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ジョディー・フォスター 映画人生を語る

2012-07-08 11:55:28 | 海外ネットワーク


  6月30日 海外ネットワーク


  女優ジョディ・フォスター。
  12歳の娼婦という衝撃的な役で映画界に登場した。
  アカデミー賞の主演女優賞を2度受賞。
  ハリウッドスターとしての地位を確立した彼女は
  いま新たな才能を開花させている。
  俳優としてさまざまな役を演じ続けておよそ半世紀。
  “映画は自分の人生そのもの”。

  ジョディー・フォスターさんが監督を務めた3作目の作品が
  日本で公開されている。

  ジョディー・フォスターさん
  「どうしてこんな映画ばかりつくるのかと言われるかもしれません。
   なぜターミネーターのような人気が出る映画をつくらないのかと。
   でも私が監督する作品はみな私そのものなのです。」

  それでも、愛してる
  映画の主人公はおもちゃ会社の2代目経営者。
  ある日 うつ病を診断される。
  家庭にも会社にも自分の居場所はないと感じるようになる。
  演じるのはメル・ギブソン。
  そんな彼を救ったのは
  ひょんなことから左手につけたビーバー人形と会話を始める。
  「あなたは誰です?」
  「これは失礼。
   自己紹介を忘れていた。
   俺のことはビーバーを呼んでくれ。」
  壊れかけていた主人公と周囲の人たちとの関係が
  ビーバーを介することで再びうまくいくようになる。

  
  ジョディーフォスターさん
  「脚本は非常に風変わりですが
   変わっている点が人の心をつかむと思いました。
   一番気に入った理由は
   物語がある意味私の人生に重なる作品だと思ったからです。」

  3歳でコマーシャルデビューし
  幼いときからテレビドラマなどで活躍してきたジョディー・フォスターさん。
  高い演技力と
  スクリーンでの圧倒的な存在感などで日本でも人気を集めてきた。
  アカデミー賞主演女優賞を2度受賞。
  しかし女優としての評価が高まるにつれて
  もっと自由に自分自身を表現したいという思いが増してきたと言う。

  「名声 富 ヒットチャート1位といったもののために監督するわけではないのです。
   それらはもう俳優として手に入れていますから。
   私はこれに感動する
   今の私はこういう人間
   ということを表現したいのです。」

  「リトルマン・テイト」
  「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」
  「それでも、愛してる」
  監督を務めた3つの作品はいずれも
  他人との関係に苦しむ人間の姿を描いた。
  難しいテーマに挑み続けている。

  今回主演したメル・ギブソンさんは長年の友人。
  主人公の難しい心理状態を表現できるのは彼以外にいないを起用した。
  
  「彼なら他のどの俳優にも表現できない何かを映画に吹き込んでくれると思ったの。」

  周囲との絆を取り戻そうとする主人公。
  しかし一方で
  わずらわしい人間関係を断ち切りたいという心の闇が
  ビーバーを暴走させ始める。
  「俺は人形じゃない。
   生きてるんだ。」
  「今すぐに電話を切るんだ。」
  「お前が望んだことを実現してやっただろ。」


  「描きたかったのは
   自分のいやな面も含めてそれが自分だ
   という複雑な心理です。
   私たちの心の中にある暗い闇の部分
   それを明らかにしたくて映画作りに取り組んでいます。
   これまでの45年間と同じことをやるのはイヤなのです。
   映画監督は私にとって自分を表現する新しい方法なのです。」

  今年50歳になるジョディー・フォスターさん。
  俳優と監督という2つの顔で人間の内面に鋭く迫り続ける。
  
  


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