工場長の製作日誌

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ルーマニア鉄道に乗る その3 ティミショアラ(2)

2024-02-15 20:52:19 | 旅行


1月1日のティミショアラ北駅
旧市街の西側にあり北というほど北ではないような気がするが、ティミショアラで一番の駅である。
地下のロッカーに荷物を預け、駅の周りを散策。
新しい感じのロッカーだったがいわゆるコインロッカーではなく、トイレ番のおじさんにお金を払って使わせてもらう方式になっていた。
駅舎とその周辺は改修工事中。
この共産圏チックなデザインの駅舎も建替えかと思ったが、完成イメージを見ると駅舎はそのまま残るらしい。
ルーマニア全体で感じた事だが、この国のインフラは多くが壊れかけか工事中のような状態だ。



ティミショアラのトラム
太っちょでおへそライトの特徴的な車両が使われている。
この車両は古いタイプで、新型車がかなり多めなので注意。
駅の西側でループ線になっておりトラムは折り返しになる。



如何にも共産圏チックなビル壁画。
モチーフはよく分からなかったがおそらくタイルで表現されている。

駅西側にある細くて長い歩道橋を渡り北側にある機関区へ向かう。
三鷹にあった跨線橋を小さくしてサビサビにした感じのものだった。



保存されている蒸機の上を通る。
今見ると明らかにドイツの52型である。
ルーマニアで自分が降りた駅にはすべて蒸気機関車が飾られていた。



駅の北には広い機関区がある。
この機関車たちはCFRの所属ではなく貨物列車を運行する会社の所属とおもわれる。
こんな感じで機関車の形式は少ないが、塗装はバリエーション豊富である。





巨大な給水塔を過ぎると歩道橋の両側に立派な扇型庫が2つ並んでいる。
これは一見の価値あり。Clasa77が2両佇んでいた。
これは西側のもので、東側のは跨線橋からは見にくいが機関車が納められているようだ。


機関区の傍らには大量のDCの廃車体がレールから外され打ち捨てられている



Clasa77は更新された数両以外はみんな廃車されているようだ。
ネットで探すと黒海沿岸のコンスタンツァ辺りに青色に塗られた77があったようだが現役なのかは不明。
ルーマニアまで来て何を見ているのかというのはまぁ確かにそうw



こちらはClasa79
元東ドイツのレールバスで日本でもそれなりに知られている?
これも大量(Googlemapで見ると16両)にティミショアラ機関区に放置されている。
たぶんルーマニアにやってきた全車両がここに集められていると思う。
青系塗装と赤系塗装の車両がある。

駅へ戻って現役車両



DB(ではない)



Sudostbayernbahn(ではない)

ドイツのバイエルン地方で使われていた中古車のようだが、消し方がやっつけすぎるw



一方こちらはフランスの中古車
ルーマニアには地方ローカルを運行するRegioCalatoriという民間会社があり、ローカルDCは多くがこの会社の運行になっている。
この会社は主にフランスから中古車を入手して運行している模様。

先のドイツの中古車はCFRとRegioCalatoriのどちらの所属なのか?
DBではないことしか分からない・・・



荷物を回収し、アラドへ向かう。
客車とお揃いのこの塗装が良く似合う。
このあたりの列車は普通列車では2両、国際列車とかでも長くて6両とかなので、客車列車の長いのは見ることが出来ない。


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