英国紳士の午後

メタルマンをこよなく愛すロックマン系管理人ブログ
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地域支援体制加算4、算定要件9項目について

2022年05月11日 17時58分35秒 | その他

この9項目の内、8項目以上を満たすと地域支援体制加算4が算定可能。

① 薬剤調製料の時間外等加算及び夜間・休日等加算の算定回数の合計が400回以上であること。
・休みの日とか時間外にも開けろ!ってこと。どういう薬局ならとりやすいんだろうか??
 日曜日に開けてれば処方がガンガン来るというわけでもあるまい。これは無理。

② 薬剤調製料の麻薬を調剤した場合に加算される点数の算定回数が10回以上であること。
・麻薬10回以上、これは俺はどうしようもないなー。他の人に任せよう。
 麻薬の調整のためにクリーンベンチがあったほうがいいよなぁ、と思わされる。

③ 調剤管理料の重複投薬・相互作用等防止加算及び在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料の算定回数の合計が40回以上であること。
・残薬がある場合に医師に連絡して削除となったら算定可能。
 服薬情報等提供料2と比較すると、
 その場で削除→重複投与・相互防止加算
 お医者さんに報告しておきますね~→服薬情報等提供料2
 これほんと微妙で、患者によっては次回でいいと言う人もいるし、今削除して欲しいという人もいるので使い分けが大事。
 もらっておくよ、という人もいるしもういらないという人もいる。

④ かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料の算定回数の合計が40回以上であること。
・かかりつけ

⑤ 外来服薬支援料1の算定回数が12回以上であること。
・他でもらった薬を一包化してあげたりするやつ

⑥ 服用薬剤調整支援料1及び2の算定回数の合計が1回以上であること。
 1は6種類の内服薬処方から2種類薬を減らすことで達成。うーん、これは難しい。
 2は6種類以上の内服薬処方が出ている患者で、患者から薬減らせないかなーと相談があったときに、
 他院処方でも薬が出ていて重複投与になりそうな場合
 薬のリスト報告書を作ってお医者さんに送付してあげれば算定できるので
 2のほうがハードルは低いと考えられる。
 患者からの申し出というが、こっちから薬多いですね、減らしたくないですか?と提案すればよいだろう

⑦ 在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急時等共同指導料、居宅療養管理指導費及び介護予防居宅療養管理指導
費について単一建物診療患者が1人の場合の算定回数の合計が計24回以上であること(在宅協力薬局として連携した場合(同一グループ薬局に対して業務を実施した場合を除く。)や同等の業務を行った場合を含む。)。(中略)
・在宅、居宅を24回以上行く!

⑧ 服薬情報等提供料の算定回数が60回以上であること。なお、当該回数には、服薬情報等提供料が併算定不可となっているもので、相当する業務を行った場合を含む。
・薬余ってたらお医者さんにチクったりするやつ

⑨ 薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定制度等の研修認定を取得した保険薬剤師が地域の多職種と連携する会議に5回以上出席していること。
・地域の他職種連携会議とかに出る

以上より今の俺が注意して取れるよう意識する必要があるのは、
③重複投与・相互防止加算
 薬、その場で削除パターン。これはまぁまぁいる印象。残薬は聞いてかないとね。
⑤外来服薬支援料 
 これは厚生局の返答待ちなんだよな、どういうパターンでとれるかを確定させたいのだが。
 厚生局にFAXして1か月が経過。
⑥服用薬剤調整支援料
 これどういうパターンの処方で取ってるんだろう。しかも年1回だから非常にとりにくい算定ってことよね~。
⑧服薬情報等提供料2
 これはなんかちょいちょいいるのでまぁなんとかいけるんじゃないかなぁと思うが。重複投与・相互防止加算と併せて残薬は確認していかないといけないね。

この4つを意識して頑張らないといけない。

行政区によって微妙に違うことも理由の一因だと思うが、インターネットで調べても「こういうパターンで算定できたよ!」というナレッジがなさすぎる。今後、算定出来たケースについてインターネットで相互に確認できるようなナレッジを作っていきたいなと思う。

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薬剤師3年目として思うこと

2022年05月09日 10時47分02秒 | その他

薬剤師として3年目に突入した。
とは言っても、今の薬局(社長)の影響を受けまくっているため、この内容が他の薬局で当てはまるかというとそうでもない。
が、現状の自分の仕事に対する考えをまとめておこうと思う。

◆薬剤師の仕事についてやるべきこと
・報酬改定に従って点数を算定していける薬局をつくっていくこと
国の意向に沿って点数を取っていけるよう、報酬改定の際にどうすれば算定要件を満たすことができるか。
また算定要件を満たした上で実際に算定していけるよう、普段から患者との信頼関係を構築していくことが大事なことだろう。

・声掛けしない理由を作らないこと
かかりつけ薬剤師の署名、後発品への変更などは中々難しいし、患者に嫌がられることで自分が傷つく恐れがあるため、声掛けしたくないと思ってしまう。
が、声掛けしないといつまで経っても要件は満たさないし本当に薬出すマシンになってしまう。
薬剤師のやることは薬を出すことではなく、国の意向に沿って点数を取っていくことなので、そのためには声掛けは嫌でも必須。
恐いから声掛けしないは職務放棄とすら言えるだろう。

・患者をお待たせしないこと
早く薬を受け取って帰りたいという患者がほとんどだ。
服薬指導については用法や薬が変わったときにはサラっという必要があるとは思う。
が、定期処方についてごちゃごちゃ言うのは患者の時間を奪う行為、特に長々と言う必要はないだろう。
言うのであれば患者の財布、服装についてワンポイントがあれば「それいいですね」とお声かけしたり、患者との関係性を構築するお声掛けが大事。

・長くいる事務さんのほうが患者との信頼関係が出来ていることがある。
書いてみれば当たり前なのだが、信頼関係は会った回数に依存するとの研究結果もあるので、長くいる事務さんのほうが患者との信頼関係が出来ていることが往々にしてある。
しょうがないことだが、長くいる事務さんのほうが患者の検査値、症状などをうまく聞き出せることなども珍しくない。
薬剤師としては仕事をとられた!と思ってしまう側面もあるのだが、これは信頼関係が出来ていないのでしょうがない。
こういう時は薬を出すための免罪符的存在になり、無理にうまく話せる人と対抗してしゃべる必要はない。
出来ることは出来る人に任せた方がいい。

◆今できていないこと
患者のおくすり手帳を見て、他薬局から薬を受け取っていたら「このお薬、うちでもご用意できますよ」とお声かけする必要がある。
が、中々出来ていない。これは結局は言うのがめんどくさいからではあるが、言い訳としては「病院近くの薬局でもらってるよね」という妄想があるからである。別にそれならそれでよい。が、声掛けはしたほうがいい。
病院門前は薬をもらうのに長時間かかるケースもあるため、うちで渡したほうが早いパターンもあるため、「うちでも扱ってますよ」の声掛けは重要。
声掛けした患者の中の1人でもうちに処方箋を持って来てくれたら御の字だろう。声掛けしないと始まらない。

ごちゃごちゃ書いていて思ったが、医療業界はどこかで利益を求めてはいけない、といった空気があるように感じる。
結局一企業なので、利益の追及は必須。

またこれらは今の薬局はこういう感じでやっているため、その影響を受けてこう考えているに過ぎない。
他の薬局ではまた違ったスタイルがあるだろう。が、今後自分薬局の経営に携わることがあるのであれば上記を実践出来る薬局にしていきたい。

薬局の数字などは把握出来ていないが、たくさんの患者に来てもらうことより、処方箋単価を上げる努力をすべきだろう。

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