英国紳士の午後

メタルマンをこよなく愛すロックマン系管理人ブログ
メタルマンはメタルブレードで死ぬ

悪魔のいけにえ(1974)

2018年05月16日 09時50分46秒 | 映画レビュー

「悪魔のいけにえ」は邦題で、原題は「The Texas Chain Saw Massacre」である。

旅行中の若者達が襲われるスプラッター系ホラー映画の元祖だと思うが、もしかしたらもっと昔からあったかもしれない。

 この映画は低予算のわりにめっちゃ売れたらしく、続編がたくさんある。この辺がこんがらがっていたが、今回記事を書くにあたりちゃんとインターネットで調べたのでわかった。

 まず「悪魔のいけにえ1~4」までが存在する。だがそれとは別に2~4を無かったことにした1の続編、「飛び出す悪魔のいけにえレザーフェイス一家の逆襲」がある。

が、これ以外に他の会社が作ったリメイクである「テキサスチェーンソー」が存在し、さらにその前日譚である「テキサスチェーンソー:ビギニング」が作られている。

 なお俺は2~4、リメイクの2作は見ていない。今回は、最新作である「レザーフェイス悪魔のいけにえ」をレビューするため、まずは1作目から感想を書いていく。

 見かけのインパクトからレザーフェイスに目が行きがちだが、実際彼自身は兄達に命令されて動く描写が多く、イマイチ本人の殺る気が感じられない。もっとやる気出せよ。

俺としてはレザーフェイスよりもソーヤー邸の内装、兄弟のテンションの上がり具合の方が狂気を感じた。特にほぼ意識のないじい様にハンマーを持たせてヒロインの頭を殴らせようとしてうまく行かないところもヤバい。最後、ヒロインがトラックに乗って逃げ出すシーンの時、ヒロインがめっちゃ喜んでてそれはそれでちょっと恐い。この時、レザーフェイスが悔しいのかよくわからんがチェーンソーをぶん回しまくっててなんか笑える。

 まあけど結局昔の映画なので今見て、すげー恐い><とはならない。古典の名作といったイメージだった。


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ドラえもん のび太の宝島(2018)

2018年05月13日 13時58分50秒 | 映画レビュー

ドラえもんは一時期超絶好きだったが、流石に30代にもなったので「ウオー!!ドラえもん最高!!」というテンションではなくなった。
それでもある程度のドラえもん一般常識にはついていけるレベルの知識はあると思いたい。

ドラえもん声優が大山のぶ代から水田わさびに変わって多分12年ぐらい経過していると思うが、未だにドラえもんは大山のぶ代以外は認めない!!!という原理主義者の方々もおられる。
僕も元々は原理主義者だったが、水田わさびがドラえもんの声優をやることに恐ろしいプレッシャーを感じていたことを知りどうでもよくなった。

ちなみにルパンは声優が変わってからもう20年以上経っているが、未だに「クリカンは下手くそ!芸がダメ」と頑張っている人達もいるが熱心でカッコいいなと思う。

大長編ドラえもんを映画館で見たのは「のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」以来だった。個人的にはオリジナルは超えないなぁと思い、特に面白かったとは思えなかった。今回「宝島」を見るにあたり2017年の「のび太の南極カチコチ大冒険」も見てみた。これは伏線もはっていて、話がよく出来てるなぁと思ったが最高だった!!とは思わず、まぁ及第点といった印象だった。

久々に大長編のドラえもんをわざわざ映画館まで足を運んでまで見たい!と思ったのは、今作のキャラデザにある。初めて「宝島」のポスターを見た時に絵が古い!思った。昨今の目が大きなドラえもんからちょい細長い目をした1980年代後半イメージのドラえもんへと変化していた。ドラえもんだけではない。のび太やしずかちゃん、スネ夫、ジャイアンもキャラデザが全く変わっており、これだけでも「見てみたい!」と思わせるビジュアルだった。

が、だからといって話の内容は特に期待していなかった。
正直、昔のドラえもんも子供の頃に見たから印象深く、面白いと思っているだけで全てのドラえもん大長編が面白い!かというとそうでもないと僕は思う。
なお「創世日記」、「夢幻三剣士」、「宇宙漂流記」のあたりはあまり好きではない。
といわけで今回の「宝島」についても「南海大冒険」のリメイクみたいなもんだろう、と期待はしていなかった。

前置きが長くなったが「のび太の宝島」を見た感想は、とにかく最高だった。
あまり期待していなかったこともあるとは思うが、本当に面白かった。
僕の中では史上最高のドラえもん映画だったと言える。
制作陣も相当ドラえもん大好きなんだな、とも思わされた。
というか30代~40代向けのドラえもん好きのための映画だったと感じる。
理由としては
・過去作のオマージュ
「のび太の恐竜」ではのび太が恐竜がいなかったらスパゲッティを鼻から食べる、という約束をするシーンがあったが、今作でも宝島がなければ鼻からカルボナーラを食べる、といった謎の約束をする。また石頭でバリアーに突っ込むシーンは「雲の王国」のオマージュだろう。シルバーのところにいくときに迷路を辿っていくのは「ブリキの迷宮」を思い出させた。他にも色々あると思うが、1回見ただけなのでそれぐらいしかわからなかった。

・道具のセレクション
時限バカ弾、重力ペンキ、四次元くずかご、名刀電光丸、風神うちわなど大長編に出て来た道具がたくさん出てくる。浸水した船から海水を出す時に四次元くずかごを使っていてセンスがあるな、と感じた。また救命イカダが出て来たときは感動のあまり、少々涙してしまった。

・おじさん、おばさん達向けのキャラデザ
昔懐かしい絵柄で、30~40代のおじさん、おばさんでも楽しめる!

・なんかわかりやすく泣けて、なんかカッコいいような気がするシーン
なんかそういうシーンがあってよくわからないけど感動する!

・エンディングの星野源の曲がなんかいい
いい曲だとは別に思わなかったが、途中のフレーズに「ぼく ドラえもん」が入っており、それだけでうーん、いい曲だと思ってしまった。

とにかく面白くて泣ける映画だったが、脚本には少々粗があるのも否めない。シルバーパッパは、なんで海賊になったのかはよくわからなかった。中二病になってしまったのか?いわゆるノアの方舟を作って宇宙に脱出したい、というのはわかるが海賊になる意味はあるのか?財宝を集めてる意味もよくわからん、あとで加工するのか?

あと最後いい感じで未来に帰っていったけど、未来の地球が破滅するのは一緒だし解決出来たようで解決出来ていないのもちょっと気になった。

脚本の粗なんて探しだしたらキリがないが、この映画は本当に良かった。ドラえもん史上、最高!と言える映画だったと思う。これまでは旧「鉄人兵団」が不動の1位だったが、今は今作「宝島」が1位となった。
ドラえもんが好きなら是非とも一度は見た方がいい作品だった。
見ておいて良かったぁ。

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