碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1612- 2017年賀状の印刷

2016-12-06 | 日記
 模型の清掃と並んで、暮の作業に年賀状作りがあるが今日 やっと印刷を始め一段落した所だ。来年の、年賀状は干支でも山でも雪でもない 瀬戸内海の風景を選んで見た。
 来年の干支、鳥は鶏は飽きるので 庭の野鳥をと思ったが 写真を拡大してみると鳥はどいつも目つきが鋭く新年向きの顔に向かないらしい 犬のような可愛げのある野鳥は一羽もいないので 風景になってしまった。
 岡山に住んで40年を越えたが、好きな場所は牛窓のオリーブ園から望む瀬戸内海が一番好きな場所になった。まさしく日本の原風景だと思っていてドライブがてらに 良く訪れる場所でもある。この写真は11月の秋に撮ったのだが まぐれ当たりの良作なので 新年に岡山の景色の紹介も良いのかも・・と。

 印刷はがき夫婦で150枚、妻は別の写真だが 今年年初は不足し買い足しをしたが メールで済ます相手も増え 来年は多分足りる筈だ。印刷は昨年からB社プリンターに替えたので過去発生していた失敗は無くなり作業も約二時間で楽々完了出来た。

 手書きよりも印刷賀状は味気ないが、メールだと人との関係は更に薄くなってしまう気がする。これに宛名を手書きして出すが、印刷の上に 一言コメント位を加える事を心掛けて投函するつもりだ。

 選んだ写真について・・
   11月に牛窓オリーブ園(樹木畑の様な場所)山頂から見る瀬戸内海 ・・ここのサンセットもビカ一だ。


  写真の左前方に見える前島、渡し船で島に渡ると民宿があるが 今の季節 そこで出される養殖カキの酒蒸しは最高だ。

1612- 仏国王の帆船 ラ・シレン

2016-12-06 | 日記
 全船体が銅タイル張りの、「帆船カテイサーク」だが1メートルを超える大きさなので昨年解体焼却したが 残っている最大はこの「ラ・シレン」になった。
伊コーレル社のキットで、製作に約4か月も掛かった記憶がある。労作なので 残しているが清掃とメンテナンスだけでも大変だが この威容にはは存在感がある。

 歴史では1700年代フランス国王の為に作られた最新鋭のフリゲート艦だったそうだ。デザイン・構造・流体設計面で当時絶賛され 隣国の英国でもこの「姉妹艦ユニコーン」が建造された。この船は4年前に米スピルバーグ監督が映画「タイタンの冒険」で、使った事でも有名。





 昔は船の推進力は風だった。エジプトで発見された絵皿に「風を受ける帆を備えた船」と言う記述があったのは紀元前2千年前なので もう相当昔でまだ日本が縄文式か弥生時代の頃なので 帆船の知恵も無かった頃だろう。

 欧州ではバイキング船を起源とする横帆の北方船と、ローマ商船を起源とする縦帆式の南方船の二方式があり 横帆の帆船は風上に切り上がる事が出来なかった。
それが縦帆式を取り入れて 65度の切り上げが出来る様になり 格段と帆船の性能が向上する。
 それは15世紀からその融合が始まり18世紀後半に高速帆船クリッパーが登場し 大航海時代の高速帆船が登場したのだが 帆船ルートは東回りでロンドンを出たら、アフリカの南を回り、オーストラリアを経由して 南アメリカのホーン岬を通過してロンドン港に戻る一方通行だった。帆船が逆方向に回ると、風向きで進めなかったり 悪天候に遭遇すると海難事故に遭遇していたそうだから 船乗りになる男は命がけの仕事だったのだ。

 この「ラ・シレン」は、その時代よりも150年程前に出来た大型帆船だが 四重の帆を3本マストに張り 多くの大砲・内装・救命ボートを備えた豪勢な軍艦を眺めている内に バンダナを頭に巻いた船員が狭い船内を走り回っているのが見える様ではないか。