英国紳士の午後

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エスケープ・ルーム2の通常版とエクステンデッド・エディションの違いについて

2023年05月03日 21時36分56秒 | 映画レビュー
エスケープ・ルームという2019年の映画を視聴したら結構面白かったので2も続けて見てみた。
結論から言えば1作目の方が面白かった。

ところでエスケープ・ルーム2は通常版とエクテンデッド・エディションというものが存在する。
この2つは部屋からの脱出シーン以外、冒頭と結末が全く別物になっている。

通常版では主人公のゾーイがベンとミノス社にカチコミかけてやる!といってニューヨークに行ったが、ひょんなことからまたエスケープ・ルームに入り込んでしまい、新たなゲームをやらされることになる。
ゲームを進んでいくと、前作で転落死したアマンダが突然出てきて、実はミノス社に無理やり雇われて仕方なくゲームを作らされていた、というものだ。
なんとか脱出し、通報しミノス社には警察の捜査が入り、ゾーイ達勝利!と思われたが、最後帰るために飛行機に乗ったらまたゲームが始まり、エスケープ・ルームもといミノス社はまだ終わりじゃない!という続編がありそうな終わりだ。

対してエクステンデッド・エディションでは、冒頭はミノス社で脱出ゲームを作らされているヘンリーという男の家の話から始まる。
よくわからないのだがヘンリーの妻は、ヘンリーにミノス社の仕事を辞めて欲しいようだ。妻が家のサウナに入ると、急にサウナに鍵がかかり室温が急激に上昇し始める。ゲームが始まってしまい、脱出しようとするもあと一歩で死亡してしまう。その後、現在の話になり、ゾーイがNYに行って脱出ゲームに参加させられるところは通常版と全く一緒。
酸の雨ステージでタクシーの座席から次のステージに移動するところまでも一緒だが、その後が全く違う。
行きついた先ではクレアという脱出ゲームを設計している女の部屋の前でゾーイは目を覚ます。
クレアは脱出ゲームを作るため、父親であるヘンリーに監禁されているのだ。
クレアとゾーイで協力して脱出!
通報してゲームをやってるところには警察の捜査が入る。
ヘンリーはクレアに、クレアが閉じ込められていた部屋に入れられ、そこで酸素を抜かれて死亡。
そこで終わり。
なお冒頭でヘンリーの妻を殺したのはヘンリーだと思っていたが、実はクレアだったようだ。

なんというか通常版で急にアマンダが出てくるのは違和感があって、無理やり感があった。

エクステンデッド・エディションも最後はクレアのシーンで占めているのでうーん、なんか違う、といった感じだ。ゾーイの話なのかクレアの話なのかよくわからん。脚本だけで観れば通常版のほうがいいように感じるが、なんか1作目に比べて謎解きが雑というか、1作目の脱出の部屋を超える部屋が出てこなかった。1作目以上に謎解きは雑だ。

脱出ゲームをしているシーンは結構面白いのだが、全体的な話の構成がちょっと微妙だったかな。
通常版では、次回作を想起させるような終わりだったが、1作目の興行収入が1億6000万ドルぐらいなのに対して、2作目は6000万ドル程度だったそうなので次回作は残念ながらもうないでしょう。
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