碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1310-海王丸の登檣礼 (とうしょうれい)

2013-10-30 | 
  海洋訓練船の四本マストの海王丸がまた入港した。今度は一週間ほど滞在していたので出航する今日の午後、登檣礼の儀式で神戸港に別れを告げると言うので 「とうしょうれい」とは何だろうと野次馬に出かけたが これが意外と感動的なセレモニー。最初に神戸の海上保安局の役員が、整列した船員を前に訓練生への期待と無事な航海をと挨拶し、船長が神戸港にお世話になった返礼をする。そして、神戸消防局の音楽隊が とも綱など引き上げる出航準備の間 ジャズのスタンダードなど賑やかに演奏し、最後の錨と綱が引き上げられるのを見て勇壮な「錨を上げて」の演奏。見学者も、乗組員も盛り上がった中で 乗組員の商船学生達が縄梯子を駆け上り始める。
 これは、一挙に登らず4チーム程に分かれて 定位置に確実に着いたのを確かめて間欠的に登る。説明によると姫路と石巻の商船学校の核50名で計百名が9ケ月間でこの12月に訓練が完了するそうだ。登檣礼と言うのは「船員がヤード(マストの横棒)に登り、各配置点から見送り客に謝礼をする儀式。意味は、船員が戦闘態勢(帆掛け・砲準備など)出来ない位置にいて戦闘を意図していない事を相手に示す・・と言う事らしい。

 見上げても見えない高い位置から帽子を振りながら全員が「ごきげんよう」と叫ぶ。女性船員も交じって登っているのが見えるが、恐ろしい高さで風のある日は、とてもじゃなさそう。船首の女神の名は「紺青」(こんじょう)で日本丸「藍青」(らんじょう)の妹だそうだが能管を手にするその姿は優雅で気品を感じさせる。儀式から出航まで1時間、出航して行く船が汽笛(汽笛吹鳴と言うらしい)を三回鳴らして去って行った。野次馬も寂しくなる「ホタル光」が演奏される中で 船員のヘルメット振りに応えて手を振るのだが 乗組員とは無関係の部外者でも何か悲しくなる・・・感動的なセレモーだったが次は、出航よりも入港の方が明るくて良いのかも。









船首は女神 紺(こんじょう) 気品代表だ。  こんな訓練を受けられた若者達は、どんな者でもきっと将来は明るい筈だ。 

1310-変型の運搬船

2013-10-30 | 
 ここにいると、毎朝大きな船が目の前を通過したり、出入するのが見える。普段は、大型客船・大型タンカー・釣り船群なのだが今日は、島の北東バースに船首だけの白と青に塗り分けた運搬船が向かっているのが見えた。ズームして見ると、「日王丸(にちおうまる)」と読めた。北東バースには同じ色の船尾だけの作業船が停泊しているので、初めてこれと結合するのだろうと興味がわいた。場合によっては、歩いて近くに行って見ようと観察していたが、胴体同志を近くまで寄せたのだが そこから先で作業が止まっている様だ。
 早速、ネツト検索で調査・・・日王丸は日産の車両運搬船で昨年1月に就航した最新鋭の技術満載の「省エネ・スマートシップ」。一万二千トン、車両看板を7層を持ち一層300台の能力、自走して収納でき横須賀追浜と神戸・九州を毎週2往復しているとあった。昨年、世界のニュースでも取り上げられている船で、横揺れを上部に着けた水タンクの水をコンピューター制御してローリングを防ぐらしい。
夕方には二艘とも、どこかに出航してしまったが 船尾と船首は色は同じでも別行動して働いているらしい。そういえば船尾は「フェニックス」と別名だが何をする役目なのだろうか。空港の車両と同じで、用途に特化した船は面白い。