碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1709- 商店のコンビニ化

2017-09-16 | 日記
 薬屋さんが、飲料とかお弁当まで売っているのは変だが 先日中古本を扱う「ブックオフ」に行き同じような様変わりに驚いた。
近くに本屋さんが無くなり、古い本なので低価格でもあり 3年振りに行ったが 本エリアが狭くなり 代わりに家電品・楽器・オーディオの中古品販売されていた。本のブースは僅かなので「日用雑貨オフ」と店名を変えた方が良い位だと思ったが、若いお客が沢山入っているので お店としては成功しているらしい。

 元々は、読み終わった本を買い取り 整備して低価格で再販売する本のリサイクル・ショツプだが 売れるなら 何でも扱う事に 戦略を変えたのだろう。
ここもチェーン店なので、起業した店主はおらず 商品の拘りよりも売り上げ本位なので 商品も次々様変わりする事もその拠点責任者の才覚になる利益至上主義なのだ。

 コンビニ経営は売れた商品の数データが納入業者もリアルタイムに得られ それを見て即補充するシステムと聞いた。それ以外に、全国的な売上データから 一部の地域での人気商品を 売れていない拠点に並べさせ全体売上げを増やすこともあるそうだ。何処にでも出来た「〇〇キヨシ」「〇〇ドラッグ」のお店も薬に限らず、食品から雑貨まで売れるものなら何でも品揃えするのも結局 みんなコンビニと同じなのだ。
 素人が考えても、需要と供給で商売は成り立っているが 物が溢れ過ぎ供給過剰になると 売手100人に買手は10人・・となり 生き残りをかけてこの様なお店が増えるのだろう。しかし、魚屋さんが魚が売れないからと野菜を並べている内に 魚屋と言う看板の八百屋さんになる。
店は同じでも倉庫の様な棚と、多品種に変わり売る物が拡大し 客の立場からは目的のものが見つけられず店員もいない・・「いっそのこと通販で」と言う悪循環だろう。
 
 専門店の店主が言う「この商品の良さを知って貰い、顧客に喜ばれる事が商売の目標」みたいな言葉は今は古臭いのだろうか。各地シャツター商店街の出現も、観光地の土産物店と同じように どの店も売れ筋商品ばかり並べて どの店も売り上げは増えない・・大量生産の過剰品種店ばかりの、専門店は絶滅した商店街になれば買い物の興味も無くなって行くのかも。

 これもブックオフ広告にあった他店写真・・・こんな感じ。薬屋で弁当を売る時代なのだから仕方がない、