鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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Old Gowrie と Marlin Flake

2020年06月14日 | パイプタバコ
2020年 6月

このブログの記事として
Rattray - Marlin Flake (British Collection) その①
Rattray - Marlin Flake  その②
Rattray - Old Gowrie (British Collection)

Marlin Flake と Old Gowrie について以前に書いたのですが
後者については 1年前の記事になります
今再喫しているのですが おおむね同じような印象になるのですが
少し感じが変わりました。
その辺を含め Marlin Flake との違いを考えてみたいと思います

  
今回再喫している Old Gowrie ですが

その前に Old Gowrie って何? ってことですが
スコットランドの貴族の名前だそうです

初代の Gowrie のことだそうですが チャールズ ラットレーは土地柄敬意を表して
この名前を煙草のブレンドに付けたようです

ガウリー(伯)
[生]1541?
[没]1584. スターリング
スコットランドの貴族。新教徒で,メアリー・スチュアート反対派貴族の一人。 1581年未成年の国王ジェームズ6世 (のちのイングランド王ジェームズ1世 ) が旧教貴族の支配下にあったため,2代マー (伯)らとはかってルースベン事件を決行し,一時権力を掌握したが,83年王が脱出して形勢逆転し,大逆罪で処刑された。


ガウリー陰謀事件 とは
1600年スコットランドで起ったとされる国王誘拐未遂事件。同年8月5日,国王ジェームズ6世 (のちのイングランド王ジェームズ1世 ) は,狩猟中に廷臣 A.ルースベン (初代ガウリー〈伯〉の3男) に誘われて,その兄の3代ガウリー伯ジョン・ルースベンのパース近郊の館に捕われたが,急を聞いて駆けつけた護衛兵がルースベン兄弟を斬り,王は事なきを得たというもの。この事件は王みずから公表したもので,しかも彼はルースベン家に多額の負債を負っていたことから,王が捏造したか仕組んだ事件と疑われている。

これを見ると スコットランドのあの辺り Perth とか Stirling 辺りの貴族だったようです
なので ラットレー にとっては地元の名家 ということになります。



前回の教訓を生かして ブロウクンフレイクは解さず そのまま軽く詰めるだけ
という喫い方をしていますが
そう言う詰め方をすると 実に甘いいかにもバージニアという美味しい喫煙を愉しめます。


再喫の印象を箇条書きにしてみますと
1 やはり ロイヤルヨットのような ヨーグルトテイストの独特の甘味を感じる。
2 ブライトバージニア本来の レーズンの様な甘味をたっぷり感じます
3 ペリクはごくわずかしか効いていない 軽い酸味を感じるだけ
4 ケンタッキーのストロング感は ほぼ感じません
5 シトラスとグラスのテイストを強く感じます
6 ダークバージニア ということですが よく熟成されたブライトバージニアブレンド
であるという印象が強いです。 レッドバージニアの味の濃いTangy な感じはしない。

7 ヘイの香りとたばこ感はそれなりにあります
8 ケンタッキーは Three Nuns に見られるようなヘイを少し醗酵させたような 酪農的な
味わいを感じさせるような気がします・・・。

9 甘さは強いのですが 少し酸味が欲しい所になります
美味くて喫い易いのですが 甘さが強すぎて少し単調になります。


おおむねこんな感じになりますが
よく出来たブレンドで 甘くて独特の風味を持った美味しいブレンドかと思います
ただし 何度も書きますが 少し甘さの部分が強いので 私ととしてはもう少し
酸味が欲しい所になります。 その方が飽きが来ないのかと思います。



さてここで Marlin Flake との比較になりますが
どちらも ダークバージニア としか記載されていないのですが
どう考えても 同じバージニアとは思われない味わいとなるようです
それ位 味わいは違ってくるようです

製造工程的には ケーキを加熱加圧して 3か月寝かせたのが OG
BC と ダークバージニア ペリクを ケーキにしてのちスライスしたのが MF
となりますが、どれくらい寝かせたのかは記載がありません

OG HOW(ハロ・ザ・ウインド)BC(ブラウン クルーニー) は
この製法上の3兄弟 という事のようですが 
MF に関しては そういった記載がなくBCが入っていることも違うので
異なる製法にてのブレンドかと考えてしまいます・・・
しかし MF と OG は兄弟の関係であると書いてあるから困ります・・・。


そこで 両者の味の違いを これまた書き出して見ると
1 ブライトバージニアの存在を強く感じるのが OG
  MF においては その存在はほとんど感じません

2 ペリクの酸味をより感じるのは MF 伝統的 VaPerといえそうです。
  OG に関しては ほとんど感じません

3 落ち着いた甘さを感じるのは MF レッド ダークバージニアの甘さを感じます
  OG の甘さはブライトバージニア由来の軽い明るい甘さになります

4 甘さという点では OG>MF
  酸味という点では MF>OG
  きめの細かさという点においては  OG>MF
  旨み という点では  MF≒OG
  強さという点においては MF≧OG
  ヘイテイストと アーシーなタバコ感という点で MF>OG



このように考えます
元々 ダークバージニアという記載しかないのですが
加圧加熱されたバージニアの事を指していると思われ
原料葉の構成は違うものであると考えてしまいます

なのでそういった要素を考えると 味わいも違ってくるのだと想うわけです

上記の 4 がすべてをあらわしているのだと思うのですが
少し酸味が強いのを美味いと感じるこの私は
MFの方が好きなブレンド ということになります


しかしどちらも 美味いブレンドであることに変わりがありませんね
喫い易くて味も濃いめで よく出来たブレンドになっています

ハロ・ザ・ウインド がどのように違うのかも興味のある所になります
そんな事を考えました
それでは また
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