても魅力だったし、それが福島が立ち直るための力に
少しでもなるっていうなら、こんな素敵なことは無い。そんな感じで。

奥会津でも、鶴ヶ城でも、志田浜でも、磐梯熱海でも、相馬でも、いわき
でも、こんなに小さな地域に、こんなにたくさんの人がひとつの目的の為に
集まったことって無いと思うし、まだ明日の最終日を残してはいるものの、
大成功以外に言いようがないと思う。
昨日も今日も、箭内さんをはじめとする福島県出身の出演者が涙ぐむ姿を、
その場で見ていたわたしはたぶん一生忘れないと思う。
そして、手段は音楽であったけれども、それを共通項に持っていない
お客さんにもちゃんと届いてたと思う。
猪苗代湖ズの登場前SEで福島県民の歌を流したり、そういう層のお客さん
だって理解して、共感して、信じたと思う。
福島県出身でよかったって、本当にそう思った。

発起人である箭内さんら猪苗代湖ズのメンバー、主演してくれた方々、炎天下
の中準備をしてくれたスタッフの方々、協賛企業の方々、県外から来てくれた
お客さん、そして県民のお客さん。
わたしなんか別にそういうことを言える立場なわけじゃないんだけど、とにかく
このイベントに関わって作り上げてくれた全ての人に「ありがとう」という
気分です。それしか言えない。
いろいろな言葉として昔から使い古された表現だけど、自分の中で実感して
消化して納得できたのは初めて。

明日から何かが始まるって、別に大きな変化はないかもしれない。
だけど、たぶん、昨日とは違うよな。本当にそう思う。

9/17 LIVE福島 風とロックSUPER野馬追(その1)

2011-09-18 16:22:33 | にちじょう


昨日の「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」磐梯熱海会場の
まずはバンド部分に関しての感想など。

結論。
とてもとてもとても、楽しかったしかっこよかったし
感動したし、本当に行って良かった。

「地元開催のフェス」というものそのものを楽しむつもりでは
あったものの、目当てのひとつはRIP SLYME。
デビューした頃から好きだけど、いわゆるヒップホップという
ジャンルの音楽を全く聴かないので、ライブ見るのは初めて。
ヒップホップといっても、RIP SLYMEはそれ然とした感じ
じゃないのがかっこいい。
おそろいの衣装着たり、PVのつくりもいわゆる「バンド」が
好きなわたしにとって凄くかっこいいと思えるものだから好き。
アタマに出演するのに最適な「あおり」がうまい。
もっと見たいのに!もっと踊りたいって!という感じで、とにかく
時間が足りなく感じたのが残念。

続いてのお目当て、怒髪天。
福島県出身というわけではないのに、今回のイベント6日間全日に
出演する怒髪天。
もともと好きなバンドだし、何度かライブも行きました。
過去西荻窪在住時は駅前でたまに増子さんをお見かけしてましたが、
昨日はもちろんここ数年の怒髪天の「風とロック」への貢献度を見て
いると、もう足を向けて眠れないなと思う。
昨日はメイン会場だったし、音楽やフェスというものにあまり関わりや
興味が無いような層のお客さんも多くて、そういうおじちゃんおばちゃん
にも彼らのストレートな曲が伝わりやすいんだろうな。
去年の裏磐梯に行った知人(裏磐梯の人)も、全く知らないでただ
地元開催のお祭りに参加するような気持ちで行ったのに、怒髪天が一番
良かったって言ってたし。

さらに続くお目当てはEGO-WRAPPIN'。
素敵過ぎる。かっこよすぎる。
ずっと聞いてきて、なんとなく夜のイメージのバンドと思っていたけど
(「サイコアナルシス」とか「色彩のブルース」とかを最初に聞いた
ので)、朝降ってた雨がやんで、パーッと青空が広がって雲が流れて、
そういう空の下であのリズムは気持ちよすぎた。
大阪の人達だけど、最後の出演者全員のセッションで、猪苗代湖ズの曲
の歌詞をちゃんと覚えてて口ずさんでくれてたのが凄く嬉しかった。

そしてTOKYO No.1 SOUL SET。
「ロマンティック伝説」の頃から好きで、でもこういう音楽ってなんか
当時の自分よりはもっと大人の聞くものという印象があって、自分が
行くイベントなどにも対バンで見るような機会やつながりは無くて。
でも、初めて見られて本当に良かった。かっこよかった。
メンバーの渡辺俊美は、この一連の活動の中心人物の中でも一番深刻に
影響を受けている地域出身だから、いろいろな思いがあるんだろうなと
思うし、そういう彼が言う「自分の信じるものを信じて、くだらないこと
には耳を貸さないで、まずはふるさとを、そして福島を、日本を守る」
という言葉には相当な重みがあるなと思う。上っ面でも他人事でもない。
あと、ビッケがあんなにしゃべる感じの人だと思ってなかったのでびっくり。
もっと寡黙な人かと思ってた。その感じが、無駄に深刻にならないで
いい感じのバランスだったな。
ライブ見たり直接接しないとわからないことってあるんだなぁ。素敵だった。

そしてサンボマスター。
今のところ、福島県出身のミュージシャンで、音楽性はもちろん「セールス」
というような意味で一番成功しているのはこのバンドかもしれない。
ドラマの主題歌だったり、CMにもたくさん曲が使われてたり。
世の中の音楽が好きというわけでもない人たちにだって、広く名前が知られ
てる。
だけど初めて聞いたときから、イースタンユースとかエレカシなんかにも
通じるような、ルックスも含め泥臭くてスマートじゃない、うざったいほど
に熱い感じというのがどうにも気になってて。
それで売れてるんだからたいしたもんだよなと、常々感心してたのです。

そして、この日の主役だと思った。

いや、たぶん主役はお客さんだって出演者側は言うのかもしれないけど、
山口隆の言葉や歌は、たぶん会場にいた人(福島県民には特に)に、もの
すごく響いたんじゃないかと思う。
会津弁丸出しで、なんか、信じられるなという感じ。
うわべだけの発言じゃないんだろうなという感じ。
箭内さんや怒髪天に関してもそうだけど、福島に来て、福島に関わって、
福島県民を目の前にして、それでうわべだけの嘘は言えないと思う。
大型のモニターでお客さんの顔が何度も映るんだけど、たぶん特に音楽や
バンド目当てで来たんじゃなさそうな感じのおばちゃんなんかが涙流して
聞いてるのを見ると、ああ、本物だわと思った。
途中、「自分にはお金が無いし、権力も無いけど、ロックンロールで何かが
変えられると思ってる。君たちもそうなんだろう?」というようなことを
言ってたけど、つまり、そういうことなんだろうなと自分の目でしっかり
見た気がしたな。
よく聴く言葉だし、本当は音楽で大きな変革なんて無理なのかもしれない。
だけど、ほんの小さなことだったら本当に変わる、変えられるのかも
しれないと確信した感じ。

そして、わたしはとても性格がひねくれていて、音楽でも本でも映画でも、
そういう何かの表現に対して感動して涙を流すとかいう感覚があまりない
人間だったんですよ。
だけど、昨日は泣きました。友人の手前隠しながらだったけど、涙が
こらえ切れなかった。そのくらい、凄いライブだったのです。

((その2へ続く))

風とロック準備中

2011-09-15 17:21:48 | にちじょう


磐梯熱海会場、着々と出来上がってます。(見辛いけど…)
何にもないところからステージとかテントとか、どんどん会場らしくなって
いってドキドキする。
こういう「過程」を見るのってはじめてだし、自分が生まれ育った場所だし
珍しい体験。





さらに猪苗代湖会場。
会場が小規模だから、あんまり派手にステージ組んだりはしないのかも。
わたしにとっては、こっちの方がより地元。
わたしは行けないけど、ロケーションとしては6日間のうち一番良い
ような気がするなぁ。
天気も良いはずだし、ここからの夕景はすごくきれいだし。
注意事項として「湖に飛び込まないで」ってあったけど、飛び込みたくなる
環境。(夕方は水温下がるから危険なんだけどね)


いやもう、ホントに楽しみ。

日々のこと017

2011-09-12 21:33:06 | にちじょう








トイカメラで撮り歩かなくなって久しい。
一時期はあんなに撮ってたんだけどな…。
写真自体は今もやるんだけど、前よりも頻度が減った。

写真はINFOBAR A01×「camera360」。
でもこのアプリ権限が怪しいとかで、数枚撮ってすぐに
アンインストール。
権限云々よくわからないし、それ言い出したら結構範囲が
狭くなるなとも思うんだけど、だからといって権限削る
アプリ使えるほど知識がない。
でも心配性なんです。


「LOMO風」とかできて面白かったけど、他のアプリでも
代用効きそうだったし。
「LOMO風」ならもうちょっとコントラスト弱めでもいいのに。
あとスメハチみたいな薄い白っぽい写真撮れるアプリないかなー。

日々のこと016

2011-09-10 21:21:06 | にちじょう
夏からこの時期って写真撮るのが楽しい。
最近は横着してスマホでばっかりだけど。(INFOBAR A01)
いや、普通の携帯のころは携帯のカメラなんてほんとに馬鹿にしてた
けど、スマホにしてからあなどれなくてよく撮る。
ちょこちょこ撮ったものを、少し。


数日前またもや布引高原に行ったら、台風一過で
ずいぶんひまわりが倒れてた。








何かの撮影なのか本当のカップルなのか、ウエディングドレス
とタキシードの二人の撮影をしてた。
車もかわいい外車だったし、結婚式場とかの撮影とかかな。
でもあんまりあからさまに近寄って撮るのもはばかられたので、小さく。
ものすごく絵になってた。



フォーカスミスってコスモスがピンボケに…。

もうねー、もう秋ですよ。
この空の色と高さと、抜けのよさと。
ちょっと規模が寂しい感じもするけど、ここはひまわりと
コスモスとそばの花がいっぺんに見られる場所なのですよ。

たぶんわたしはコスモスが咲く頃の季節が一番好きかもしれない。
最近そう思う。





蝶嫌いな人が見てたらごめんなさい。
いやわたしも得意ではないけど、虫(甲虫)よりはまだまし。
携帯(INFOBAR A01)のカメラで撮ったんだけど、そこそこちゃんと
撮れてたので。
以前オリンパスペンといハーフカメラを持ち歩いていて、ハーフカメラ
という特性(サイズが半分なので、フィルム一本で普通の倍撮れる)上
それこそ瞬きするような感覚で撮るのが楽しかったし、合ってると思った。
携帯で撮るっていうのも、そういう感覚なのかもなぁ。
とかいまさら気づく。

NOTHING BEATS FUKUSHIMA, DOES IT?

2011-09-05 20:59:39 | にちじょう
まもなく開催予定の「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」のCMが
すばらしくて、泣ける。

NOTHING BEATS FUKUSHIMA, DOES IT? 60" 全国版



NOTHING BEATS FUKUSHIMA, DOES IT? 60" 福島版

福島県内版。


NOTHING BEATS FUKUSHIMA, DOES IT? 30"


企画・演出は箭内道彦
ナレーションは西田敏行
音楽はレキシ(池田貴史)

全国版ではよそ行きの言葉でしゃべってるけど、親戚のおじちゃん
みたいななまりまるだしの、福島版と一番下のバージョンが、もう、
1秒で泣ける。
映っているのは、被害にあった海沿いの漁港などをはじめとする
郡山駅前や福島駅前、そして田園風景。
県内各地のなんでもない風景。観光地ってわけでもない、日常の風景。
それがまたね…もうね…。

もともと西田敏行がドラマとか映画とか出てるだけでも涙腺崩壊する
っていうのに、この、温かいけどどこか寂しげで、でも強い意志の
ある語り口調。
そしてレキシこと池ちゃんの優しく美しいピアノ。
県外の方が見てどういう風に思うのかわからないけど、福島県民の
多くの人は、結構染みるんじゃないだろうか。

いいなぁ、これ。
今だけ、震災のことを考えるときだけのものじゃなくて
一生残して欲しい。

ほんと、いいところなんだよ、福島。
みんなそれぞれに故郷があってその思いがあるんだろうけど
本当に、美しくていいところだったんだ、福島って。

今凄く難しい問題がいっぱいあって、思いだけじゃどうにも
ならない事もいっぱいあって。
世の中の皆が不安でいっぱいだから、心無い事を言う人も
いるし、する人もいる。
だけど、生まれて育った場所だから。
大好きな場所だから。ここは。

また、戻さなきゃいけないんだよな。
感傷だけでなく、実行しなきゃ。