ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

ねこいるといいなあ

2017-03-02 21:39:56 | 低学年読み聞かせ
 1年生の国語の教科書(光村図書)の最後に
佐野洋子さんの「だってだってのおばあさん」があります。
担任の先生から、佐野洋子さんの作品の収集と
読み聞かせを依頼されました。

 没後何年になったでしょうか?佐野さんの作品の魅力は
色あせることありません。図書室にはあまり蔵書がないので
公共図書館から借りてきました。

 図書の時間に何冊か紹介をして「おぼえていろよおおきな木」を
読みました。前の学校にあって、好きだった作品です。
主人公のおじさんの斜めにものを見ることがやがて悲劇を生み
でも再生されていくお話です。
1年生に理解して貰えたかな?
 さて、次の図書の時間は「ねこいるといいなあ」を読みました。
佐野さんの作品といえばねこは付き物ですね。
こちらは、ねこが欲しくてたまらない少女の空想のねこの
話です。ニャーニャーニャーとたくさんのねこが
おはなしに出てきて少女が戸惑ってしまうものの
最後はおかあさんの姿をみて安心するというもの。
こちらの作品も物語の構成が巧みだと思います。

 担任の先生には「佐野洋子 追悼総特集 100万回だって
よみがえる (KAWADE夢ムック)」を紹介しました。
こちらは佐野さんの軌跡がわかる本で「ぜひ読みたい!」と
見て頂けました。

 教科書に掲載されたお話、今後もその作者の作品を
知り、広げていけるように準備していきたいです。